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言い出したら聞かないんです
「…叔母さん、言い出したら聞かないんです。
私は着替えを用意してきますから座っていて下さい」
「はい…なんだかすいません」
此処に来てもう1月は経つけど。ニードもケイトさん達も私をお譲様のように扱う。なんだか、慣れない。
今までは自分の事は自分でするのが当たり前だったから少しは自分でしたいけど…。
なんだか色々考えているうちにケイトさんが戻って来てもう入れると教えてくれた。
「有難うございます。行ってきますね」
初めて入る大浴場にちょっと期待しながら行ってみると、まるで超リッチな銭湯のように豪華なお風呂があった。
「わぁ~…」
大理石で出来た大きな浴槽はまるでプールのように広くて泳げそうだし、彫刻のようなものからお湯が出ていて、湯船には花弁が浮いている。
ほんとにもう、王宮のお風呂って感じがする。
「早く入ろーっと」
脱衣台にはニードが用意してくれた着替えのドレスとバスローブがある。
そしてその下には脱衣籠が置いてあるので、そこに脱いだドレスを入れる。
「ぅ…」
ちょっと…恐る恐る下着を脱いでみるとなんか…生理じゃなかった。
「これって……ノワールのアレだよね…」
ノワールの濃い香りがするグショグショのショーツを籠に入れ、ちょっと凹みながらも体を流してお風呂に入る。




