【20200117】
【読者の反応】
優しく!(キャッチ) 50%
激しく!(迎撃) 16.7%
避ける! 16.7%
耐える!(身動きせず) 16.7%
#ツイッタゲーム
手を広げた。もちろん優しく受け止めるつもりで。
その腕の中に飛び込んできたのは、自分がたった今、射ったばかりのあの老婦人だ。クリオネ姉さんはまるで盾を放り投げるかのように、この老婦人をこちらに向けて投げつけたのだ。
「ホオジロ姉さん!」
すぐにカンちゃんが駆け寄る。
「カンちゃん、ごめん……俺……」
「……仕方ない……仕方ないわ……それに……私だって……」
カンちゃんが言葉を濁したその先は、脳内の声が教えてくれた状況からだいたい予想できる。カンちゃんは目玉を破壊し損ねていたのだ。槍は、ショゴスの左下の目玉スレスレの場所に突き刺さっている。
老婦人はと言うと、とても苦しそうだがまだ息はある。治療とかできないのかな。
『治療は可能です。現在の外装体組織と同種の構造ゆえ、』
『やってくれ!』
脳内の言葉を遮りそう答えると、俺はホオジロ姉さんの胸元に手を置いた。
『安静状態を確保します』
脳内の声が期間を告げる。
なんだって?
その期間は200秒程だと理解できる。その間は会話以外の行動が出来ないらしい。そういうの先に言ってほしい……って俺が遮ったんだっけ。
「カンちゃん、治療できるっぽいけど、俺は三分くらい動けないらしい」
「ありがとう!」
カンちゃんは俺に抱きついた……けれど、今は俺の皮膚が何も感じない。
『頭部以外は全て治療用に確保しております』
治療用に確保……詳細を聞くのがなんだか怖いが、治せるのなら構わない。
「へぇ、我を前にして随分余裕かましているようだけど」
クリオネ姉さんが天使のような極上スマイルを浮かべつつ近づいてくる。その手には乙姫の目玉をクルクルと弄びながら。
「あの……さきほどはすみませんでした。てっきり乙姫の援軍かと」
「なにオマエ、あれだけ時間があったのに、我がそんな雑魚を討ち漏らすとでも思ってんの? 無礼だな」
「すみません」
「アハハ。からかっただけだよ。弱い奴はすぐに先制しようとする。オマエ、キモチワルイ上にミットモナイな」
「すみません」
首から下は動かせない。言葉と表情だけで謝罪しても、逆効果になりはしないだろうか。
クリオネ姉さんは、俺たちをジッと見つめた後、とても悪そうな表情を浮かべた。
「まあよい。おかげで現役の乙姫コードが手に入った。しかも我を眠らせる塔も破壊してくれたようだしな」
塔を……そうか。クリオネ姉さんは、コントロールの本体がヤマトにあるということを知らないのか。
「オマエ、今、何を考えた?」
ななな、何をって……。
何か答えねばっ。
【選択肢】
・「次に討たれるのは自分達かと思って……」
・「クリオネ姉さんの美しさにみとれてましたっ」
・「もの凄く愉快そうな表情をなされたので……」
・「お、お腹が空いたなぁって」




