35. 調査完了
前回のお話
ドラゴンをバシーン。電気犬をビターン。
どちらも生きている模様です。現場からは以上です。
どちらも命が助かって良かったですね。続いてのニュースです。
あれ?なんかデジャブ。
「ん?レイなんか怖いの?大丈夫?」
優剛はハルとレイに近づくと、レイが震えている事に気が付いて声をかけた。
『こ・・・怖くねぇし!』
「いや、涙目で言われてもねぇ・・・。」
伏せの状態のまま身体を震わせて強がるレイを見て、どうしたのかと思案顔になる優剛。
『ユーゴが怖いの。』
「え!本当?まだ怖い?」
既に優剛は限界の魔装を止めて、いつも通り皮膚下での魔装を纏っていた。
『あんな戦闘を見せられたら怖い。それに父さんを引きずってる・・・。』
「なんかごめんねぇ。でも尻尾が引きずられるのは仕方ないでしょ。長すぎだよ。」
『そうだぞ!俺の父ちゃんより良いじゃないか!』
「お。もう大丈夫?」
『うっ!最初から大丈夫だ!怖くないぞ!』
優剛に視線を向けられると少し怖いようで、怯んだ様子を見せるが強がるレイ。
「お母さんたちは起きそう?」
『まだね。』
優剛はなんとか話せるハルと話す事にして、母親たちの状況を確認する。
「うーん。結構血を流したみたいだけど、起きて食べれば元気になるから心配しないでも良いからね。」
優剛は母親を視る魔力で素早く診断した結果をハルとレイに伝える。
「ハルのお父さんは衝撃と電撃の合わせ技でダメージも深いだろうから、レイのお父さんを起こすか。」
優剛は巨大な犬の顔にビチャビチャと水の魔術を浴びせ掛けると、「ブハァ!ゴホッゴホ!」と咳き込んでから目を開いた。
すぐに優剛から距離を取ろうとする巨大な犬だったが、優剛に角をガッチリと掴まれていて動く事が出来ない。
昨日、同じ状態になったレイは再び震え始めた。
角からバチバチと放電するが、優剛には全く影響無い事がわかると、目を見開いて優剛を見つめる。
「僕は優剛です。レイのお父さんですよね?ちょっと話したい事があって来ました。」
優剛が朗らかに自己紹介と要件を伝えても、巨大な犬は頭を振って抵抗を続ける。そして遂に前足の爪を使って角を掴んでいる優剛の腕を攻撃しようとした時、優剛はその場で角を掴んだまま跳び上がり、巨大な犬を地面に叩きつけた。
巨大な犬は「カハッ」っという口から空気が漏れる音と共に地面に横たわる。
「名前を聞いても良いですか?抵抗するならビターンを続けますが、殺しませんから安心して下さい。」
『父ちゃん・・・。』
既に優剛の魔力よって双方の父母を含めて魔力での会話が可能な状態になっている。優剛の殺さないという発言と息子の呟きを聞いて、少しだけ冷静になった巨大な犬は優剛に語りかける。
『俺はゼンだ。お前は何者だ?』
「うーん。話せば長くなるんですが、僕は近くの街に住んでいる人間ですかね。」
『馬鹿な。人間が俺たちを無傷で倒せるわけがないだろう。なぜ電撃が効かんのだ?』
今も角にはバチバチと音を立てて電撃が纏われているが、優剛はそんな角を掴んで離そうとしない上に感電した様子もない。
優剛は電撃が自分に効かない事を説明すると目を見開いて驚く巨大な犬の姿は、大きくなっただけで昨日のレイと同じだった。
『くくく。電撃が効かんとは良い気味だ。』
「あっ。喋れるようになりました?」
『気付いていたか・・・。俺はボラだ。お前みたいな人間は見た事も聞いた事も無いぞ。』
意識を失っていない事は確認していたドラゴンが会話に入ってきた。しかし、身体を動かす事は出来ないようだ。
『俺の電撃で動けないくせに偉そうにしてんじゃねぇぞ。』
『お前は自慢の角を掴まれて身動き出来んくせに虚勢を張るのを止めたらどうだ?』
巨大な犬はドラゴンに向かって唸り声を上げて睨みつける。ドラゴンも倒れたまま顔だけを向けて、唸り声をあげて睨みつける。
「お前ら・・・。ビターンするぞ?」
ビターンを2度体験した犬もビターンの威力を見ていたドラゴンも優剛の言葉にビクっと身体を強張らせて、睨み合うのを止めておずおずと優剛に視線を向ける。
同じタイミングで小さくビクっとなったレイを見ていた者はいなかった。
『ユーゴと言ったか・・・。な・・・何をしにここまで来たのだ?』
ドラゴンの口ごもりながらの質問に優剛はここまで来た経緯の説明を始める。
「山の下に広がっている森の山側に生息している魔獣が、森の外に出て来て困っているので、原因の調査が主な目的ですね。そこでハルとレイに出会って、原因がわかりました。」
優剛は意識を取り戻したが、目を閉じて聞いているだけの母親たちに気が付いた。しかし、無視して優剛は説明を続ける。
「原因だった貴方たちの縄張り争いが終われば、森には平和が戻るので、そのままにしておく事も出来たんですが、ハルかレイのどちらかは悲しみを背負って孤独になるわけで・・・。」
優剛は言い淀んでしまい、その先の言葉が出てこない。
『人間の世界でも争いがあれば、親は死んで子供は孤独になるだろう?我らと同じではないか?』
「その通りだと思います。しかし、僕はハルとレイと知り合って話を聞いて、2人は争う事を止めました。止めたよね?」
優剛はドラゴンの言葉を肯定した後にハルとレイを交互に見て意思を確認する。2人は複雑な気持ちで首を縦に振って肯定を示す。バシーンからのビターンは止めたというよりも、無理矢理止められた。である。
「一緒に食事もして僕は2人と仲良くなったので、親とも意思の疎通が出来て争いが回避可能であれば、その方向に努力したいと思ってここまで来ました。」
『俺たちは無理だ。』
ずっと黙って聞いていた犬のゼンが争いの続行を宣言するように無理だと告げた。
『残念だが、俺たちは家族の為に、生きていく為に、食料となる獲物が必要だ。その為に縄張りがあって、獲物を奪う侵入者は排除しなくてはならない。』
「そこです!なぜ最近になって縄張り争いに発展したんですか?今までは双方ともに接触は無かったですよね?」
優剛はハルとレイの話を聞いてから、突然の縄張り争いになったのが疑問だった。
『レイが大きくなったから、獲物を得る為に縄張りを広げる必要がある。』
『ハルが大きくなったから、縄張りを少し広げる必要がある。』
(原因はお前らかよ・・・。)
優剛はジト目でハルとレイを視界の中に入れる。それに気が付いたハルとレイは必死に優剛から視線を逸らす。
「今まで子供が生まれる事は無かったんですか?」
『あったぞ。しかし、問題は無かった。』
『あぁ。無かったな。』
「それは片方が少し縄張りを広げるくらいなら問題にはならなかった。っという事ですか?」
『その通りだ。我々は人間に比べて子供が出来難いのだ。数十年に1度。100年に1度。それくらいの期間で1人の子を成すのだ。』
『子が出来ないからこそ、出来た時はしっかり育てるのだ。』
「偶々、育成期間が被らなかっただけなんですね。」
犬もドラゴンも同じ気持ちなのか、2人は頷き合っているが、すぐに睨み合って唸りだす。
「逆方向に広げる事は出来ないんですか?わざわざ争いが発生する場所を狙う必要は無いでよね?」
『この辺りは豊富な魔力を有した植物が育つのだ。それを糧にする獣も豊富な魔力を有する事になる。必然的に肉の質が全く違う。ゼンたちの方が広い縄張りを有しているのだ、少し押し込むくらい良いだろう。』
『何を言っている!俺は質の良い獲物が生息する縄張りを広げたいのだ!押し込まれた分と合わせて、不味い獲物が生息する縄張りが増えるだけなど容認出来ん。』
言い合ってから再び唸って睨み合う犬とドラゴン。それを見て優剛は溜息を吐き出す。
(資源の奪い合いか・・・。典型的な太古からある戦争の理由だ。)
あっちに広く平らな良い土地がある。なんか人が住んでいるけど追い出せば良い。奪えば良い。なんなら労働力にしてやろう。
あっちには良い森がある。あっちには金属が出る。あっちには。あっちには。あっちには・・・。人間も獣も争う理由は同じという事である。
さらに人間は宗教の違いでも争うし、果ては肌の色が違うだけでも争いを起こす。
双方が不味い獲物が生息する方に縄張りを広げれば良い。理性的に考えれば正解だろう。国境のように見えない線を引いて、双方が妥協した結果が平和である。
(無理だろうなぁ・・・。)
地球でも国境を無視して相手側の地域から、少量の資源を奪う行為は発生している。野生に置き換えて考えれば生きる為の食料だ。相手の縄張りだとわかっているが、目の前に仕留められる獲物を発見したら、仕留めて自分の縄張りまで持って行くだろう。
それを目撃すれば簡単に今回のような争いに発展する。そんな事は分かりきっている。
しばらく考え込むように黙っていた優剛は、ボラの尻尾がユラユラと揺れ始めたのを目撃する。ボラの最大の武器が尻尾である事から、優剛はボラを掴んでいなかった。
「ボラ、尻尾を含めて動かないで。」
優剛は今までとは違って低い声でボラに告げた。
身体が動くようになれば、不意打ちで動けないゼンを殺す。縄張り争いも終わりである。
『う・・・うむ。』
優剛に考えを見透かされたボラは押し黙るようにして、尻尾を自分の身体に巻き付けていく。
「ハル、レイ。争いは止まらん。どっちかが死ぬまで続くやつだ。」
優剛は申し訳なそうな表情でハルとレイに告げる。
『気にすんな!どうせ父ちゃんが勝つさ!』
『言ってなさい!父さんが勝つに決まってるでしょ!』
『よし。理解したようだな。角を離せ。』
『今日はこれで終わりにしてやるから、ユーゴはすぐにこの地を離れるが良い。』
優剛が角を離しかけた時にハッとしたような表情を浮かべて、再び角を強く握り直した。
「ゼンとボラに聞きたい事がある。」
『いや・・・。離してくれよ・・・。』
ゼンは伏せの状態のまま角を握られていて、自由に動く事が出来ないのが気に入らなかった。しかし、優剛は角を離さない。
「レイの教育ってどこまで進んでる?野生で生きる為には十分なの?」
『野生で生きるだけなら2年もあれば十分だ。あとは質の良い獲物がいる地域に行っても戦えるように、身体の成長を待っている段階だな。』
『ハルも同じ?』
『そうだな。教えられる事は全て教えた。身体が大きくなったら巣立ちだな。』
「うーん。ハルとレイを僕が貰って行っても良い?」
優剛の発言に目を見開いて驚く犬とドラゴン。さらにガバっと起き上がって優剛を見つめる母親たち。
ハルとレイはポカンとした表情で優剛を見つめる。
「美味しい食事があるよ?ウチ来る?」
優剛は食事という最大で最強の切り札でハルとレイを勧誘する。
『行く。』
レイは昨日から食べている食事を思い出したのか、涎を垂らして尻尾を振りながらすぐに回答した。
『おい!レイ!』
『レイ!?』
レイは父と母に名前を呼ばれて、ハッとしたような表情になる。
「ハルはどうする?」
優剛は焦りに焦っている親犬2匹を無視してハルに問いかける。
「・・・行く。だけど私は特殊。住む場所には硬い岩が必要。」
『なっ!ハル!?』
焦る父ドラゴン。そんな父を無視して母が告げる。
『岩なら私たちの巣の近くにある岩石地帯から少しずつ持って行きなさい。』
『ちょっと待て!母さん!』
優剛の食事を自慢するように語るレイに、まだ早いから残るように語る父犬。母犬は諦めたかのように目を閉じて何かを考えているようだ。
その隣ではハルの父と母が言い争うようにハルの身を案じる会話を続ける。
「僕が信用出来ないのはわかりますけど、人間の街ですよ?ハルとレイがただの人間に負けると思います?」
『ちょっと黙っててくれ。』
『うむ。ハルが巣立つのはまだ早い。』
説得を試みる父たち。気持ちがわかるために黙る優剛。
そんな不甲斐ない父親たちを押し退けて、強い強い母が子供に尋ねる。
『レイ、この人と一緒で大丈夫?そのドラゴンも一緒でしょ?』
『ユーゴは優しいぞ・・・たぶん。ハルがいても俺は気にしないぞ。』
(たぶんってなんだよ・・・。)
優剛はチラっとレイを見た。見られた事に感づいたのか、レイは優剛に視線を向けるが、既にその動きを察知した優剛の視線は虚空だ。
『ハル、ユーゴに迷惑をかけては駄目よ。その犬が何かしてきたら、殺して良いからね。』
『わかってるわ。』
(こっちは会話が物騒だな・・・。)
『『待て!』』
『『黙りなさい!』』
(はい!)
母たちが子供を送り出すような発言をした事で、焦った父たちの言葉がハモる。しかし。威圧感のある言葉に優剛を含めて、黙ってしまう父たち。
『ボラ、この人間は信用が出来ると思うわ。現にあなたも私もハルも生きているじゃない。それと私が倒れていた時にあなたは無視していたわよね?それで縄張りを広げる?笑わせないで!』
『そ・・・それは・・・相手が・・・その・・・。』
ドラゴン夫婦の会話を黙って聞く優剛は内心で父ドラゴンのボラを応援していた。そして、隣では犬の夫婦も会話を始めている。
『もし、殺すつもりなら私の怪我を治さないし、あなたも既に死んでいるわよ。角を掴まれて動けないくせに、ドラゴンを殺して縄張りを広げるなんて偉そうな事を言わないで!』
母犬の言葉にガックリと項垂れるような仕草を見せる父犬。
優剛は怒涛の勢いで妻に心を抉られていく夫を見ていると、なぜか自分も逃げ出したくなる。
優剛も心が痛くなって角を離す。角を離された事ですぐにゼンは立ち上がるが、立ち上がると同時に妻から「座れ」と威圧されてシュンとなって座る。
既に父たちは双方ともに項垂れるように頭を下げて「はい」しか言っていない。
(くっ!ゼンとボラのHPは0よ!止めたげて・・・。)
優剛の祈りは届く事も無く、次第に優剛の目が泳ぎ出す。麻実に怒られている自分が頭に浮かんで消えないのだ。
『ユーゴ、どうしたんだ?』
『どうしたのよ?』
「いや・・・。なんでもない・・・。ご飯食べる?」
優剛の様子がおかしい事に気が付いたレイとハルが尋ねてくるが、優剛は辛うじて否定すると、話の論点をズラす為に食べていなかった昼ご飯を提案する。
『食べる!早く出してくれ!』
『遅いくらいよ。』
優剛は「はい、はい」と返事をして、次々と屋台で買った食事を置いていく。その量は不自然なほど大量であったが、既に食べ始めたハルとレイは気が付かない。
『あら。食事?』
『私も食べて良いかしら?』
「どうぞ、どうぞ。遠慮なく食べて下さい。あっ仲良く食べて下さいね。」
(よーーーーし!釣れた!釣れたぞ!ゼン!ボラ!)
優剛は内心でガッツポーズを作ってゼンとボラを見る。ゼンとボラは救世主を見るかのようなキラキラした瞳で優剛を見ている。
優剛はゆっくりとゼンとボラに向かって歩みを進める。同時にフラフラと立ち上がったゼンとボラも優剛に向かって歩みを進める。
優剛は左腕で立ち上がったボラギュっと抱きしめる。右腕はゼンの首に回して抱きしめる。
ゼンとボラは抵抗する事も無く、むしろ優剛に身体を預けてスリスリと優剛に顔を擦りつける。
優剛は素早く3人だけの魔力ネットワークを構築する。
『助けられて良かった。』
『・・・ありがとう。』
『・・・助かった。』
先程まで命懸けで争っていたとは思えない空気が3人を包み込んでいる。
「食べよう。」
優剛は短く発言すると、ゼンとボラは頷いて食事が置かれている場所に移動する。
『話は終わったの?』
母ドラゴンの質問に同じ疑問を持っている母犬も視線を向ける。父犬と父ドラゴンのビクっという震えを優剛は抑えつけて、さらに笑顔を貼り付けて回答する。
「僕も子供を持つ父親ですから、巣立っていく子供を寂しく思う気持ちはわかります。その悲しみを3人で分け合っただけで、特に話はしていないですよ。」
英雄でも見るかのような表情を浮かべて優剛に視線を送る父たちを、優剛は腕で締め付けて父たちの表情を殺す。「ぐっ」という声が漏れ聞こえてきたが気にしない。
『平常心!ここが正念場だ!』
3人だけのネットワークには笑顔で母たちと視線を交わす優剛から激励が届く。
『そうね。私も寂しいわ。』
という言葉と共にプレッシャーが消える。母犬も同じ意見なのか、視線を食事に戻してハグハグと喰らいつく。
「ゼン、ボラ。食べよう。」
『あぁ。すまんな。』
『うむ。しかし、どこから出したのだ?』
ゼンは食事の匂いにやられたのか、すぐにハグハグと食事を始める。ボラは単純にこの量の食事が、どこから出て来たのか疑問を感じていた。
「魔術で異空間を作ったので、そこに入れていますよ。」
『あぁ・・・。長生きしている鳥の奴から聞いた事があるぞ。名前はなんだったかな・・・。』
「まぁ、良いじゃないですか。食べて下さい。」
『うん。父さん、ユーゴならなんでも出来る。不思議じゃない。』
「いや、出来ない事はたくさんあるからね?」
ハルの言葉にツッコミを入れる優剛。
ハルとレイは昨日からたくさんの食事を優剛がどこからか出しているが、既に『優剛だから』の合言葉で疑問にも思っていなかった。
『ユーゴ!もっと無いのか?父ちゃんが全部食っちまったよ。』
『美味いのだ!人間はこんな物をいつも食べているのか?』
「不味い物もたくさんあります。美味しい物を選んだ僕を褒めてよ。」
『うむ!ユーゴは凄いぞ!もっと無いのか?』
ゼンの心のこもっていない褒め言葉の後にはもっとよこせだ。
ゼンの後ろには瞳を輝かせた母犬が優剛を見つめているのだ。2匹の犬は非常に大きいので、食べる量も多いだろう。優剛は在庫の食事を全部放出する覚悟を決める。
次々に出される食事をハグハグと食べ続ける犬とドラゴンたち。ドラゴンは気になった物や好みの物は、尻尾で素早く掴んで自分の傍に確保する。犬は狙った食事を食べきって次に行く。
(これで調査は完了か。レミさんの思惑通り解決までしちゃったなぁ。黙っていても解決する話だったけど、丸く収まって良かった、良かった。)
優剛はハルとレイを引き取る事になってしまったが、初めて意思の疎通が出来た獣の子供が、悲しまなくて良かったと安堵する。そして、微笑みながら食事中のハルとレイを眺めていた。
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