エピソード最終話 「樹」と「絆」
東京、路地裏の喫茶店「樹」
いつものようにゆっくりと時間が流れるような午後
「う〜ん…」
「シャロンさん、何を見てるんですか?」
シャロンがフランス料理が特集されている雑誌を見ながら小首をかしげている。
「…似てるのよね」
「誰にですか?」
翔子がその雑誌を見てみると…
「フランス料理シェフ 篠山誠次?」
「この人、『叔父様』に似てるのよ」
「叔父様?」
「お父さんがフランスに行っていた間、『ジャンに雇われた』って言って、「樹」の厨房で働いてくれた人よ…名前を教えてくれなくて、私は『叔父様』って呼んでいたの。」
「え?そんな人いましたっけ?」
「殆ど厨房から出てこなかったし、私が専門学校を出てお店を回せる様になったら、すぐ辞めてしまったのよ。」
「ふ~ん、篠山…あれ?」
聞き覚えのある苗字だなぁと、翔子が思っていると…
カランッ!
「翔子!ちょっと聞いてよ〜」
リサが「樹」に入ってくるなり親友の翔子に愚痴をこぼし始めました。
「どうしたのリサ?」
「今日、パパと喧嘩しちゃってさ…」
「あらまあ」
いつもの事か、と適当にあしらう翔子
「ちゃんと聞いてよ〜」
「分かった分かった、で、理由は?」
「それが「樹」でバイトしてるって言ったらパパが「あんな奴の店なんか駄目だ!」って言出だして、あたしもムカッとしちゃってさー」
「うーん、リサちゃんのパパ、何でそんなに「樹」が駄目なんだろう…」
「あぁ!篠山!」
翔子が突然叫んだ
「へ!?な、何、翔子…あたしの事を急に苗字呼びして」
「違う違う、シャロンさん!リサの苗字だよ!篠山!」
「え!…もしかして、この篠山誠次さんて…」
シャロンが雑誌をリサに見せると…
「うん、うちのパパだよ、篠山誠次」
「シャロンさん!」
「…まさか『叔父様』はリサちゃんのパパ?」
小一時間前の篠山家…
「リサが『樹』でバイト?駄目だ!絶対に駄目!」
「なんでよ!」
「ジャンは店も娘も放り出してフランスに逃げた様な奴だぞ!そんな奴の所で働くなんて」
「今の店主はシャロンさんだもん!」
「それでも駄目だ!」
「ムカッ」
「だいたいジャンは昔から…」
「ジャンさんと何があったか知らないケド、そんなのあたしと関係無いでしょ‼️」
「う…」
「それに翔子は私の大切な親友なの!失恋した親友をほっておける訳ないじゃない!」
「そ、それは奴の所でバイトしなくても…」
「リサ、時間大丈夫なの?」
「サラ…」「ママ!」
これ以上ヒートアップしないよう、絶妙なタイミングで水を差すリサの母親のサラ。
リサの父親である、篠山誠次がフランス料理の修行をしていた頃に知り合い、結婚したフランス人だ。
「ヤバい、遅刻だ!」
そう言って飛び出してゆくリサ
「まったく、よりによって「樹」でバイトするなんて。」
「でも…もう、いいんじゃない?昔の自分にこだわらなくても…」
サラは誠次を後から優しく抱きしめそう言った。しかし…
「…いや、それは駄目だ」
「ふう…リサの頑固さは、あなた譲りね。」
諦めた様にそう言って、サラは誠次から離れた。
リサの父、篠山誠次は、京都の老舗料亭「篠山」の次男として生まれた。
料亭は兄が継いだため、誠次はフランス料理の道を選んだ。
彼は、フランス料理を学ぶためフランスに渡り、若かりし頃のジャンが勤めているフランス料理店にシェフ見習いとして働き始める。
その頃ジャンは既に天才シェフと呼ばれていて、誠次にとってジャンは越えるべき目標となった。
当時のフランスでは、アジア人のシェフ見習いなど雑用程度の仕事しかさせてもらえなかった。
それでも誠次は地道にフランス料理を学び、時にはジャンが料理を作る姿を観察し、鍋に残ったソースを舐め、彼の味に追いつこうと必死に修行に打ち込み、腕を上げていった。
ある年の店内コンペで若手シェフの中で誰が1番か決める事になった。
誠次は実力を認めてもらおうと、全力をかけ挑んだが、結果は惜しくも2位だった。
「凄いじゃない!日本人のあなたが、フランスの、この店の2番手になるなんて!」
恋人のサラにそう言われたものの
「いや、ジャンに勝てなかった」
と悔しがった。
誠次は、負けた事をバネに更にフランス料理の修行に励むようになった。
「次こそあいつに…ジャンに勝ってやる!」
ところがだ
「ジャンが引き抜かれただって!?」
ジャンは日本のフランス料理店に請われ、日本へ行ってしまい、誠次はリベンジする機会を失ってしまう。
「ジャンが日本へ…いや日本にいるなら、まだ機会はある!」
誠次はフランスで腕を磨き続けた。
それから何年か経ち、サラのお腹の中に命が宿った。
誠次はサラと結婚しリサが産まれた。
リサが2歳の時、京都にフランス料理店を出すと実家から連絡があり日本に呼び戻された。
リサが7歳の時、念願だった東京に新店舗を出店する事が決まり東京に引っ越した。
誠次は、東京でジャンを探し、とうとう「樹」に辿り着く。
しかし
「…樹、ボクはもう…イルフロッタントは作れないよ…」
そこで見たのは、妻を亡くし打ちのめされているジャンの姿だった。
「…」
誠次は何と声をかけてよいか分からず、そのまま帰ってしまった。
ところがジャンはフランスへと行ってしまい、その上、音信不通となってしまった。
誠次は後悔した。
「あの時、ジャンと話をしておけば…話しておくべきだった…」
ジャンがいなくなった喫茶店「樹」はシャロン一人が取り残され、実質閉店状態になってしまう。
「どうしよう…このままじゃ、お店も、お母さんの思い出も、なくなっちゃう…」
傍から見ていても経営状態は酷くなる一方だった。
「サラ…頼みがあるんだが…」
「何ですか?あらたまって」
「暫く…いや、数年かかるかもしれないが、店の経営を任せてもいいか?」
「?ええ、勿論。元々あなたは経営には疎いから私が受け持っていた事ですし…でもなぜそんな事を?」
「ジャンがいなくなった」
「えっ!?」
「今、娘さんが一人で店をやっているが、あれでは店は潰れる。」
「…あなたはどうしたいの?」
「あの店が無くなったら、ジャンは二度と戻ってこない…俺はあの店を残したいんだ。」
カラン…
喫茶店「樹」に一人の料理人として誠次はやって来た。
「シャロンさん、ですか?」
「はい…あの、どちら様ですか?」
誠次は「ジャンに雇われた」と嘘をついて厨房に入った。
最初、シャロンは誠次を疑ったが、目標であるジャンの味を研究していた誠次は、ジャンの味をほぼ再現してみせた。
父の味を知っているなら本当だろうと、シャロンは誠次に厨房を任せたのだった。
シャロンは誠次の事を、親切な『叔父様』と呼んだ。
これには誠次の心が痛んだ。
誠次が「樹」を守ったのは「親切心からじゃない…ジャン、帰ってこい…俺はお前と決着をつけたいんだ」という思いがあったからだ。
誠次は、シャロンが専門学校を卒業し店を任せられるようになると
「もう、大丈夫ですね。私の役目は終わりました。」と、早々に「樹」を辞めてしまう。
親切な『叔父様』と呼ばれる事から、逃げたかったのかもしれない。
「だが、ジャンよ、お前の帰る場所は守ったぞ、早く帰ってこいよ…」
しかしジャンは帰って来なかった。
そして数年が経って、シャロンと翔子によって、ようやくジャンは帰って来た。
けれど…
「味覚障害だと!」
ジャンが味覚障害になっていたことを知った誠次は、
「もう、あの天才ジャン・ピエールはいない…俺の越えるべき目標は、この世にはいないんだ…」
と落胆し、ジャンとは二度と会わないと決めたのだった。
リサにこの事は話していない。
父親が店の仕事をせず関係ない店の厨房に入っているなんて、上手く説明できる気がしなかったからだ。
だから「ジャンの店には行くな」と言っておいたのだった。
「今更、説明したところで…」
とても分かって貰えるとも思えなかった。
だがリサが「樹」でバイトを続ければ、すぐに『叔父様』が篠山誠次だとバレてしまうだろう。
「…どうせバレるなら、こちらから出向くしかないか」
そう言って、誠次は「樹」に向かうことにした。
その頃、「樹」では、シャロンがジャンに親切な『叔父様』の事を聴いていた。
「それじゃあ…お父さんが雇ったんじゃないのね…」
「ワタシも、知らなかったヨ、セイジが「樹」を守っていてくれたナンテ…」
「…」
「リサ?」
「なんでよ…なんでパパはあたしに何も話してくれないのよ…」
「…リサ、パバさんを責めないデあげてくだサイ…悪いのはワタシです。現実を受け入れられず、逃げ出したワタシなのデス」
カラン…
「その通りだジャン、悪いのはお前だ、何もかも放り出して、逃げたお前だ」
「樹」のドアを開けた誠次がそこにいた。
「!」
「パパ!」
「セイジ…」
「…シャロンさん、嘘をついて厨房に入った事、謝ります。」
「そんな!謝らないでください…あの時『叔父様』がいなかったら「樹」は…」
「俺がこの店に入ったのは、ジャンと決着をつけたかった…ただそれだけです。」
「セイジ…すまなかった…いや、ありがとう「樹」を守ってくれて」
「…天才ジャン・ピエールはもういない…リサ、帰るぞ」
「…あたし、帰らないよ」
「リサ!何度も言わせるな、ジャンは」
「ジャンさんじゃないよ!あたしが納得できないのはパパだよ!」
「なに?」
「そんなに昔の事が大事?違うでしょ!ジャンさんだって、今はシャロンさんと厨房に立ってスイーツを作ってる…もう前を向いてるんだよ!」
「…だが、それは俺が目指したジャン・ピエールに遠く及ばない…」
「パパ!」
「…本当にそうでしょうか?」
いままで黙って聴いていた翔子が誠次に向って言った。
「君は翔子さんだったね…君は最盛期のジャンを知らないだろう?」
「知りません、でも今の「樹」の味を知ってます。」
「!」
「私、ジャンさんとシャロンさんが作ったイルフロッタントを食べました…涙が出るほど美味しかった…2人で作り上げたあの味が、劣っているとは思えないんです。」
「それは…誰にもわからんだろう」
「叔父様、いえ篠山誠次さん」
シャロンが誠次の前に出て、真っ直ぐ目を見てこう言った。
「父と私、今の「樹」の味と対決してみませんか?」
「何だって!?」
誠次は驚いた、樹で働いていた頃から、シャロンは料理で順位を争う事を一番嫌っていたからだ。
「篠山さんの思う対決の形とは違うかも知れませんが…今の私達の味が、父の最盛期より劣っているのか、それを知るためにも、お願いします。」
そう言って、シャロンは誠次に頭を下げた。
「…シャロンさん、分かりました。その提案、お受けします。」
「ありがとうございます!」
「パパ…」
シャロンは喜んだが、リサは複雑だった。
対決なんて正しいとは思えない、けれど父の気持ちも分かるからだ。
翔子がリサの手を握る
「…どんな結果でも、一緒にちゃんと見届けよう」
誠次はそのまま厨房に向かった。
「すぐに始めよう」
「えっ!今からデスカ?」
「俺はここで何年働いていたと思うんだ?それともジャン、お前には準備が必要なのか?」
誠次がジャンを挑発する
「ノン、大丈夫デス!」
「テーマは『フォンダン・オ・ショコラ』だ」
「Oh!あの時のメニューデスネ」
それはフランスの修行時代に1位と2位を分けたスイーツだ。
「手加減は無しだ」
「もちろんデス!シャロン始めますヨ」
「はい、お父さん!」
そして、二組のスイーツ対決が始まった。
『俺はジャンの背中をずっと追いかけていた。
フォンダン・オ・ショコラの作り方だって、ジャンの味を研究した。
チョコレート、バター、卵、砂糖、小麦粉を混ぜ、高温のオーブンで短時間焼き上げる…シンプルだからこそ、素材、粉の配分、チョコレートを刻むサイズなど確かな知識と技術が必要だ。
対して、このスイーツは、中心を焼ききらない事がポイントになる。
そのタイミングを掴むコツは、まさに職人の長年の経験によって培われるものだ。
知識と技術と経験と…
ジャン、俺はお前の味を再現できるまでになったんだぞ!』
「…焼き上がりね」
シャロンがオーブンから2つの『フォンダン・オ・ショコラ』を取り出す。
誠次はジャンとシャロンが作った『フォンダン・オ・ショコラ』が自分の元に運ばれてくるのを待った。
しかし、シャロンは2つの『フォンダン・オ・ショコラ』を別の人物が座るテーブルに持っていったのだった。
「勝敗は、あなたに決めてもらいたいの…リサちゃん」
「えぇッ!?」
リサの前に2つの『フォンダン・オ・ショコラ』が並べられた。
「だ、だめだよ!あたし料理詳しくないもん!」
「大丈夫よ、あなたは、パパのスイーツの味も、「樹」のスイーツの味も知ってる…だから公平に、どっちが美味しいか判断できると思うの。」
「…なるほどな…リサ、深く考えなくていい、ただ美味しいと思った方を選べば良いんだよ。」
「パパ…」
「叔父様…ありがとうございます。」
シャロンは、リサに判断を委ねた事、それを認めてくれた誠次にお礼を言った。
「………分かったよ…どっちが勝ったのか…あたしが食べて、決める!」
意を決し、リサが2つの『フォンダン・オ・ショコラ』にスプーンを入れた。
焼きたての生地の中から濃厚なチョコレートソースが流れ出る、とろりとした口どけが味と香りを広げてゆく。
2つのショコラは素晴らしく美味しかった。
ただリサは2つが対照的な味だと感じた。
誠次が作ったショコラは、完璧な温度と計算された配合。一口で背筋が伸びるような、プロの凄みを感じる「孤高の味」だった。
対してシャロン達が作ったショコラは、どこかホッとする、誰かと分け合いたくなるような「体温を感じる味」だった…
「リサちゃん…」「リサ…勝ったのはどっちだ?」
皆が固唾を飲んで見守るなか、リサが答えを出す。
「………パパ…」
「俺か?俺が勝ったのか?」
「………パパの負けだよ」
「‼️」
「…ここ、「樹」だよ?…パパは、ジャンさんとシャロンさんと、そして…」
リサは周りを見回した
「きっとここにいる樹さんの、親子3人と戦ってたんだよ?勝てるわけないじゃん…」
「リサ…」
「パパのショコラ、とっても美味しかった、けど、シャロンさん達のショコラは身体中が暖かくなる様な美味しさだった…」
シャロンが誠次に『フォンダン・オ・ショコラ』を差し出す。
「どうぞ食べてみてください。」
一口スプーンに取って食べる…優しい味と香りが広がる。
「…確かに、あの頃のジャンの味ではない、けれど、素晴らしい味だ。」
誠次はリサに「俺の負けだ…好きにしなさい」とだけ言って、「樹」をあとにした。
「リサちゃん、今日はパパと一緒に帰ってあげて?」
シャロンにそう言われたリサは、慌てて誠次を追いかけた。
帰り道、誠次は何も言わないリサに、話しかけた。
「また、負けてしまったな…」
「うん…」
「俺は、まだまだ修行が足りないのかも知れんな」
「…うん」
「おいおい、そこはいい加減にしなさいって突っ込むところ…!」
「…ふぇ〜ん(泣)」
「え?どうしたリサ?」
「パパに…」
「え、俺に、何だって」
「パパに…勝って欲しかったよ…ふぇ〜ん(泣)」
「…おいおい」
「…しょうがないじゃない、本気で勝負してたんでしょ?嘘はつけないよ…」
「頑固な娘だ、まったく」
「だって、パパの子だもん」
そう言って、二人はサラの待つ家へと帰って行きました。
残された「樹」の店内では、シャロンが誠次の作ったフォンダン・オ・ショコラを食べて、その味の鋭さに驚いていた。
「これがお父さんの…天才ジャン・ピエールの最盛期の味なのね…」
シャロンはその味を脳裏に刻み込んだ。
「…シャロン」
ジャンがシャロンの手を取る
「…すまなかった…あの頃のワタシは…」
「お父さん、私、お父さんが大好きよ」
そう言って笑う娘の笑顔に、ジャンの心は救われた。
翔子は、スマホを手に「樹」の外に出た。
「はい、何だ翔子か、どうした、私の携帯に電話を掛けるなんて珍しい。」
「えへへ(笑)ちょと、お父さんの声が聞きたくなって。」
翔子が電話した相手は、父の高城だった。
「ねぇお父さん、今度の週末、「樹」に行かない?お母さんも一緒に!」
「母さんも一緒にか?まあ良いが…本当に珍しい事を言うな、何かあったのか?」
「うん、その時話すよ。それに、たぶん2種類の『フォンダン・オ・ショコラ』が食べられると思うから。」
「それは楽しみだな!分かった、週末は必ず空けておく」
そう言って電話を切った。
週末、「樹」の店内は、3組の親子が顔を揃えた。
「うちのママだよ〜」
「はじめましてサラです。」
リサが母親のサラを翔子に紹介すると
「はじめまして翔子です。あ、うちの母です。」
「高城の家内の恵子です〜。皆さんはじめまして、中々出番がなくて、ご挨拶が遅れてしまいました〜」
「は、はい…」
「…お母さん、気持ちは分かるけど、あんまり喋り過ぎないでね(汗)」
隣のテーブルでは男性3人が集まっています。
「いや、まさか篠山誠次シェフが「樹」に関わっているとは知りませんでした。」と高城が驚いている。
「Oh!セイジはそんなに有名なのデスカ?」
「俺はこれでも色々とフランス料理の監修をお願いされているんだ」
「そうデスカ…ところで高城サン…」
「ちょっとは俺に興味を持てよ!」
中々に盛り上がってはいる様です。
「お待たせしました!」
シャロンが出来立ての2種類のフォンダン・オ・ショコラを持ってきました。
「こっちがフォンダン・オ・ショコラ「樹」、そしてこっちがフォンダン・オ・ショコラ「絆」です」
シャロンは誠次が作ったフォンダン・オ・ショコラを「絆」と名付けた。
「お父さんと叔父様と今の「樹」を繋いでくれた味だから…」とシャロンは言った。
「…美味しい」
「本当に美味しいわあ〜」
「これは、樹を代表するスイーツになるんじゃないか?」
「食べ比べするのが楽しい!」
樹のスイーツを食べて皆が笑顔になる…
シャロンはリサが言った事を思い出していた『きっとここにいる樹さんと、親子3人で戦っている』
「お母さん、見えるかな…「樹」は皆のお陰で、こんなに良いお店になったよ…」
東京、路地裏に人気の喫茶店「樹」があります。
「いらっしゃませ!」
今日も元気いっぱいのリサ
「ご注文は何になさいますか?」
いつも笑顔でしっかり者の翔子
「フォンダン・オ・ショコラ「樹」と「絆」出来立て上がりました〜!」
ふわふわして見えるけれど、一本芯の通ったパティシエになったシャロン
3人がいつでも皆様のお越しをお待ちしております。
シャロンの喫茶店 完
あとがきみたいなもの…
シャロンの喫茶店、最終話まで書き切りました〜
全話を読んで頂いた方ありがとうございます。
初めて書いた小説なので、最後まで書けるか心配していましたが何とかなりました。
シャロンも翔子もリサも、話を書きながら性格が固まっていった感じです。
一応終わりなんですが、学園生活を描いた番外編なんかを考えています。
よかったら、またお付き合い下さいませ。
ありがとうございました〜




