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必勝ダンジョン運営方法 相手に合わせる理由がない  作者: 雪だるま
大陸間交流へ向けて

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第1942堀:ほかに情報がありそうな場所

ほかに情報がありそうな場所



Side:ミリー



「話は分かったけれど……」


いきなりコールで呼び出されて、話を聞けば……。


「それ、私が手伝うことってあるかしら? 冒険者ギルドって名前が同じなだけで繋がっているわけじゃないわよ?」


そう、新大陸の冒険者ギルドについて聞かれても私はさっぱり。

というか、ヴィリアたちの方が知っているぐらいじゃないかしら?


『それはわかっているわよ。とはいえ、私たちが向こうの冒険者ギルドを調べるよりも、ミリーに相談した方がいいのは間違いないでしょ?』

「それは、そうだけど……」


確かに、セラリアやクアルが冒険者ギルドのことを調べても、私よりは分からないとは思う。

でもね~。


「私もウィードでの業務があるのよ?」


そう、私はウーサノやアーエのことで動いてきたが、それはあくまでも緊急的な措置。

行方不明事件があったからであり、ウィードの業務が無くなったわけでもなく、仕事量が減ったわけでもなし。

というか、行方不明事件の時は、ウィードの冒険者ギルドの業務をある程度抑えてもらっていたのが、今はその揺り返しで山ほどって感じになっているのよね。

まあ、それでも残業とかしないようにしているけど。


『それはわかっているわ。だから、相談しているのよ。代役でもいいから、ギアダナの方に行って冒険者ギルドから調べられる人材っているかしら?』

「いや、流石にいないわよ。新大陸の件は極秘でしょう? 余程の人物じゃないと。だから、ヴィリアやニーナたちに冒険者を名乗らせているんでしょう?」


ヴィリアたちを送り込んだのは、冒険者には任せられないからというのがあってのこと。

冒険者で済むのなら、最初からその手の人員を送り込んでいるもの。


『そうなのよねぇ。そこが問題なんだけど、今話したように、なんというかかなり裏が暗いというか、根が深そうというか、こちらが知らなすぎることが多いんじゃないかって』

「まあ、それはわかるわ。ユキさんから歴史を調べるなんて話を聞いたときは、なんでそこまでと思ったけれど、イフ大陸よりも亜人に対する反応が過剰よね。しかもよく原因がわかっていないときてる」

『一応魔王がって名目はあるけれど』

「北部や南部ならともかく、中央は被害に遭っていないし、支援らしい支援もしていないって話でしょう?」

『そうなのよ。その状況で、なんで亜人排斥を受け入れ、南のオーエへと進軍したのか。真面目によくわからないわ。まあ、ほかの南部の国にもちょっかいは出していたみたいだけど』

「南ってところに何かありそうってユキさんは言っているのよね?」

『ええ。私もそうだと思うわ。北部にちょっかいを出してもいいはずだけど、それはしていないもの』


現状を鑑みるに、中央の連中はなぜか南の国々というか、オーエを目の敵にしているということ。

とはいえ、理由はさっぱりと来たものだ。


「……だから、冒険者ギルドに手を入れてみたいってことか」

『そう。国も知らない事情となると、どこの国でも中立で動いている冒険者ギルド、あるいは商業ギルドぐらいのものでしょう? まあ、ほかにギルドのような組合があれば、それも対象になるけれど』

「うーん」


気持ちはわかる。

すごくわかる。

今は手詰まりだから、新しい動きを入れたいわけよね。

ヴィリアたちは北部で動いているし、北部の冒険者ギルドが同じ情報を持っているか疑問もあるからこそ、中央で調べたいって話よね。


「ちょっと時間をもらえる? あるいは出せそうな人員に心当たりは?」

『あったら、すでにミリーに紹介しているわよ』

「そうよね~。今までの状況から察するに、年配の人は使えないわよね?」

『そうね。実力がある人が今までどこにいたって話にもなるし、中央はいまだにギアダナが孤立している状態に近いから、変なことに巻き込まれる可能性が高いわね。だから、モーブたちは動かさなかったんだし』

「モーブさんたちはやっぱり使えないか」


あの人たちなら腕はもちろん、信頼に関しては間違いないんだけど。

ほかの冒険者となると……やっぱりヴィリアたちか。

若くて新人に見られやすいっていうのは、ヴィリアたちならではだろう。

そこで、あることに気が付く、いや気になったというべきか。


「ねえ、少し聞きたいんだけれどいいかしら?」

『ええ。構わないわよ。何かヒントになることがあったかしら?』

「ヒントというか、別に冒険者を送り込まなくても、普通に話し合いを持つことは出来ないのかしら?」

『話し合い?』

「そう。ギアダナ王、そしてクリアストリーム教会の元となるクリア教会の大司教ともつながりがあり、冒険者ギルドも今回の動きには不信を抱いている。違う?」

『違わないわね。下手をすると冒険者も巻き込んでの戦争になるんだし。少なからず、ギアダナ王国の冒険者ギルドは今回の亜人の排斥に関しては疑問をもっているような感じね。何せギアダナ王たちと多少は伝手があるぐらいだし、ドドーナ大司教の弟子だし』

「なら、その人から情報を引き出せないかしら? というか、何かを知っているのはドドーナ大司教じゃない?」


今までの話で、中央が亜人排斥をしているというのは多少なりとも知っているドドーナ大司教が、クリアストリーム教会のことを知らなかったというのはおかしい。

いえ、それよりも30年前に大規模な討伐をしてギアダナは平和が訪れているとなると、そこに何かありそうなんだけど……。

という、ことをセラリアやクアルに伝えると……。


『……確かに、そこはおかしな話ね』

『言われて思い出しました。そうです。ギアダナ大森林にて多くのドラゴンを倒し、そして何かを倒した。そういっていました。今思えば不審な点です』

『あの時は、北部と状況が違うとは思わなかったものね』

「なら、もう一度話を聞くというのは間違いじゃないんじゃない?」


重要そうな情報が冒険者ギルドとドドーナ大司教が握っているかもしれない。

それがわかっているのであれば、取る行動は一つだけ。


『そうね。話をもう一度聞きに行きましょう。ドドーナ大司教は知らないって言っていたけれど、おそらく、本人が理解していないだけで、私たちが訊けばわかることがあるかもしれないわ』

「ええ。そういうことはあると思うわ。というか、得てしてそういうものだったりするし……」


当の本人は全然意味が分からなくても、傍から見れば大問題だった。

そういうのはよくあるのよね。

非常にバカだなと思うのだけれど、現場にいるとわからないってことは多いのよね。

それに、大きな戦いの後だし、判断力が鈍ってもおかしくないでしょう。

しかも、倒したという結果付き。

後腐れは無くなったと思っていてもおかしくはない。


『それで、その話し合いだけど、誰が良いと思うかしら?』

「普通に妥当っていうなら、ユキさんでしょう。その手の話を聞いて頭を巡らせるとなると、ユキさん以外にはいないでしょう」


この手の謎解きというか、不明なことを詰めるときは、ユキさんが最適解だ。


『夫ねぇ……。まあ、確かにその通りなんだけど、最近忙しいのよね』

「それはいつものことじゃない?」


ユキさんが忙しいのは今更だ。

対外的には私のような美女を囲ってイチャイチャしているっていう感じになっているけど、ウィードの人はそれを基本的に信じてはいない。

なにせ、日中は仕事で外に出てもその関係の話に手伝い。

確かにリーアやプロフ、オレリアたちが側にいるけれど、仕事の状態でそんな空気にはならない。


ユキさんが、ハーレム築いてうらやましいとか言っているのは、何も現実を見ていない馬鹿と言われるぐらいで。

むしろ、どこにそんな時間があるのかと言われることもある。


私も、忙しすぎて心配になるレベルだし。

まあ、最近は時間の流れが違う休暇場所っていうのが用意されているから、そこまで心配はしていないんだけど。


と、そこはいいとして、普段から忙しいユキさんは、新大陸の総指揮も任されている。

オーエとの調整、中央のギアダナとの調整、南の荒野の調査、北部の情報と色々飛び交っているところに、直接出向いて冒険者ギルドで話を聞けっていうのは、確かに無茶が過ぎるかしら?

でも、ユキさんがいるといないのでは情報の収集が段違いだと思うのよねぇ。


『……気持ちは分かったわ。どうせ、夫にも確認を取ることだし、今から連絡を取ってみましょうか。本人が参加したいっていえばそれまでだし』

「そうね。私たちがどうこういっても、ユキさん本人の意思が大事だものね。働いた分は休んでもらえばいいわけだし」

『あそこを頼りにするっていうのは、正直あれなんだけど、助かるわよね……』

「そうなのよ。あの時間が経たない日本の町って便利なのよね……ほぼ仕事持ち込みができないし」


完全にあそこは休憩専用なのよ。

それだけ私たち、いえユキさんの業務が洒落にならないと思っているからなんでしょうけど。


『持ち込むものは無制限だけど、出るとリセットされるからね。おいていくことができないし、最大で3日だから、鍛錬や勉強以外はそこまで使いようがないのよね』

「仕事は打ち合わせとかもあるし、休みの日にわざわざって感じだもの」


休養日に仕事とかしないわ。


『なんか、休日の話か?』


おっと、いつの間にかユキさんと繋がっていたようね。


『ええ、あなたが働きすぎってことで、ルナが用意したあの町の利用をってね』

『ああ、まあ、な。悪くはないが、あそこは日本過ぎてダメになりそうなんだよな』


意外なことにユキさんはあまりあそこを利用したがらない。

まあ、絶対ではなく利用する時はするのだけれど、自堕落になりそうということであまり使わない。

そこらへんは理解できなくもないので、無理にともいわないけど。


「あの、ユキさん。それとは別で相談があるのですが」

『なんだ?』

『そうそう。新大陸の歴史を調べているって話でしょ?』

『そうだな』

「そこで、向こう側、中央のギアダナ王国の冒険者ギルドにドドーナ大司教を伴って、ギルド長に話を聞きに行ってはどうでしょうかって話が上がっていまして」

『……なるほど。そういえば、色々あったな。ここ近年の話で後回しではあったけど、冒険者ギルド自体の歴史は長そうだし、ギアダナの森での出来事は聞いてみたいとは思っていた』


ということで、冒険者ギルド訪問の話をしてみるのであった。



人が住んでいる新大陸全域に拠点を持つ冒険者ギルド。

そこになら、何か情報があるかもしれない。

ということで、ミリーに相談がくる。


ミリーも行方不明事件を勝手に捜査とかしていたので、隠ぺいとか普通の仕事の始末で最近は忙しかった。

そこで最近そこまで出番がなったけど、冒険者ギルド内部のことで出番が出てきた感じです。

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