表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
飛べないトリビト  作者: アルグ
第二話『ひきこもり』
19/111

飛べない理由

「ジャンヌ様……お下品な事を言わないで下さい…」


ニードが顔を赤くして言う。


「なんで?いいじゃないの。あの子も男の子なんだから、それくらいする度胸があっても」


「ですから…」


「あの!」


会話が怪しいので私は違う話題を振る事にする。


「はい?なんでしょう?」


「えっと…ノワールってなんかの病気なんですか?凄い咳をしていたんですけど……」


私がそう聞くと二人は顔を見合わせる。


「そうですね……心の病気、ですね」


「心の?」


聞き返すとジャンヌは頷く。


「あの子には、親友がいたんです。

…名前はシオン・レイハート。

100年以上前に空の涙現象の際にシオンが亡くなって。シオン以外にも、あの子の部隊の部下は全滅してしまい、その事でノワールは自分を責めて飛ばなくなったのです」


「我々ガルーダ族は空を飛ばねば呼吸器系に支障を来たし、死んでしまいます。

あと、空の涙現象は空の海からこの世界に落ちて来る高熱の岩の事です」


ニードの補足説明にピンと来るものがあった。


「隕石とか流星のこと?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ