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雪の華…

いつもお読み頂き又ブックマークを付けて下さり本当に有難うございます。

さて…

今回は中込隊長が呼び付けられた理由です。

一体なんなのでしょうか?

何でしょうねぇ〜

異動先は八ヶ岳山麓にある防衛省異世界担当局の敷地内に新設された…

警視庁八ヶ岳分駐所である。

其処の所長として着任した。

規模は警視庁を含め全国のSAT隊の中で一番小規模なユニットで総員30名で緊急時を除き10人1チームでローテーションしている。

薫はER勤務の経験を買われてこのエリアにある診療所に勤務する事になった。

3歳となった子ども達も保育園に無事入園する事が出来て多忙乍も楽しく過ごしていた。


今日も非番の妻と2人の子ども達に見送られて出勤したので、恐らくは家庭的な話ではないだろう…


う〜む…

全く判らない…

取り敢えず、異世界担当局に到着して、SAT隊の基地に戻ろうとしたら、サブを務めてくれた巡査部長が…


あ!

警部はそのまま局に行って下さい。

話は聞いていますので…

と真面目な顔で言われた。

ふと、駐車場を見るとウチのふぁーストカーであるミニバンが停まっている。

と言う事はカミさんと子ども達も来ているのか?

本当になんだろう?

そう思い乍ら局に入った。


あ!

中込隊長!

お疲れ様です。


あゝ…

えっと…

と宮澤1佐や諏訪局長とよくコンビを組んでいる女性隊員の…

千須…

あゝ!


えぇ〜!酷いですぅ~!

まだ名前覚えてくれていないンですかぁ~


いや、あゝ…えっと…

ごめんなさい…


ふふふ…

冗談ですよ。気にしていませんから。

それよりも、会議室の

ですからネ…

ご案内しましょうか?


あ、いや…有難うございます。

解りますから大丈夫です。


では、行っていらっしゃい。


え、はぁ…

有難う…


満面の笑顔で見送られたが、なんだろうか?

会議室2に向かって歩き始めると、突然、館内放送で音楽が流れる。

聞き覚えのある楽曲だ。

詩は無くピアノを中心としたインストロメンタルである。

ん~なんだっけ?

と考えていると会議室の前に到着した。


ノックをしてドアを開けると…

SAT隊のスタッフに担当局のメンバー、フレスベルク公国の姫君達に地域のみなさんが、クラッカーを鳴らして来た。


ん?

へ?

わっ!

と驚いているとウチの息子と娘が小さな花束を持って私の前にモジモジし乍らやって来た。

そうして…

パパ!

お誕生日おめでとう!!

と言って飛びついて来た。


あ!そっか…

今日って私の誕生日か…

いやいやいや…

誕生日だけれども…

私人の私の誕生日を祝うのに公共の施設を使ったら拙いだろ!

と言おうとすると…

有難うございます。

でもこr…

諏訪局長が前に出て来て、


中込隊長、いつもお疲れ様です。

今日は関係者や日頃からご協力頂いている地域のみなさんとの懇親会です。

施設の関係上アルコールは出せませんが、楽しみましょう。

あゝ

成程ネ…

地域との懇親会であれば、OKか…

すると宮澤1佐が、

それでは、


偶々


今日が誕生日の警視庁警備部機動隊

中込隊長より乾杯の音頭をお願いします。

あ!勿論、お飲み物はノンアルコールですのでご理解下さいませ。

では中込隊長…

と促されて…

あ、

警視庁の中込です。日頃から陸上自衛隊、警察の業務にご理解ご協力を頂きまして有難うございます。

と言ったら、姫達が…

長いよ!

早く乾杯しようよぉ〜!

と言われて

カンパァい!!


すると薫と子ども達がやって来て、

一昨日ネ、姫達が診療所にやって来て、

いつも私達を守ってくれているのに何もお返し出来ないのは嫌だから…

って局長に相談してくれてネ…

だったら地域との新年の懇親会と言う形なら此処貸せるよ。って言って下さって…

私の所に来た時には

招待状

って形だったの。

みなさんにお礼言っておいてね。

とウィンクして子ども達と仁美先生の所に行ってしまった。

そこでジュースで盛り上がっていた公国3人娘+1のところへ行ってお礼を言った。

ホント色々と有難うな。


何言っているのよっ!

こちらこそ有難う。

又、チビちゃん達の所に遊びに行っていい?


ああ、勿論だ何時でもおいで。


嬉しかった。

我々SATは正直異世界担当局に間借りしている部隊だったので、こんな風に地域の方との関係性は自衛隊より薄いと思っていたが、こんなにも馴染んでいるとは思っていなかった。


朝晩の登下校の子どもたちの見守りや消防団との防火パトロールを赴任して早々に始めた隊長達の事をみんな知らないなんて思っている訳ないじゃないか。

中込隊長の事を知らない人なんていないよ。

と宮澤1佐。


その言葉を聞いて私は会議室の窓の方を向いた。

今にも雪の降りそうな天気を見て流れていた楽曲の曲名を思い出した。

そう言う事だったのですねぇ〜

まぁ…

仕事絡みでは無くて良かったです。

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