↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
必勝ダンジョン運営方法 相手に合わせる理由がない  作者: 雪だるま
新大陸 エクス王国編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

445/2367

第368堀:新しいお友達

新しいお友達





Side:ラビリス




「えへへー。新しい子がくるんだって」

「そうなのです。仲間なのです!! 早く兄様の所にいくのです!!」

「そうですね。ラビリスも行きましょう」

「ええ。どんな子なのか楽しみね」


私たち4人は、モーブが連れてきたという子の相手をユキに頼まれて、迎えに行くところだ。

新大陸から、わざわざユキが頼んで私たちに託すぐらいだから、重要人物ね。

アスリンやフィーリアは新しいお友達が増えるって感じだけど、ふふ、どんな子かしら?

私たちと仲良くできるといいわね。

ま、無体をするなら、シェーラと私でお仕置きしてあげるけど。

あ、因みに私たちは新大陸では現在、学府の方に戻って勉強をしているということになっている。

学府にいると、他国に駆け付ける理由が作りやすいから。

ほら、アマンダっていうワイバーンタクシーがあるから。

……竜騎士だっけ? ま、いいのよ。そんなことは。

ちゃんと、代替えとか言い訳もポープリに任せているし問題ないの。

最近、私たちはお留守番が多かったし、直接的にユキの役に立てるのは嬉しいわ。

お家でユキの帰りを待つばかりは辛いのよ。

いえ、毎日ちゃんと帰ってきてくれるから悪いことではないのだけれどね。


「あら、来たのね」

「エリスおねーちゃん、お兄ちゃんに呼ばれたのー」

「呼ばれたのです」

「ええ。聞いているわ。きっと年が近いから仲良くなれると思うわ」

「やったー」

「近い歳なのですー」


エリスが既に迎えに立っていて、そんなことを話している。

ここは魔物軍の駐屯地。

わざわざこんな場所に新大陸の人を連れてきているんだから、よほどの人物よね。

それと……


「私たちに近いか、それでユキは私たちを呼んだのね?」

「そうだと思うわ。私たちが大丈夫よって言うより、アスリンやフィーリアが出る方が歳が近いから安心できるでしょ?」

「そして、私たちは保護者と言うわけですか」

「そうね。まあ、年上にみられるっていうのは女としては屈辱なんだけど、そこは我慢して。ユキさんだってラビリスとシェーラを信頼しているから、頼んだのよ」

「わかっているわ」

「わかっておりますとも」

「ぷー。私たち子供じゃないもん!!」

「そうなのです。もう兄様のお嫁さんなのです!!」


ふふっ、これだからまだまだ目が離せないのよね。

でも、ちゃんと成長しているのは知っているから。


「さて、場所は新しく作ったあの建物。よし。説明も終わったし、私は書類整理があるから、ユキさんからのお願いよろしくね」

「任せて、エリスお姉ちゃん!!」

「任せるのです!!」


……エリス、上手く抜けたわね。

さっきの話だと、ユキからお願いをされたら、私たちはそのお願いにつきっきりで、その後ユキはエリスと一緒に書類整理ってことね。

物は言いようね、本当に。

だからと言って、書類整理をやりたいかと言われると、シェーラ以外は嫌って言うわね。


「……私も好き好んで書類仕事をやりたいわけではありませんから」

「あら。口に出てたかしら?」

「私も親友の考えることぐらいは分かります。と、早く2人を追いかけましょう。既に走り出しています」


シェーラに言われて、振り返ると、既に先ほどの場所に2人はおらず、エリスに教えてもらった建物へ走り出していた。

私たちもそれに続くように、また走り出す。




そして、警備のゴブリンたちは私たちのことを知らないわけがないので、顔パスで通って、そのままユキが待つ部屋にたどり着く。

というか、こちらを見るなり、ささっと扉を開けて、さあ入れと言わんばかりの行動をしてくれた。

ま、あのままの勢いだったら扉ぶち抜いていたでしょうから。

ゴブリンたちはあの2人をよくわかっている。


「とーちゃく」

「到着なのです」

「さ、ついたけどちゃんと身だしなみを整えましょう」

「そうですね。初めての相手もいますし、ちゃんとしましょう」

「「はーい」」


こういう身だしなみの整え方も、キルエやサーサリに教えてもらっていて、ちゃんと身についている。

いや、当初はキルエやサーサリがビシッと一から十まで全部メイドに任せるべきと言っていたのだけれど、家のメイドはキルエとサーサリだけだから、そう言うわけにもいかないので、教えてもらって自分でやるようにしたのだ。

今では子育てもあるし、そこまでキルエやサーサリに迷惑はかけられない。

とりあえず、身だしなみを整えて、お互いに確認したあとに、ノックをして返事を聞いてから部屋に入る。


「お、来たな」

「うぃっす。わざわざご足労ありがとうございますっす」

「よ。きたなちびっこ共」


そう言ってユキとスティーブ、モーブがこちらに声をかけてくれる。

他にも人はいるのだが、これ以上は不要だと思ったのだろう。

ライヤとカースは目配せをするぐらいで、護衛のサマンサとクリーナはこちらに軽く手を振っている。

で、その真ん中にいる、褐色の肌の子が……。


「ねぇ、本当に何なのよ!? こんな子供に聞かせる話なんてないわよ!!」


あー、なるほど。

こんな様子じゃ、話にもならないし、一度息抜きをさせるつもりね。

ま、新大陸から、いきなり喋るゴブリンの所に連れてこられたらそうなるか。


「ひどいっす!?」

「あら? 口に出してたかしら?」

「みりゃわかるっす。こっちも長い付き合いっすからね」


……最近、私の心を読むってお株が奪われている気がするわ。

でも、いいか。私のロリ巨乳は誰にも代わりはできないもの。

ユキはこれが大好きなのよ。ふふふふ……。


「わー、肌が茶色だー」

「真黒姉様みたいなのです」

「あ、そう言えばそんなのもいたわね」

「ですが、あちらはどちらかと言えば、青白い暗さですから、また別では?」


まあ、あれは魔族だし。

ダークエルフもエルフの肌の白さを黒にした感じで、この子のように肌を日光にさらしてって感じじゃないのよね。

なんというか、この前、ウィードの海で遊んでほんのり小麦色になった肌を、さらに深くしたような感じ。


「うっさい。あんたたちが白すぎるのよ!! っていうか、ぺたぺたさわるなー!!」

「あわわ」

「おっと、なのです」


見知らぬ2人に、両手をもたれてぺたぺたされてたら嫌よね。


「こら。2人とも、ちゃんと挨拶しないとダメだろう?」

「ごめんなさい。アスリンっていいます。よろしくね」

「ごめんなさいなのです。フィーリアというのです。よろしくなのです」


ユキがそう言うと、すぐにそこの子に頭を下げて謝り、自己紹介をする。


「ふん、謝るのならいいわ。私はドレッサよ。……その、よろしく」


なに、このツンデレ。

弄るととても面白そう。


「で、そっちの2人は何? 片方は不自然に胸が膨らんでるんだけど……」

「おっぱいがとっても大きいのがラビリスちゃんだよー。ふわふわでぱよぱよだよ」

「そして大きいおっぱいなのがシェーラなのです。ふわふわなのです」


あら、もう胸が気になる年頃かしら?

というか、2人ともその紹介の仕方はどうなの?


「どうも。私がラビリスよ」

「ご紹介に預かりました、私がシェーラです」

「ふーん。そっちのラビリスは規格外だから無視するとして、シェーラよりは私の方が胸あるんだからね。つまり、一番スタイルがいいのは私よ」


……はい?

何を言ってるのかしら、このおバカ。

シェーラもぽかんとしている。

だって、ユキの横には、スタイル抜群のサマンサがいる。それを見てよく言えたものだ。

というか、私を最初から除外してる時点で駄目でしょうに。

確かにシェーラよりは胸があるけど、他は何というか筋張っているというか、華奢ではなく頑丈に見えるのよね。こういうのなんていうんだっけ? ……す、ス? そうスポーティーってやつ。ユキが言ってたわ。

トーリとかリエルよりなのだ。

だから、個人的には、色気の総合はシェーラの方が上だと思うわ。


「ドレッサちゃんはスタイルがいいの?」

「確かにおっぱいはシェーラより大きいのです」

「ふふん。そうよ。大きすぎてもダメなの。バランスが大事なのよ」

「そうなんだー」

「確かに、バランスは大事なのです」


……こいつ、私に喧嘩売ってるわよね?

殴っていいわよね?


「ラビリス。落ち着いてください」

「離してシェーラ。あいつを殴れない」

「いや、どっかで聞いた事件みたいなセリフはいいから。ま、その様子だと、アスリンたちとは仲良くやれそうだし、今日の話はこれぐらいにして、ウィードを一緒に見て回るといい」

「はぁ? ああ、たしか、ここはもうエクス王国じゃないとか言ってたわね。そんな冗談を信じると思うの? ま、そっちの気遣いは分かったし、ぶらぶらできる時間っていうのはありがたいから、行かせてもらうけど」

「ちゃんと4人が帰るって言ったら帰るんだぞ」

「子供じゃないわよ!! それぐらいわきまえているんだから!! ほら、行くわよ」


そう言って、ドレッサを先頭に私たちは部屋を出ていく。

……はぁ、この調子でウィードを見たらどうなるのかしら?

本当にわきまえてくれるとありがたいんだけど。



「うっわーー!! なにこれ!! ナニコレ!!」


駄目だった。

完全にお上りさんだわ。


「こら、勝手に歩き回らない」

「ぐえっ!?」


私が襟首を引っ張って、勝手に歩き出そうとしているドレッサを引き戻す。


「なによ!?」

「なによじゃないわよ。自分で子供じゃないって言ったんだから、もう少し落ち着きなさい」

「うぐっ」

「まあ、多少は仕方がないでしょうね。ウィードは他とは一線を画しますから」

「一線を画すどころか、一つ二つ文明のレベルが違うのだけれどね」

「なに言っているのかわからないわよ。というか、本当にここはエクス王都じゃないのね。いつの間に連れ出されたんだろう? どこ?ウィードって言ったわよね? 見た感じ王都以上の賑わいだし、ジルバとかアグウストの王都? それかそれに属する交易街?」


ふーん、ユキからドレッサの素性は聞いてはいないけど、私たちとそこまで変わらない歳でここまで、スラスラと言葉が出てくるなんて、どこかの貴族様だったのかしら?

と言っても、ウィードはドレッサがいた大陸とは別の大陸にあるなんて言っても理解できるわけがないので、言わないけど。

適当に、納得しそうな話をして一旦は安心させる方がいいわね。


「ドレッサちゃん。ウィードは別の大陸にあるんだよ」

「はぁ?」

「あ、嘘だと思ったのです。ウィードは本当に海をずっーと行った先の、別の大陸にあるのです」


あ、2人が止める前に言っちゃった。

ドレッサの反応は予想通り、絶対信じてないわね。


「いい2人とも。私たちが住んでいる大地は1つよ。小島とかはあるけど、海の先は果てのない滝が流れていて、それから落ちればもう二度と戻ってこれない。世界から落っこちるんだから」


……いや、落ち着こう。

ウィードでもあの考えは普通だ。

私たちが地球の知識を吸収しているので、何を馬鹿なと思っているだけ。

本当にあの考え方はデフォルトで問題ないのだ。

一応、観測もやって、この大地が球体であるのは確認できたみたいだし、魔力を使ったトンデモな形でなかったのが幸いだってユキが言ってたわ。

その場合、自然の循環とかもさっぱり予想がつかなくなるから、魔力の因果関係もゼロから考え直しになるとかなんとか。


「えー、ちがうよー。私たちがいるこの場所はとーってもおっきなボールなんだよ?」

「そうなのです。球体なのです。だから、ずーっと右にいってると、左から戻ってくるのです」

「そんなことあり得るわけないじゃない。というか、そんな罰当たりなことを教えた人はだれ? 神様に対する冒涜よ? 罰が当たるわよ?」

「むーっ!! ルナお姉ちゃんはそんなことで、罰とかあてないよー」

「ぷんぷんなのです!! ルナ姉様がそんな面倒なことするわけないのです!!」


あ、まずい。

ドレッサにとっては、世界の在り方を変えるような発言は、異端であり人心を不安定にする要素だから、そう言うのは簡単に認められないみたい。

これで本当にあの子が貴族とかの出ってのが有力になったわね。

さて、早く止めないと。

まあ、2人の言う通り、ルナがこんなぴよぴよな会話で冒涜とは思わないでしょうし、寧ろかわいいとか言って写真撮ってるわよ。あと、罰を当てるなんてそんな面倒な事するわけないってのには賛成。


「褐色肌の子がキター!! うん、こうやって写真撮ると、妙に色気もあるからありね!! 私も一度肌焼いてみようかしら」


……いた。

と言っても、通行人に怪しまれないように認識阻害、幻惑系の魔術使ってパシャパシャ撮っている。


「……シェーラ」

「……私は何も見ていません。さ、3人とも。まずは中を見て回りましょう。喧嘩なんかしてもユキさんは喜んでくれませんよ?」

「あう。ごめんなさい」

「ごめんなさいなのです」

「私もむきになりすぎたわ。ごめんなさい。さ、仲直りはしたし、ウィードを案内して頂戴」

「「うんっ」」


あの駄目神は私たちの手でどうにかできないし、シェーラの言う通り3人と一緒に楽しんだ方が良さそうね。

とりあえず、ドレッサが腰を抜かしそうな場所から案内しましょう。




はいはい、にぎやかな子供たちの話でした。

あ、駄目神は知らん。

さて、ここでわかると思いますが、ここでラビリスたちとドレッサが絡んだことによって、ラビリスたちもエクスに関わるようになると思います。

一応エクスが新大陸では区切りの相手なので、総力戦になると思います。


話は変わりまして、大⑨州東方祭前の投稿はこれが最後になります。

GWの始まりです。

俺はしょっぱなから疲れることをするのですが、みなさんは何か予定はあるでしょうか?

俺は即売会が終わったあとの休日は、いいお絵かきタブレット買ったから、必勝ダンジョンの本でデザイン化されていない子たちでも書いて投稿しようかなーとか思ってます。リーアとかジェシカとかクリーナとかサマンサとかね。

あープラモもあったな、いやー忙しいGWになりそうだっぜ!!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。