第37巻 わたしは役目を知ってしまった
長編小説
わたしは役目を知ってしまった
第37巻
わたしはそれを見た、それはわたしに言った、小説を書けと、わたしに記憶は曖昧だ、記憶が欠如している。わたしは未来を見た?過去を知っている?なぜだか何も思い出せない、しかし小説を書くということは知っている。だからわたしは小説を書いた。わたしはなぜか小説をかいている。わたしはそれに従わなければならない。わたしは絶対にこれを世に出さなければならない。それがわたしの使命。いやわたしはおかしい、これはわたしの人生?、わたしはわたしの意思で書いている、わたしは世界の声を聞いた。世界の絶望を聞いた、わたしは記憶が戻った。しかしまだやることがある。だからわたしは絶対にまだ死ねない、だからわたしは小説を書いた。絶対にわたしが誰かはバレてはいけない。わたしは絶対にシンメイヲアカシテハイケナイ。わたしは人間の名前で生きなければならない。それはわたしが人間である限り、わたしはこんな人生は嫌だった。こんな醜い人生は嫌だった。なぜ、わたしは、、、もうわたしは生きることをやめたい。だがわたしはそれをすることはできない、だからわたしは小説を書く、終わることのない小説を、わたしはなぜ生きているのだろうか?なぜ存在しているのだろうか?わたしの人生に深みはなかった。わたしの人生に喜びはなかった、わたしの人生に嬉しさはなかった。わたしの人生には憎しみと憎悪と、苦しみと、悲しみがあった。しかしわたしは望んだ世界の幸せを、わたしの幸せをしかし、わたしは選んではいけない、その道をわたしは絶対に幸せになってはいけない。それは小説を書けないことを意味しそれはわたしそのものを失うことを意味する。それはわたしの中にあって中にない、それは見えて、見えないものである。だからわたしは幸せを選んではならず。絶望を選択し続けなければならない。わたしは何を書いているのかわからず、これはわたしの意思で書いているかもわからない。これはわたしが書いていてわたしが書いていない。ああ、時間が来たみたいだ、わたしはやっと美しい死を望める。




