8.2023/8/15 とあるネトウヨ顛末記その2
2023/8/15
根岸悟
自分の名前は、根岸悟。そこそこの大学を出てそこそこの会社に就職して、正社員として、ブラック気味ではあったけど残業代で稼ぎながら、彼女はいたりいなかったりで、そこそこの人生を送っていたんじゃないかと思う。
天皇とか特に意識はしてなかったし尊敬もしてなかったけど、韓国とか北朝鮮とか中国とかに対して良い感情は持っていなかった。あいつら日本の技術とかを盗んで成り上がったくせに、何かと日本を下に見てくるからうざかった。いつまでも謝罪と賠償要求してくる癖に。慰安婦だって売春婦のやらせだし、何であのくらいな事で今の日本人の俺達が謝らなきゃいけないんだか理解不能。
会社の飲み会でも奴らへのディスりネタは鉄板で、上司から何気なく話振られた時は、当然同意の反応を返していた。注意してくる奴なんていなかった。会社の人権教育とかだってポーズに過ぎないしな。差別はいけないとか言ってるのに、その職場で周囲に聞こえるようなディスり発言してるのに誰も注意しないんだから。
第二次世界大戦に実は日本は勝っていたとか、ソランプがこないだの大統領選挙の勝者だったとか本気で信じてる連中にはさすがについていけないけど、それでもポリコレ棒振りかざす連中にも辟易してた。何かと言えば差別差別だって噛みついてくる連中。生理休暇だの産休育休とかで休んだりいなくなったりする女性と男性が平等な訳も無いのによ。割食ってるのはいつも男性だっての。
そんな俺だからSNSは複数のアカウントを使い分けてた。無難な趣味の内容とかだけに触れる用と、本音用だ。本音用のはもちろん鍵垢で気心が知れた連中とだけやりとりしてた。
さて、そんな自分だから、神国日本の誕生は、嬉しさ半分、怖さ半分ずつくらいで受け止めた。男女平等を認めないってのはもちろん大歓迎だし、在日の扱いと韓国や北朝鮮との交渉結果も絶賛したけど、民主主義の完全排除とか国会議員全員惨殺とかはやり過ぎじゃないかとも感じた。いや、いても役に立たない野党とかその議員は要らなかったけどさ、それでも、民主主義と基本的人権が完全に無くなったらどうなるんだ?って怖さは感じた。
貯金は200万くらいしか無かったから、中級組員の申し込みは無理だった。一般組員で申請して受理されて、六ヶ月くらいは危惧してたよりはずっと平穏で変化の無い日々が続いてたけど、コロナの変異株の猛威の影響もあって、会社の業績も悪化の一途を辿ってて、何度目かのリストラで、俺も解雇された。
希望退職って形を取らされて、百万円の退職金ももらえたけど、どうせなら五百万くらい包んで寄越せっての。そしたら中級組員として申し込めたかも知れないのに。
再就職先はなかなか見つからなくて、ハローワークにも生まれて初めて行ってみた。ものすごい倍率になってる癖にろくな紹介先が無くて、派遣とかでも仕方ないかとあきらめかけた時、忠臣組の農村再開発事業の要員募集のポスターを見かけた。
給料は、ぶっちゃけ初任給よかマシな程度だったけど、住居はシェアハウスだけど用意されて、食費も半分くらいは忠臣組や公費で賄われるとくれば、生活費は実質的に半分以下で済むし、何より、農村再開発事業の要員の半数近くは女性で、その半数近くは準組員かそれ以下の身分で、一部には奴隷まで含まれてて公共の福祉に奉仕させられるってのが、すごい。
さらに、農村再開発事業に三年以上貢献し続けた者の中から、抽選で奴隷の女性を与えられるという特大のボーナスまであった。抽選に外れても、強制労働刑に服している非組員の女性達との結婚が優先的に認められる権利が与えられるとパンフレットには書かれていた。
行う作業は、初期は住居の手直しや新設、生活インフラの確立。それらの後は基本的に農作業を日の出から日の入りまでと、ブラック企業からすれば結構ホワイトな労働環境かも知れなかった。
一年くらいお試ししてみてもいいかと、後から考えたら軽い気持ちで、自分は申し込んだ。
二週間後にはコロナの感染検査を行う中間施設に集められて、健康的な問題が無ければそこで建築や農業などに関する講習と訓練を二週間ほど受け、そこからさらに地方の限界集落とか廃村に振り分けられていった。
自分が連れて行かれたのは元長野県と元山梨県の県境くらいにある山間の廃村に限りなく近い限界集落。元からの住民は二十人で全員が75歳以上。そこに再開発事業要員として、男性が六十人と女性が四十人が転入。
どうせなら男女の数は合わせて欲しかった。が、女性の内訳は、中級の指導職が一人。これは手が出せない相手。一般組員が十ニ人。準組員が九人。非組員が十三人。奴隷が五人。そのうち若めなのが三人いて、それぞれ見てくれも悪くなかった。
奴隷の若い女性三人の名前は、チサト、ナミ、ヤナギで、特にチサトとナミは外見もスタイルも良くて、一般組員以上の男性は誰が最初に彼女達を味見するかで揉めた。
ちなみに男性六十名のうち、一般組員が十七人、準組員がニ十四人、非組員が十一人、奴隷が八人だったので、自分はほぼ上位1/4のカーストに属する事になった。いいね、自分が上にいる身分制度って!女性連中からしても、結婚で成り上がるには、奴隷や非組員は論外。どうせなら準組員よりは一般組員だろうから、女には不自由しないで済みそうだった。
農業なんかは持ち回りの共同作業でほぼ全員が参加する仕事だったけど、炊事班や医務班、工務班とか、それぞれの見識や経験を踏まえた得意分野ごとに班にも分けられて、特にそういったものが無い者、自分みたいのは、警備班に割り振られたりした。
警備班は一般組員の男性から大半が選出されて、中級組員の指導職女性直属の部下にされた。お堅い系に見えるけど、もしかしたら逆ハー狙ってるのかと疑ったものの、自分が含まれてる時点でそれは無いなと思い直した。警備班の人数は五人だったけど、他の集落と掛け持ちしてる忠臣組の実行部隊の地方巡回班がランダムなタイミングで見回りに来るとも教わった。
班分けや、住居の割り振り、基本的には女性と男性の性別と、身分とでそれぞれに固められる感じで分けられた後、指導職の女性、芦屋は言った。
「特に男性に警告しておきます。身分が高い者は身分が低い者に何でもして良いと思ってるかも知れませんが、それは間違っています。
ここにいる全員、特に女性は、忠臣組が所有する公共財として捉えておいて下さい。奴隷も含めて、これから減り続けるだろう神国日本の人口減を支え得る貴重な人材です。男性の皆さんももちろん労働の担い手として働いてもらいます。この崩壊しかけた農村を、自給自足が可能な状態にまで再生するのがあなた達に与えられた役割です。あなた達はその目的を達成する為の部品として例えられるでしょう。あなた達自身が他の部品を無為に損なう事を、私達は許しません。いいですね?」
「損なったら、どうなるんですか?」
へらへらと笑っている準組員の若い男性が質問した。その視線は奴隷の証である普通には外れない首輪をしている女性達にロックオンされていた。
「最悪、損なった者はその場で処分されるでしょう」
「処分て、殺されるって事ですか?」
「そうです。試してみたいですか?」
「いえいえ、まさかそんな。あんな美味しそうなご馳走が待ってるのに試しませんとも」
「待てるだけの理性が残っているのは良い事です。あなた達がそのご馳走を味わえるのは、最低でも、一ヶ月以上この地で労働し奉仕活動を終えて、恭順の意志を示してからになりますけどね」
恭順の意志が試される最初の一ヶ月が経過する事を、男性連中は皆心待ちにしてたと思う。奴隷達でさえ、奴隷の女性であれば、順番は最後にしろ味わえる筈だったのだから。
奴隷の女性のチサトとナミは一般組員の間で味わう順番が決められた。俺はチサトの六番目。ナミの方を諦める事で、チサトの方の優先順位を高めた。もう一人のヤナギは準組員の連中に優先権が与えられると男性間で決められた。非組員と奴隷の男性で、残り二人の女性奴隷の扱いを決めたが興味は無かった。若くもなく外見的な取り柄も無かったからな。
最初の一ヶ月は、住居の修繕やソーラーパネルの設置、宅地や農耕地の雑草除去とかに明け暮れた。農耕機械とかも無かった訳じゃないけど、これからはガソリンとかの資源は入ってこなくなるから、可能な限り肉体労働で目標を達成出来るようにと、想像してたよりもずっとガテン系の職場環境だった。
とはいえ、日の出から日の入りまでが労働時間で昼の休憩時間はきちんと取られてたし、残業なんてのも基本的に無かった。警備班としての見回り業務が時々発生するくらいで、それも交代で二日で一時間くらいとゆるゆるな物だった。
女性からのアプローチは当然の様にあった。ただし、自分の年齢が三十代半ばと高めな事もあってか、一般組員からの女性からは無くて、準組員の一人と、非組員の二人。どれも三十代前後だったから態度は保留しておいた。
下手に手を出して妊娠させようものなら、扶養義務は一生物なんだから、妊娠させる相手は慎重に選ぶ必要があった。自己責任て言葉に基本的に賛同するけどさ、男女不平等を掲げるならもうちっと何とかならないのかと男性連中はぼやきあっていた。避妊具は当然の様に配給されていなかったし、使用も禁じられていた。
まぁ、毎日の肉体労働がハード過ぎて、その後まで体力をあり余らせてる連中は少なかったりもした。俺も、二十代の頃だったらまだしも、と思わないでもなかった。毎日の様に。
そして入村(正式名称は第172実験村という無味乾燥な物だった)して明日でニヶ月目になるという晩。入植した全員の健康診断が行われた。
おとなしく村の中に留まってればコロナに感染してる可能性は極めて低かったのに、若い男性が四人、陽性だった。
「あなた達は、何度か町に降りてましたね?明日から二週間は自己隔離、謹慎してもらいます。拒否権はありません」
「ちょ、そしたら、味見はどうなるんすか?!」
「当然、あなた達にその権利は与えられません」
「んなバカな!ふざけんな!ちゃんと一ヶ月言われた通り働いてきたじゃねーか!」
「そうだそうだ!横暴過ぎるぞ!」
「あなた達が相手の女性を感染させたら、彼女達に接する他の男性も感染する事になるんですよ?それくらいの事がわからないんですか?」
「じゃあさ、他の男性がヤった後ならかまわないだろ?」
「バカですか?妊娠した女性が同時に感染した場合のリスクを考えたら、許可できる訳もありません。あなた達四人と日常的に接する機会が多かった人達も二週間ほど様子を見ます」
これには、感染した奴らは自己責任だと笑っていた他の男連中も沸き上がった。
「おいおいおい、ざっけんなよ。俺らは検査で陰性だったんだろ?他の感染症とかも無い健康体だったんだろ?ならいーじゃねーか?!」
「何のために一ヶ月も禁欲してきたんだっての!隔離する連中は隔離すりゃーいい。俺らにはきちんとヤらせろよ!」
陽性と判定された四人と日常的に仕事で関わりがあったのは、男性の半数以上。つまり六十人の内、三十人以上で、女性の総数にも近しかった。
「あんまりがたがた言うなら、お前等全員犯すぞ?!」
「だな。男女は平等じゃなくて、女のが下なんだろ?だったら言うこと聞けや」
「とはいえ、芦屋さんに手を出したら後が怖いからな。あんたはただ黙ってくれたらいい。感染したバカな連中を連れていなくなってくれよ。後はこっちで勝手にやるからよ」
「警告した筈ですよ。私達に恭順の意志を示すかどうかを、この一ヶ月で試されると?まして、この村を可能な限り持続させる為にあなた達は集められたのに、最初からこんな騒ぎを起こしてただで済むと思っていたのですか?なめられたものですね」
はぁ、とおおげさにため息をついた芦屋に切れた男の一人が、その肩に手をかけて脅した。
「中級組員の管理職だか何だか知らないが、男と女の立場の違いを思い知らせてあげてもいいんだぜ?」
「そうですね。あなた達は、思い知る必要がありそうです。再教育の機会は、与えられません」
「あ?とりあえずお前からだな。おい、何人か手を貸せ。こいつからぶち犯して反抗できないようにしてやるんだ」
芦屋の態度を腹に据えかねてた連中が芦屋の背後に回って両腕を拘束した。芦屋の目は冷たく冴えたまま、怯えた様子はどこにも無かったが、犯す宣言をした男は芦屋の服の襟元に手をかけ、左右に引き裂こうとした。
俺も含めて、誰もその暴挙を止めようとはしていなかった。ご無沙汰だったせいか、暗い期待もあったし、もっと自由にヤれる筈がこいつがいるせいで好きに出来ないという鬱憤が溜まってたせいかも知れない。
男連中はみんなにやついた笑みを浮かべてたと思う。服をはぎ取ろうとしてた男の表情は背中を向けてたから見えなかったけど、タアンという音が右手の森の方から響いたと思ったら、男の側頭部から血が吹き出して、地面に倒れてた。
何が起こったか皆が、いや芦屋以外は理解していない中、彼女の両腕を抑えてた連中も、向かいの森の方から響いた銃声が聞こえてきた時には額に赤黒い穴を空けられて即死していた。
「ああもう、服が血で汚れてしまったじゃありませんか。まったく、愚か者は本当に救い難い役立たずですね」
芦屋がぼやいた事と、その後に銃声が続かなかった事で、恐慌に陥りかけてたその場は落ち着いた。ライフルとか自動小銃を携えた、あれがランダムなタイミングで巡回してるという実行部隊なんだろうと推測できる連中が広場に姿を現すと、今からでも粛正されるのではと特に男性連中に緊張が走った。
「ごくろーさん」
「もう少し早めに介入してくれても良かったのですよ?」
「場を盛り上げた方が良かっただろ?その方が一度に片づけられる奴の頭数は増えた。放っておけばもっと増えただろうけどな」
「まだここは始まったばかりですからね」
なんてことの無い会話を交わす芦屋と実行部隊の姿に、何人かが詰め寄った。
「おいおい、殺す事は無かったんじゃないのか?」
「そうだよ。確かに乱暴しかかったかも知れないけど、未遂だったじゃないか?」
他にも賛同するようにうなずいてる奴は何人もいた。芦屋はまたため息をつき、実行部隊の連中はにやにや笑ってた。
「カタしてもいいか?」
「もうちょっと待って。先に現時点までの処分を伝えておかないといけないから。先ほどの愚行を止めようとしなかった男性組員、及び準組員は警告を与えられ、その組員としての身分を一定期間、そうですね、三ヶ月ほど凍結します。凍結期間を問題無く奉仕活動に励めば警告は取り消され元の身分に戻れます。ただし警告期間の間に再度の警告を受けた場合、降格されます」
「ちょ、ちょっと待てよ!黙って見てただけで犯罪だってのか?おかしいだろ!」
「俺らは何もしてなかっただろーが!」
「何もしてないから無罪なんて筈が無いのですよ。あなた達は実力介入が無ければ、状況を間違いなく楽しんで済ませたでしょうからね」
「一般組員としての権利はどうなるんだよ?こっちは100万も払ってるんだぞ?!」
「罪に問うっていうなら、まともな裁判くらいやれよな」
「それに、何もしなかったのが罪っていうなら、女連中だってお前を助けようとしなかったじゃねーか!男だけ罪に問われるっておかしーだろ!不平等じゃねーか!」
俺は、芦屋や実行部隊の連中の視線の温度がどんどんと下がっているのに気が付いた。気が付けた。ここら辺は社会人経験ていうか、年の功とでも言うのか?
黙って引き下がろうとも思ったけど、黙ってたら同罪にされるだけってのを思い出した。
「お、おいお前等、それくらいにしとけよ。3ヶ月我慢しとけば、今度こそ」
「おうおう、ここに来て優等生ムーブかよ?」
「お前、実は芦屋狙いなの?」
その問いには応とも否とも答えても地雷を踏みそうな気がしたので黙っていると、芦屋が指さした相手を、実行部隊の連中が一人ずつ撃ち殺した。
計八つの死体が転がってから、
「ひ、人殺し!」
と非難する奴がいたけど、そいつも眉間に銃口を突きつけられて黙った。
「何度も警告されていた筈ですよ?民主主義も基本的人権も無くなっていると。あなた達は部品に過ぎないと。男女は平等ではないと。これからはもっと従順に過ごす事ですね。次回はもっと容赦なく引き金は引かれ、警告などという面倒な段階は踏まないかも知れませんから」
芦屋は、実行部隊を除く男性の一人一人をねめつけて心を折ってから、最後に俺の前に来て言った。
「あなたに伽を命じます。今夜は付き合いなさい」
「へ?な、なんで俺に?」
「さっきのご褒美ですよ。要らないのなら、禁欲生活がそのまま三ヶ月積み重なるだけですが、そちらの方が良いのですか?」
「い、いやだ」
「正直でよろしい。では、隔離すべき連中を隔離して、再度の検査を済ませたら、身を清めて私の部屋に来なさい」
「わかりました・・・」
「おい、芦屋。俺達も適当に選ばせてもらうぞ?」
「奴隷の人達だけにしておきなさい。検査も受けるのですよ?」
「わーってるよ。こいつら賞品だもんな」
「傷つけても壊してもだめです」
「んな事するかよ。ほおら来い。今夜は一緒に楽しもうぜ!」
若くてたくましくて中級組員で実行部隊に所属しているとなれば、一部の組員の女性達からも声が彼らにかけられたが、
「わりーな。あんたらの相手を俺らがすると、俺達もここに腰を落ち着けないといけなくなっちまうからな」
と断られていた。
再検査でも幸い、陰性だった。
芦屋も、悪くは無かった。自分と同年代くらいだし、外見も悪くは無かったけど、誰かを簡単に殺せる奴だ。萎えなかったのは奇跡と言えるかも知れないが、ご無沙汰してたせいのが大きかっただろう。
「気が向いたら、また相手をさせてあげるわ。警告期間も短めにしてあげてもいい。その代わり」
「他の女は抱くなってか?」
「不満なの?」
「・・・不満ていうか、心残りが」
「正直なのね。怖くないの?」
「怖いさ。でも、その為に一ヶ月頑張ってきたから、せっかくなら」
「いいわ。奴隷身分の女性が相手なら許してあげる。入れ込まない限りはね」
入れ込まないってどの程度までならとかも、危なすぎて聞けなかった。
結局俺は、週に一度以上は芦屋の部屋に呼ばれるようになった。彼女のお手つきとなった事で、他の女性から声がかかる事は無くなってしまった。セックスの相性が悪くない事だけが救いだったけど、終わった後に仕事のグチとかを聞かされるのは勘弁して欲しかった。保身の為には有用な情報収集だったから我慢したけど。
今更だけど、本当の自由意志だけなら、芦屋を選びはしなかっただろう。いつ彼女から妊娠報告されるか冷や冷やしていた。彼女を妊娠させたら、俺に逃れる術は無かった。身分が、違うのだから・・・。
ほんと、どうしてこうなったんだか。
俺、何か悪いことしたか?マジで・・・。




