決戦は…何曜日?…
局を出て、八ヶ岳広域農道を走り交差点を右折したら…
トンネル
のある雑木林が見えてくる。
いよいよ異世界に突入だ。
ここから前線基地を設営してある王宮迄は10分程度である。前回は視察であったので、特に普段通りであったが今回はやはり緊張感があるのは否めない。
トンネル
に入ったところで
各局、
標的への攻撃をすると言う事から緊張もあるでしょうが、そればかりでは疲れて良い仕事が出来ないですよ。出来うる限りリラックスしていきましょうネ。
そう言って無線を切る。
さて…
トンネル
を抜ける。
整備の際敢えて照明を付けなかったのだが、この騒ぎが無事に収束して公国との交流が頻回になるようなら照明は必要だよなぁ…
なんて事を考えていると
フレスベルク公国王城
に到着した。
先着の部隊の隊員が車両誘導をしてくれて、王宮内の裏庭に駐車した。
裏庭には…
レオポルド=フォン=フレスベルグ(日本名 古屋大樹)国王陛下
と宰相
デートリッヒ=フォン=ドルトイン
(日本名 宮沢直人)閣下
外務
相
レオンハルト=フォン=ハイネス
(日本名 金丸研二)閣下
が出迎えてくれた。
私と陸尉以上の隊員及び内閣府と外務省の幹部は3人と握手して前線本部に入る。
前線本部ではこちらでも使用可能な以前から行なっていた無線周波数の最終確認と共有。事前派遣されていた隊員やの労を犒い、事務官のPC等の設営をチェック。
車両や装備のメンテナンスの報告を受ける。
又明日からの戦略の再確認と各森周辺の住民の避難状況を問い合わせた。
そうして大ホールにフレスベルク騎士団を含む全員を集めたのは、夕刻18:00過ぎだった…
お疲れ様でした。
そして、フレスベルク騎士団の皆さん初めまして、私はこの作戦の指揮を取る。
陸上自衛隊 陸将補 諏訪謙三です。
決起集会へのご参加、本当に有難うございます。
さて…
長い挨拶は苦手です。
どうか皆さん…
危険があったら、直ぐに退避して下さい。
決して無理はしないで下さいネ。
お願いします。
以上です。
明後日の朝、又元気な顔を此処で見せて下さい。
防衛省、他省庁限らずに明後日は全員で集結し日本へ帰りましょう。
以上です。
頭ぁ〜右っ!
と言った整列をして…
別れっ!
の言葉に全員が各拠点に向かって
散会した。
私と、宮澤3佐と今回部隊を統括する三枝2佐が残り…
レオポルド国王陛下、2人の大臣とナミエン騎士爵が共に最終打ち合わせを行う。
何度も何度も打ち合わせ、修整をしもっと良い案はないか?
と検討する。
これを繰り返し遂に陽の目を観る事となった。
そして…
さぁ…
怖くはない。
不安はない。
と、孫娘がよく口ずさんでいたアニメーションドラマの主題歌の様に完璧ではないが、それに近いモノが出来た。
明日は…
決戦だ。




