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浮遊大陸で一番強いお方だからね
「う…うん……そう、だよね…」
何不安になってるの私…自分の夫を、ノワールを信じなきゃ。
「今竜車を呼んで来る。少し待っててねカノンさん」
コーディリアはバサバサと急いで飛んで行った。
「りゅうしゃ?」
「竜が引く籠車だよ。私達巡回奉公がよく乗ってるものさ。
取り敢えず、カノンちゃんを先に上層区のノワール様の屋敷まで送るよ。ノワール様にはちゃんと伝えておくから」
つまり馬車みたいなものかな。
「ノワール…大ジョブかな…?」
「ノワール様は誰にも負けないさ。この浮遊大陸で一番強いお方だからね」
そうだったんだ…確かに身のこなしはただものじゃないとは思ってたけど。
コーディリアが呼んでくれた竜車に乗り、私はケイトさんと一緒にノワールの屋敷に帰った。




