振り向けばヤツが…岳?…
何時もお読み頂き、又ブックマークを付けて下さり本当に有難うございます。
今回はちょいと休暇を取って紅葉狩りをしてリフレッシュをしようと思っていた諏訪さんですが…
まぁネ…
スムーズに事が運ぶ訳もなく…
さて、どんな事にありますやら…
何やかんやとあったが、無事に和平交渉も上手くいった様で何よりです。
まぁ…
私も末席におりましたので…ネ?
さて…
125ccのバイクも手に入り、紅葉狩りに行くぞぉ~!
と退勤後に局の事務官に有給休暇の申請を出しに行くと…
ベテラン事務官の大柴女史…
チラリと書類を見て呟いた。
局長…
紅葉狩り、都内でなさるのですか?
へ?何で紅葉狩りって解ったの?
で都内でって何?
えっと…
どういう事でしょうか?
今の季節、もうこの辺だと紅葉は終わっていますので…
高尾山とか昭和記念公園も厳しいかなぁ~
未だ23区内なら代々木公園とか絵画館前ならギリギリ…
って、それじゃあ、八ヶ岳にいる意味がないじゃないですか!
あ!筑波山なら…
いや、大柴さん?…
残念でしたネ?局長…
今年は寒暖差が激しくこの辺りの紅葉、本当に綺麗でしたよ。
とスマートフォンの画像を見せて来る…
確かに絶景の茅ヶ岳や少し標高の高い場所にあるスキー場から見下ろす富士山と近隣の山々の紅葉のなんと美しい風景…
恐らくはこの感じなら確かに周辺の紅葉は終わっているだろうな…
い、今のスマートフォンってこんなに綺麗に撮影できるのですね…
っと悔しさを極力出さない様に大柴女史にスマートフォンを返してスタッフルームに戻ろうとすると…
で…
有給休暇はどういたしましょうか?
と…
そうだった…どうしよう…
う、う〜ん…
どうせならお孫さん達(中高生軍団がみんなでじいじと呼ぶので当然、大柴さんには本物と思われているらしい…)と遊びに行かれては如何ですか?
お孫さん達と温泉に入って、美味しいモノを食べて…
喜ばれるのではないでしょうか?
う、う〜む…
彼女達とは血の繋がりも何もないし、仕事上で知り合っただけなのだが…
でも確かに、それ以上の縁は感じている。
そうですねぇ…
考えてみますか…
と言うと…
会議室から紺色の制服が2つ飛び出して来た。
え?じいじ!!
いいの!!
温泉一緒に行けるの!?
あれ?キミ達どうしたンですか?
今日は先生たちの研究会で、午前中で終わりで部活も休みだったので、久し振りに遊びに来たのぉ〜
とは、ユミカさん…
研究会で、私達の事を話をするって三枝先生が言っていました。
じいじは知ってます?
とアイナさんに聞かれる。
そうか、今日だったんだネ…
聞いているよ。君たちの魔力についてだそうですよ。
我々にしてみると不思議ですからネ…
あれ?
そう言えば…シオリさんは一緒じゃないンですか?
なんかネ…
最近、お掃除サボっちゃっていたから今日はきっちりやりたいンだって。
あ!みなさんに会えなくて残念ですって伝えといて!
って言われたんだった。
と舌を出すユミカさん…。
当初は敵対していた辺境伯と国王サイド…
念の為…
として階を分けて住んで貰ったが、杞憂に終わった様だ。
なんてワチャワチャとしていたら(年頃の女の子とは、こんなにも…苦笑)アステリアさんも登場したのですが…
ン?元気が…
諏訪さん、乃梨子さんは今日お仕事ですか?
ええ、今日は日勤ですので巡回から戻ってきたら終わりの筈ですが…
そうですか…
待たせて貰っても?
勿論です。会議室とかは使えませんが、ロビーで待っていたらどうですか?
ありがとうございます。そうします。
本当にネ…
この2人と違ってなんて礼儀正しいンでしょうねぇ?
とユミカとアイナの
キャピキャピJCコンビ
に聞こえる様に呟き溜息を吐いた。
えぇ~
私達だって…ねぇ?
って言うか、アスねぇ、ここ最近変よね?
と同室のアイナさん…
そう?気が付かなかったわ…
とすっかりギャル系JCのユミカさん…(溜息)
とそこへ勤務が終わり私服でロビーに現れた千須和1曹と五味3尉…
するとアステリアさんが駆け寄り、何事かを話をして…
千須和1曹と五味3尉がアステリアさんにハグしている…
ん?え?
と躊躇っていると、アステリアさんがこちらに来てJCコンビに、この後乃梨ねぇと五味っちとお茶して来るから遅くなりますネ…
ん?あゝ大丈夫、シオリちゃんとメイル先生に言っておくネ。
メイル先生とはユミカさんについているメイドさん兼護衛。所作とかに厳しいので先生なんだそうだ。
じゃ、よろしくネ…
と言いつつ駐輪場に向かって3人で歩いて行く。
因みに、千須和1曹は私のバイクと同じメーカーの白い125ccのスクーターで
五味3尉は黄緑色の250ccのスポーツバイクで通勤している。
それを見届けて、
さて私も帰ろうかな?
と大柴さんに声を掛けようとした瞬間…
両腕にぶら下がるJC達…
ねぇ〜
温泉の話はぁ?
覚えていたか…
確かKKRの施設が県庁所在地にあったよなぁ~
と呟くと…
えっと…
其処は数年前に閉鎖されていて県内には現在KKRの施設はありませんネ。
と大柴さん…
ありゃ〜
そうなんですか…
じゃ、無理かなぁ〜
大柴さん!
ナイスアシスト!!
いや私達は規則があって県外には出れないんだよ。残念だけれども…
えぇ~?何それぇ!!
2人の絶叫が館内に響くがウチのスタッフで気に留める者はいない。
それが私の勤めている組織の約束事なんだよ。
すまないネ。
よしよし、いいぞ!
あ!でも届け出さえ正確でしたらば大丈夫ですよ。
県外に出られます。
おぉ〜しばぁ〜!!
と振り向くと彼女は…
何?どうしたンですか?
と言う表情…(苦笑)
あ!
それと…
KKRってなぁに?
授業でチラッとやったアメリカの秘密組織みたいだけど…
ユミカさんがワクワクといった風情で聞いてくる。
残念!
KKRってのは…
国家公務員共済組合連合会
って言って私や乃梨ねぇ、大柴さんの様に国家公務員って言うお仕事をしている人達の組合って判るかな?
助け合いの会なんだ。
え?じゃ、三枝先生とかも入っているの?
いや入っていないと思うよ。
あ!解った三枝先生達は地方公務員だからだ!
でしょ?
はい正解です。
と大柴さん。
なんなんだ、この時間(苦笑)
ん〜
あと、私が知っている温泉宿はっと…
ここからだと
箱根の山海楼閣か…
でも此処って防衛省の提携施設だったっけ?…
なんか余り良いイメージが無いンだよなぁ〜
大柴女史曰く、
加納元総理が防衛大臣の頃に山海楼閣で何か事件があったって本省でも噂がありましたから…
積極的にお勧めは出来ません。
で、ここから一番近いとですネェ〜
隣の県の大きな湖の近くにありますよ。
保養所。
勿論、温泉付きです。
と大柴さん。
えぇ~良いなぁ~!
じいじダメェ?
う〜む…
みんなの都合がつけば、ですネ。
解ったぁ〜
聞いておくぅ〜!!じゃあねぇ〜
そう言い乍ら、ブンブンと手を振って
と元気に帰って行った。
苦笑し乍ら手を振り見送って…
大柴さんにお礼を言う。
有難うございます。みんな喜んでいました。
いえいえ…
こんな事でしかみなさんのお役に立てる事がありませんからネ。
いやいや、本当に助かりました。
と言って駐輪場に行くと私もバイクのキーを捻りエンジンを掛けてヘルメットを被った。
私もバイクが納車されてからはバイク通勤が多くなった。
その理由が…
さて…
帰ろうか。
裏口からは八ヶ岳が夕陽に燃えていてとても綺麗…
毎回この景色を眺めると最高に幸せだと思うのだ。
えっと…
ストーリーに私のリスペクト作品の設定をお借りした部分がチラリと登場致しましたがお気付きになられましたでしょうか?
本当に申し訳ございません。
無許可です。勝手に使っております。本当にごめんなさい。
さて…
この家族(?)無事にプチ旅行、行けるのでしょうか?




