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【20200207】

【読者の反応】

「で、できません」 33.3%

「や、やってやる!」 33.3%

「あの……子作りは……」 33.3%

「先代の操縦者……ハハーン?」 0%


#ツイッタゲーム

「で、できません」

反射的にそう答えてしまったが、クリオネ姉さんの刺すような視線に慌てて言い直す。

「や、やってやる!」

ああ、満面の笑顔になる。この答えが正解だったのか。俺は気がゆるんだのか、うっかり口を滑らせてしまった。

「あの……子作りは……」

お、俺の口ッ!

「設計図はある」

クリオネ姉さんは、妙に優しく、俺の頭へと手を置いた。

お叱りを覚悟していた俺は思わず肩の力が抜ける。

『名前はルルという』

脳内にひさびさクリオネ姉さんの声が響く。それだけじゃない。何か大きなイメージが転送されてくるのを感じる。これが設計図とやらなのか?

『取り込みますか?』

『はい』という回答が、俺の脳内の声とクリオネ姉さんのアクセスしてきた声とで重なる。するとなぜか、クリオネ姉さんは笑った。今まで一度も見たことがない、自然な、可愛い笑顔だった。

『再構築内容を変更します』

その後に脳内の……ウラシマの声から告げられたイメージが、

自分の感覚に直すと三分くらいの時間を表すのだとわかる。

その三分という、体感時間ではとても長い時間を、俺たちは無言で過ごす。クリオネ姉さんの表情を見ていると何か問いかけるのも悪い気がして、俺もずっと沈黙を守った。

『そろそろか』

クリオネ姉さんが俺の頭から手を放す。

『外装、構築完了』

いつの間にか、クリオネ姉さんを見下ろしていた。さっきのカンちゃんの姿の時より確実に背か高い。それに……付いてる。男の体だ……自分のモノではないとはいえ、なんだかホッとする。

あれ? ちょっと待って。子作りの件、まだ回答もらってない気がするけど……いやいやいや。

「では早く我を倒せ」

……押し倒せってこと? まさかね、と、心の中で自分ツッコミをしたときだった。クリオネ姉さんがあの目玉でこの部屋から通路を開いた。距離はあるが外まで繋がっている。

「我を倒す理由を、与えねばならないようだな」

クリオネ姉さんが床を一蹴りすると彼女はもう外に居た。

そしてあの目玉を俺へと放る。現役乙姫の目玉だったやつだ。 これが倒す理由? でももう取り返しちゃったし……混乱している俺の目の前でクリオネ姉さんの通った通路が閉じる。閉じきる前に、クリオネ姉さんの声がわずかに聞こえた。

「あの娘の首はつながりも再生もしないぞ」

ちょっと待って!

最速で外へ! カンちゃんの所へ!

そして何か武器と……せめて服を!

『射出準備完了、外装装備急速展開』

俺が手にしている乙姫の目玉に淡い光を見つけた次の瞬間、俺は凄まじい圧力を覚え、視界の上方が遥か下方へ消し飛ぶのを感じた……俺自身が発射されたのか?

さらには頭の上で何かを弾く音。

見ると俺の体はクリオネ姉さんとカンちゃん達との間に割って入り、クリオネ姉さんの頭部が変形した変幻自在の鉤爪を受け止めていた……俺の髪の毛で……というか、俺の髪の毛の先、クリオネ姉さんみたいな鉤爪状になっている。

間髪を入れずクリオネ姉さんは別の鉤爪を大きく振りかぶる。

「やめろ! カンちゃんには手を出すな!」

そう叫んだはずだった。叫んだだけの。でも、俺の髪の毛の先が、クリオネ姉さんの体の中央を、深々と貫いていた。

クリオネ姉さんは、なぜか、優しい笑顔を浮かべている。

「クリオネ姉さん!」

「……ルルを……頼んだぞ」

た、頼んだって言われても……。

……ねぇ」

背後にカンちゃんの声。

「……クリオネ姉さん……今、自分から貫かれたよね……何があったの? あと、どうやって元の姿に戻れたの? それからルルって誰? なんであんなに……優しい表情であなたを見つめたの?」

質問攻めなカンちゃんの声に若干、怒りを感じる。


【選択肢】

・クリオネ姉さんとは何もないことをキッパリ主張する

・まず「元の姿」というワードに飛びつく

・黙ってカンちゃんを抱きしめる

・激闘の末に目玉を奪ってきた……という物語にする






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