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必勝ダンジョン運営方法 相手に合わせる理由がない  作者: 雪だるま
新大陸編 魔剣と聖剣

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第229掘:乙女?

乙女?





side:ユキ



「ほれ、そんな顔せずに立派に勤めをはたしてこい。妾の娘、ユーユもそう言っておる」

「うー」


デリーユや他の嫁さんたちは見ての通り無事に出産を果たした。

相変わらず、俺は眠らされたが。


「はい、私たちは大丈夫ですからお兄さんは仕事を頑張ってくださいねー。ねー、シャンス」

「あー」


ラッツと腕の中にいる娘シャンスもそんなことを言う。


「って、まだ生まれたばかりだから、そんなこと言うわけないだろ」


俺が2人につっこみをいれると、他の嫁さんが口を開く。


「はいはい、ユキさん駄々をこねないでください。もうすぐエナーリアへの交渉があるのですから、捕虜の尋問やベータンの今後とかをまとめないといけないんですから」

「そうです。旦那様はこれからのことがあります。私たちのことはご心配なく。無論、子供のことは私たちが全力で守ります」


エリスもキルエも同じように娘を抱えている。

エリスの娘はエリア。

キルエの娘はシャエル。

全員可愛いんだよ!!


「いや、わかってるけどね。出産したばかりの嫁さんと、生まれたばかりの娘たちをほっといていけるわけないじゃん!!」


誰だって嫁さんが子供産んだら有給とるよ!!

休んでいいじゃん!!


「いや、なにを言うとるか。ユキが妾たちをほったらかしにしておるわけないじゃろ」

「そうですよ。お兄さんってば私たちが出産してから毎日毎日、私たちにつきっきりじゃないですか」

「ですね。話を聞く限り、私たち以外の妻を蔑ろにしているわけでもないみたいですが……」

「その分削られているのは、お勤めのはずです」

「ぐっ!?」


そう、皆が出産してから4日程は新大陸のことはほったらかしである。

だって、砦への報告は正体不明の軍がいるから行動を控えるっていったし、エナーリア軍は退いたし、それでミフィー王女は本国へ報告と今後の行動を窺わないといけないから、俺は手空きなんだ。

というか、正体不明の軍はミノちゃんたちだし、あそこら辺の監視はどうにでもなる。

つまり、俺は嫁さんと娘の傍にいていいんだよ!!


「なにやら、頭の中で勝手に自分の行動を正しいと言い聞かせているみたいですが、駄目ですよ。お仕事をしないとお兄さんのこと嫌いになっちゃいますよ?」

「それか、ユキを裸にひん剥いて、代わる代わる妾たちの相手を毎日してもらうとするかの?」

「あ、デリーユの言ったことをしてくれるなら、お仕事はサボってもいいですよ」


エリスがそう言って、こちらを獲物のように睨み付ける。


「無論全員ですよ、旦那様」


キルエがそう言って俺の心を折りに来る。


「……わかったよ。仕事するから!! ほらそこ!! セラリア、ルルアは手をわきわきしながら近寄るな!! リーアとジェシカも服を脱がそうとするな!!」

「「「ちっ」」」


舌打ちしたのは、嫁さん全員だったりする。

アスリンとかフィーリアも残念そうにしてるよ。

俺なにかまちがったか?

俺はどう見ても理性的な判断だと思うんですけど!!


「というかさ、ルルアとかは元聖女、聖職者だろ? こういう事は止める側じゃね?」


手をわきわきしていたルルアはそのままキョトンと俺の言葉に驚いていた。

少し間があって、腕を組んで悩む。

腕をおっぱいの下で組むので、ルルアのおっぱいがズンッっと前にでる。

やっぱり嫁さんの中では一番大きいんだよな、それでいて形はいいし、柔らかいし。


「んー、そうですね、修行中の身であれば当然色欲は抑えて当たり前なのですが、今、私と旦那様には深い愛情とそれを押し通す環境も整っています。ただ快楽に身をゆだねるのではありません。ちゃんと、子を産み育てて行く覚悟があります。ですから、旦那様と行為に及ぶのは当然です。というか、人の営みには必要不可欠なんです!! さぁ、ベッドに行きましょう!!」

「落ち着け!! セラリアも手伝おうとするな!!」


変な熱弁をして襲い掛かってくるルルアをなんとか押しとどめる。

セラリアも横から抱き付いてくる。

護衛の2人はそれを見て止めようともしない。


「ねぇ、護衛のお2人さん、なんで見てるだけなんですか!?」

「え、私もユキさんといたしたいですし」

「ですね。ユキとしたいです。あ、私は布団じゃなくても露天風呂でもいいですよ」

「馴染みすぎだジェシカ!! 騎士の誇りはどこにいった!?」

「は? 騎士以前にユキの妻、奥さんです。夫とやりたいと思ってなにがいけませんか?」

「ふつーに返すな!! というかやめて、やりたいとか直接的な表現は、もっとこう雰囲気をですね……」


俺がそう言うと、なぜか周りが静かになる。

ルルアもセラリアもすっと俺から離れる。

ん? なんでだ?


「……何を生娘みたいなことを」

「あー、ユキさんってなぜかこんな感じなんですよジェシカ」

「ふぅ、なんでこの夫はこんなに乙女なのかしらねルルア?」

「はぁ、私が知りたいですよセラリア」


あれー、ジェシカが乙女爆発の時は微笑んでたくせに、俺の方は辛辣すぎね?


「ま、やる気がなくなったし、あなたは頑張ってお仕事してね。で、やる気を無くさせたツケは全員の夜にちゃんと払うのよ?」

「え、それってツケになるの!?」

「無論。私はいつもの倍は激しくしてほしいわ」


セラリアはそう言ってほほ笑む。

倍って、きつくね?


「「「じゃ、私も倍で」」」

「全員!?」


この場にいないメンバーにもすかさず、なにか連絡してますよ!?

とりあえず、この場に居たらさらなる深みにはまりそうなんで、仕事にいこう。

ごめんよ、愛娘たち!!


「逃げたわね。ま、夜食べるのは変わらないからいいわ。リーア、ジェシカ夫を頼むわ」

「はい」

「任せてください」




さて、仕事と言っても、ジルバやエナーリアが何かしら動きを見せないとなにもしようがないんだがな。

ベータンの街を改革って言っても、この戦争やめるかどうかって時期に大規模改革なんてしてる暇っていうか、余裕がないよな。

やれないことはないが、すぐにエナーリア行きになりそうだし、忙しさ倍増だよな。


「となると、ミノちゃんの所か」


俺の職場は手出ししようがないし、ミノちゃんとの話でも詰めよう。

エナーリアに向かう時は別行動だし、今のうちに細かいことでも話しておくか。


「で、おいらのところにきたべか」

「おう」


俺はミノちゃんたちがいる大軍用ダンジョンへ足を運んで、応接室でお茶を飲んでいる。


「ジョンはどうした?」

「いつものことだべ、畑仕事だよ」

「あいつも飽きないねー」


ジョンも野菜好きなのはここに来ても変わらんか。

いったい何を間違ったのやら。

お互いお茶を飲んで一息つく。


「で、あんちゃん、実際やることないんだから、普通に嫁さんたちのところにいてもいいじゃないべか?」

「いや、いま戻ると、明後日まで酒池肉林のメインディッシュにされるわ」

「普通、男なら喜ぶところでねえか?」

「俺が主導で気分次第で相手を変えられるならな。今回は逆だ、ずっと俺が好き勝手される方だよ」

「そら大変だべな」

「嫁さんたちはなんでか、結構こういうことに積極的なんだよなー」

「夫婦仲が良いのは悪い事じゃないべ」

「ま、そうなんだけどな」


そんな感じで、雑談しつつ、遠征の準備とか、そんなことを話して時間をつぶしていたんだが……。


ガッシャーン!?


そんな音が応接室まで響いてきた。


「なんだ?」

「さあ、なんだべ?」


お互い顔を見合わせて首を傾げる。

このダンジョンにおいて警報が鳴らないというのは、問題のない出来事なのだ。

誰かが転んだとか、喧嘩したとか、その程度。

武装集団とか軍が入ってきているなら、警報でうるさい。

だから、今の状況は不思議だ。

あんな大きな音を立てるようなことはほとんどないからな。

ウィードの学校なら日常茶飯事なことだがな。


ドドドドド……。


耳を澄ませて聞いていると、何かが廊下を走っている音が近づいてくる。

そして、応接室の前でその音が止まり……。


ドパンッっと扉が開かれる。


そこから顔を覗かせていたのは……。


「ううっ、もうおいらお婿にいけないっす」


魔物軍のトップ、スティーブが服を乱れさせて立っていた。

ご丁寧に、胸を隠すように両手で覆って。


「きもっ」

「流石に、気持ち悪いべよ」


今、俺とミノちゃんの心は1つとなった。

目の前の事象にたいし、完全に意見が一致した。

だって、気持ち悪いもん。


「で、何があった?」

「だべな」

「大将、あの捕虜の尋問とか世話役からおいらを外してくれっす!!」

「いや、その発言だと、お前の服が乱れてるのは捕虜たちのせいってことにならないか?」

「そうっすよ!! 特に魔剣使いのペッタンコの奴、おいらが話しかけた瞬間、横にいた兵士の女に命じて俺羽交い絞めにして、服を脱がせにかかったっす!! 変態っすよ!!」

「……まあよくわからんが、お前はそうやって服をひん剥かれそうになったのを脱出してここに至ると?」

「そうっす!!」

「で、ちゃんと扉は閉めて来たのか? 流石に捕虜を自由にさせていい場所じゃないぞ。特に俺が来てるしな」


俺がミノちゃんたちと仲良くなっているなんてエナーリア側にしられたら……って別にいいか、こっちはこっちでミノちゃんたちと交渉しているってことにすればいいんだし。


「あ」


ダメだこいつ。

本当に本格的にゴブリンズは鍛え直すか?


「ここにいたか!! 言葉を話すゴブリン!!」

「エージル様落ち着いてください、一応私たちは捕虜ですから、勝手に動くとエナーリアに迷惑が……」


なるほど、最初に飛び込んできたのが魔剣使いのエージルか、そして後に入ってきたのはスティーブが痴漢つーか、鎧と服をはぎ取って裸にされた、えーと、ノークだっけ?


「ひっ!? よるな変態が!!」

「大丈夫さ、痛くない。ちょっと体を軽く調べるだけだ。ここの大将のミノタウロス殿をどうにかするのは問題だろうが、君をちょっとおいたするぐらいはいいだろう」

「よくないっす!!」


俺たちを無視して、2人は睨みあっている。


「なあ、実力的にはスティーブが圧倒してるんだが……」

「そりゃそうだべ、あえてああいう風にしてるべよ。そうしないとエージルさんが怪我するべ」

「でも、気絶させるなり、眠らせるなり魔術もスティーブ使えるだろう?」

「あ、そう言えばそうだべな。なんで使わないべ?」

「んー、あ、わかった」


閃いた。


「なんだべ?」

「スティーブはMだったんだ」

「……なるほどだべ」

「ちっがうわ!! というか、情報集めろって言ったの大将っすよ!! 気絶とか眠らせてたら意味ないじゃないっすか!!」


あ、この馬鹿。

こっちむいて大将とかいうなよ。


「ん? そういえば、この部屋はどこかな? っと、ミノタウロス将軍の部屋でしたか。これは失礼しました。すぐでて行きますので。ノーク、そのゴブリンを連れて部屋に戻ろう」

「あ、はい」


普通にあいさつをするエージルに俺たちは呆然として、挨拶されたミノちゃんだけがそんな生返事をする。


「あ、はいじゃねーすよ!! おい、ここの総大将だろミノちゃん、とにかくなんとかしてくれっす!!」

「あ、すまんだべ。エージルさん、一応そこのゴブリンは嫌がってるし、やめてもらいたいのですが……」

「む、そう言われると無理強いはできないね。ごめんよゴブリン君。また暇な時に協力してくれ」

「いやっす!!」


あ、わかったこいつマッドサイエンティストだ。

ザーギスと同じタイプだ、そしてあの友人と同じタイプだ。


「さて、よくよく見れば人がいるね。どういう理由でここにいるのかは知らないけど、とりあえず挨拶をさせてもらおう。私はエナーリアの魔剣使いエージル・トムソンだ。気軽にエージルと呼んでくれ」

「……私はエナーリアの兵士でノークといいます」


さて、挨拶はされたけど、俺はどうやって挨拶返すべきかね?

堂々と言ってみるか。

どうせ交渉にきてるって言うつもりだったし。


「始めまして、私はジルバ帝国に雇われてベータンで守備を勤めているユキといいます。こちらも気軽にユキと呼んでください」

「なっ!?」


ノークさんのは方は敵意をみなぎらせていたが、魔剣使いのエージルは違っていた。


「ん、宜しくユキ。で、そっちもこの軍団に興味持ったってことかな?」


エージルは裏もなにもない笑顔をこちらに向けて楽しそうにそう言った。

敵のことより興味優先か、こいつはやべぇ!!

さて、いいか今までの新大陸での内容をよく覚えておくことをおすすめする。

エナーリアに入ったら一気に物語を加速させるぞ。

そして、本が発売してそっと覗きにいったが、俺のところは売れてるのかよくわからんかった。

あと6月4日に発売の「夏色ハイスクル★青春白書」を頑張るから来週は更新が遅れると思う。

いいか、俺はエロを目指すわけじゃない。

ああいうゲームは明後日の方向に楽しむのが好きなんだーー!!

ん? そのゲームのレビューはネタばれになりそうか……著作権も引っかかるなー?

できるなら、活動報告とか小説風にレビューしてみるのも面白いかもねー。

ではでは、ゲームは沢山するべし。

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[一言] イチャイチャイチャイチャちょっと吐きそう、スティーブの気持ちはよきわかる。
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