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第109話 屋敷精霊の安心?

間違えていましたー

 ミラが……変わった。


 本当の意味で、『大精霊』となったのだ。


 姿の美しさもだが……足りない『知識』などが、きちんと補填され……堂々とした姿勢でいるのだ。


 しかし……だ。



(……主と、いつのまにか恋仲になっている?)



 いつ、どこで?


 と、私も色々聞きたいが……おそらく、ここに帰って来る途中だろうな。


 でなければ、精霊王様方が、宴だと騒いで主らを屋敷に帰さないわけがない。



「ただいま戻りました、風珀(フウハク)様」



 ミラは、大精霊となっても……私への態度を変えない。


 ランクだと私の方が低いのに……以前の人間だった時が良い子だからか。


【名】も与えれただろうに……本当に良い子だ。



【おかえり……えーっと】


「【名】をいただきましたが、鏡羅(ミラ)です。呼び方は同じです」


【! そう】



 では、今まで通り呼んで大丈夫と言うことか。


 鏡羅は……少し身体を光らせると、身体のあちこちに『鏡』を顕現させた。


 顔の美しさもさらに増したようで……これが【鏡羅】と言う大精霊としての姿をと言うことか。



「このような姿になりましたが、私は……私です」


【うん】



 なので、遠慮せずに抱きつきに行くと……鏡羅はしっかりと受け止めてくださった。



「せや、フー。ミラにはいつも通り、飯は用意したってや?」



 あ。主がいるのすっかり忘れていた。


 私が頷くと、念話でポフム達にそう伝えておいた。



【鏡羅、おかえり】



 それと、鏡羅に言い忘れていた言葉を伝えると……鏡羅は眩しいほどの微笑みを浮かべてくれた。



「はい、ただいま戻りました」



 そして、もう一度答えてくれたのだ。



「あ。あとな、フー? 俺とミラは付き合うことなったわ」


【……見ていてわかる】



 主から改めて言われたが……お互いを想い合う雰囲気は出まくっていた。


 感じるこちらが恥ずかしいくらいに。



「そうか。で、寝るとこ同じにすんねん」


【は?】



 いきなり?


 まだ鏡羅が来て……数日程度なのに。


 もういきなり、初夜を迎えさせるの!?


 私は間抜けた声を出してしまったが……鏡羅からは『寝所を共にするだけ』と弁明されたけれど、本当か疑いそうだった。

次回はまた明日〜

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