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回復しかできない私は、 魔王継承権三位を選んで穏やかに生きたい  作者: 谷口 由紀
第一章  崩壊と覚醒

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プロローグ 選択の始まり

私が望むのは、ただ穏やかに生きること。それだけだった。


だから、魔王継承権第三位の道具となることを選んだ。


王になる気もなく、強さを誇ることもしない彼ならば、

きっと誰よりも優しく使ってくれると思ったから。


その選択を告げた瞬間、

周囲の視線が冷たい刃のように刺さる。


――臆病者が。

所詮はヒトーー滅びた弱者の選択だ。


それでも迷いはなかった。


彼は眉間に皺を寄せ、私を見つめていた。

多分、彼は誰も選ぶ気がなかったのだろう。

けれど、選ばれない道具に未来などない。


私に許された能力は回復しかできない。

守るために命を削ることしかできない存在だ。


この世界で穏やかさを求めるには、

誰よりも戦わない者の傍にいるしかない。


その選択が、どれほど多くのものを失う始まりになるのか。


このときの私は、まだ知らなかった。

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