第121話 嬉しかな
お待たせ致しましたー
念話で、ハクが重大な事を知らせてくれたんだ。
『鏡羅と番になりますー!』
って、大ボリュームで頭に響かせてくるんだもん。
めちゃくちゃびっくりしたし、何事かと思ったけど。
内容を聞くと、納得は出来た。
『もう? 君が辛抱ならなかった?』
『……おん。その通りですー』
『で、ミラには頷いてもらえたんだ?』
『そうですー』
それはそれは何より。
リョクらは、ハクの気持ちとか絶対わかっていたけど……ミラは素直だから気づかれていたかも。
むしろ……ミラがハクのところで過ごすって決めた時からかな。
ほんとに最初の最初。
僕らを救ってくれて……自身が大精霊に覚醒するだなんて。
神のご意向とはいえ……まだ数日程度の出来事とは思えない。
『んー、じゃ……やっちゃう? ヒトで言うところの【結婚式】ってやつ』
『……ええですのん?』
『ハクと言うよりかは、ミラのためだよ』
あの国で……もし、両親達のもとで過ごし……幸せな生活を送っていたとしたら、それくらいあってもおかしくはない。
僕だって、精霊王だけどそれくらいの知識は神から授かっている。
司祭とかだっけ? その役目くらいは出来そうだ。
『……おおきに。ミラにも伝えますー』
『リョク達には僕から伝えるから……精霊の里をあげて、盛大にしよう!』
神から愛されし、愛し子。
僕らの大恩人。
人間だった時の幸せは……ほとんどなかったのだから。
本当に……大好きな相手がこちらで出来たのなら、それくらいはしてあげたかったもんね?
『え〜〜!!?』
『ほう、まことか』
『……よかった』
で、それぞれにミラ達の事を伝えたら……予想していた反応のまんまだった。
端の子達にも伝えたら……まあ、同じだったけど。
ハクとミラの事を……自分のことのように喜んでいたよ。
次回はまた明日〜




