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夏帆とのデート

その日の夜食卓にて。


「はぁー」


「どうかしたの海斗?」


「なんでもないよ母さん」


なんで夏帆に芽衣との行為がバレなきゃ行けないんだよ。


っていうか芽衣は恥ずかしくないのかよ。


海斗はそう思いながら隣にいる芽衣の方を見ると芽衣は何を思ったのか海斗の掌を握ってきた。


はぁーやっぱ芽衣ってどっか抜けてるよな。


それからご飯を食べ終わり海斗が部屋に戻ると芽衣も部屋に入ってきて甘えてきたりしたがあっという間に一日が終わった。


朝、目を覚ますと寝る時には部屋に戻ったはずの芽衣が布団の中に潜りこんでいた。


芽衣を見た海斗は驚くことなくただため息を小さく吐き芽衣の白い髪の毛を撫でた。


そういえば芽衣は夏帆と違って髪の色前と変わってないんだな。


ん?何かおかしい?


なんだ何がおかしい?


ここに戻ってきてから前との違和感。


前のこの世界はこんなんだったか?


ドンッという音と共に夏帆が部屋に入ってきた。


「いつまで寝てんのよ!」


「って何!芽衣と一緒に寝てるのよ!」


「ん〜うるさい〜」


「うるさい〜じゃないわよ芽衣!」


「なに海斗と寝てるのよ!」


「お姉ちゃんだから?」


「義理でしょ義理!」


「っていうかバリバリ弟のこと狙ってる奴が姉という立場を利用していいと思ってるわけ!」


「え?」


「いいんじゃない?」


「も〜〜頭がこんがらがってきた」


「速くベットから出なさいよ!」


「ほら芽衣来なさい」


「海斗は支度して」


「え?なんで?」


「今日は私とのデートでしょ!」


「あっそっか」


夏帆は芽衣を連れて部屋を出ていき海斗は支度を始めた。


今何時だ?


ってもう10時過ぎてる!


夏帆待ってたのかな?


海斗はそう思うと凄い勢いで支度を終わらせ下を降りて行った。


「ごめん待っててくれたの夏帆?」


「昨日8時に公園で待ち合わせしたのに全く来なかったから家に行こうと何度も思ったのよ」


「でも久しぶりの2人のデートだったから起こしに行くようなことしたくなかったのに10時になっても来ないから来たわよ」


「誠に申し訳ございませんでした!」


海斗は勢いよく土下座をし謝った。


楽しみにしていてくれた夏帆に待っていてくれた夏帆に誠心誠意の土下座をリビングで芽衣がご飯を食べている中した。


「いいわよ」


「あなたそういうとところがあるの知ってるから」


「明日は私だからねデート」


「あと早く行かないと2人の時間が減るわよ」


「そうだなありがとう芽衣」


「そうねありがとう芽衣」


「じゃあ行こうか」


ほんと明日は独り占めするのは私なんだから。


いや帰ってきてからでもある意味独り占めか。


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