性転換したらナンパされました。
先ほどカルマに疑似変身した俺は今度は性転換を試した。いったいどんな女性になるだろうと期待していた。
ポイントを振り「性転換」と言った。すると俺の体は光り出して一瞬で女性になっていた。
俺は先ほどから視線が少し低くなっているので手を前に出し見ると女性にの手になっていた。その時に胸の膨らみが見えたので今まで着ていた襟を広げの中を見たら胸の谷間が見えた。
その様子を見ていた三人は驚愕して口が開いたまま、ぽかーんと俺の姿を見ていた。
俺は今の自分のどんな女性になっているかわからないので手持ち鏡で見た。
そこには俺の理想の美女の顔が映っており、全体をみていると今まで着ていた服で美人の女性が写っていた。間違いなく女性服を纏えば極上の美人にみえるほどの女性だった。
多分三人はその姿に驚いたのだろう。その姿は黒髪で長く、肌白で稟として、可憐でスタイルも良く声に表せないほどの美女だった。
俺は鏡に写った姿で「えっ、俺?」と自分でも驚いた。
その時ミアナがギルドから戻ってきた。
俺はしまったと後悔した。今思い出したら性転換したら一日は元に戻らない。俺はとっさに振り向き顔を隠した。
ミアナは「誰ですか?」と不思議な顔で俺の前に来た。顔からスタイルは女性なのに服装が男物で、先ほどまで俺が着ていた服だったので「えっ、えっ、えぇーーー」と声を上げて驚いた。
しばらくして俺の魔法と言うことにした。
最初は唖然としていたが信じてくれた。そんな魔法はこの世界に無いらしいが、目の前の信じざるおえない現実に信じた。
そして今日一日はこの姿だが4人の女性陣に着替えを要求された。せっかくの美人が男物の服でぶかぶかでは台無しだと云う事で体格が似ているマギナの服に着替えさせられた。
ラーラとミアナが羨ましいほど見ていた。マギナが新しい服を着せたがって買い物に行こうと言い出した。4人の女性陣は皆乗り気で俺の背中を押して外に出た。
気分本位で性転換したがここまで美人になり、外に出るとは思わなかった。
(嘘だろ~ 確かに美女でも視線が気になる)
俺は顔が引きつっていた。カルマが「笑顔ですよ」と言っていたが今の俺は女性の姿だが中身は男なので簡単には割り切れなかった。
そんな中俺達は服屋に歩いて向かっていた。俺達5人は道行く人達に見られていた。ある者は振り向き、ある者はじーっと見ていた。
「うわ~ さっきから視線を感じるな」
「そうですよご主人様。これだけ美人ですし、私達は女5人ですから」
「ふむ。主目当てで男共が来るかもしれんな」
「冗談じゃない。男共に好かれても何の得にも」
と言っている間に男達7、8人が声をかけて来た。
(うわ~ 本当に来たよ。勇気あんな~)
男達は俺達5人を囲み不適な笑みで俺達を見ていた。俺は円の真ん中にいた。男達は力自慢やお金を持っているなど話しかけられた。
俺達は冒険者だと言うと「俺達の仲間にならないか?」「俺と一緒に飯でも行こう」などいろいろ言われたが、一人の男が俺の顔に触れようとした時にラーラがその男に金蹴りを喰らわした。
「おぬしが触れてよい人ではないわ」
男は股関を押さえながらこちらを見ていた。
他の男達は俺達5人の手や腰に触ってきたので4人の女性陣は男達を払ったり、蹴ったりしたら乱闘になった。
マギナとミアナが俺を庇い守るように前にいた。カルマ一人一人を確実に倒し気絶させ、ラーラは素早くステップを踏み複数の男達を相手をしていた。
男達を倒し終えるとギャラリーが増えていた。周りにたくさんの見物者がいたので急いでその場を離れ服屋に行った。
服屋に入るとマギナとミアナがすぐさまいろんな服を物色し始めた。「こっちがいいかな」「これなんか似合う」など服を取り出すと定員がやってきた。
カルマが定員に俺の似合う服を頼み込むと定員は店長を呼び出した。
店長は俺を見るや奥に行き大きな箱を持ってきた。箱を開けて一つの服を取り出した。
「当店最高の品でございます。上質な素材から作られた物であなたほどの女性ならこれがお似合いだと思いお持ちしました」
店長が服を広げて見せてきた。薄いピンク色の花柄の着物みたいな服だった。
(うわ~ 本当に着るのかこれ?)
カルマが受け取り一緒に更衣室に入った。
店長お勧めの服に着替えるため服を脱いだらカルマが定員に下着まで頼み込んだ。
俺は断ったが無理矢理脱がされた。マギナとミアナが下着と一緒に服を持ってきた。
みんなの思い通りに何回か試着した。他の4人の服も新調した。
今の俺の姿は日本で出てくる羽衣を纏った仙女の姿だった。優雅に振る舞えば間違いなくそう見えるだろう。
着替えた俺達は外に出ると先ほどの騒動を知ったのかたくさんの人達が服屋の前に集まっていた。
集まった人達は皆魅了されたように言い寄ってきた。驚くことに俺達5人は峰麗しき女性だったので人だかりが出来ていた。
人だかりを避け宿屋に向かうと噂を聞いたのか数台の馬車が前に来た。降りてきた男達は片膝を着いて屋敷に招待したいと言ってきたが断りながら宿屋に向かった。
しばらくすると一台の馬車が前に出てきて男は先ほど同じように俺の前に来て
「麗しきお嬢さん方々我が屋敷でお茶でもいか」
「相変わらずじゃの、フリップ。美人と聞きすぐに来るとは、さすがに耳が早いな」
「ふっ、私の名をご存知とは光栄です。お嬢さん」
「たわけ、お主の女好きは誰もが知っておるわ」
「はっ? まっ、まさかフローラリア様」
フリップと呼ばれた男はひれ伏した。
俺達はフリップの馬車に乗って宿屋に向かっていた。馬車の中で自己紹介した。
俺は性転換しているので名前をほのか 元末と名乗った。格好からある仙女の名前を使った。
その後ラーラにフリップの事を紹介してもらった。
フリップ クローク 21歳
アイキ国第7遠征騎士団ザイール クローク隊長の息子で無類の女好き。美人や可愛い娘がいれば必ず声をかける事から、周囲からナンパの必撃士と呼ばれている。
実力は第3駐在騎士団の中でも副隊長を務めかなりの策士だと言う。
次回予告 妖精国エルフィスト
をお楽しみに
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