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UNOPENED  作者: 風城国子智
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3 戻された手紙

 新品の郵便受けの中に入っていた、見慣れた封筒に、小さく唇を噛み締める。あいつに新しい住所を教えたのは、やはり、間違いだったかもしれない。苦い感情をごまかした次の瞬間、握り締めていたはずの手製の封筒は郵便受けに戻っていた。

「早くっ!」

「試合、遅れるぞ!」

「今行く!」

 新しい友人達の声に、感情を隠して大声を上げる。

 あいつのことは、忘れていない。恩もある。だが、この場所で上手く生き延びるためには、本当の自分を隠し、努力して仲良くなった今の友人達を大切にすることの方が、重要。

 封筒を戻した郵便受けに、小さく頭を下げる。

 次の一瞬で、思考は、友人達と挑む今日の試合で用いる戦略へと切り替わっていた。

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