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57. 人化

 

 俺とシロとオリ姫は、いつものように、第29階層の狩場に来ている。


 そして、ミーナとは言うと、拠点のログハウスでお留守番である。

 可愛いミーナに、怪我をさせるわけにはいかないのだ。


 それから、今の俺達のレベル確認なのだが、俺がLv.27、シロがLv.49、オリ姫もLv.49、ミーナがLv.21で、シロとオリ姫のレベルが並んでいる。


 俺とオリ姫とミーナが倒した魔王軍1万のゴーストは、結構高位のゴーストだったらしく、滅茶苦茶経験値を稼げたのだ。


 そんな訳で、大体Lv.50になると進化やら、何かあるので、とっととシロとオリ姫のレベルを上げたいという訳だ。


「オリ姫モーニングスターアタック!!」


 いつものように、シロが、火山スライムキングを、オリ姫モーニングスターで吹っ飛ばし、そのまま急いで山に登る。

 そして、山の中腹でピクピク失神してる火山スライムキングの魔核に、俺は、オリ姫を投げつける。


 すると、


「ご主人様! レベルが上がったよ!」


「キュイ!」


 どうやら、同時に、シロとオリ姫のレベルが上がったようだ。


 取り敢えず、2人のステータスを確認してみる。


 名前: シロ

 種族: アラクネLv.50

 称号: 編み物上手、サクランボクリクリされたい幼女。

 スキル: 自在糸、編み物、料理、人化

 魔法: 第4階位風属性魔法、第4階位土属性魔法、第4階位火属性魔法、第4階位水属性魔法。

 力 950

 HP 1200

 MP 1320


 名前: オリ姫(進化可能)

 種族: ネームドオリハルコンスライムLv.50

 称号: シロの妹分、お喋りしたいスライム

 魔法: 第4階位光属性魔法、第4階位火属性魔法

 力 3000

 防御力 15000

 素早さ 10000

 HP 5000

 MP 250


 シロは、Lv.50になっても進化できないのか……。


 ん!? 人化?


 シロのスキル欄に、人化の文字がある。

 なんとシロは、人化のスキルを覚えていた。


 まあ、シロは、オ〇パイを大きくする為に、毎日、牛肉を食べて、ミルクも欠かさず飲んでいた。

 哺乳類ばかり食べてたので、遂に、人化スキルを覚えてしまったようだ。


 それにしても、ご主人様より早く人になれるようになるとは、下僕の癖に生意気過ぎだろ!


「あっ! ご主人様! 僕、人化のスキルを覚えたみたいですよ!」


 どうやら、シロも鑑定眼で、自分のステータスを確認したようだ。


「そのようだな」


 俺はムカついてたので、素っ気なく答える。


「これで、ご主人様に肉が付いたら、僕ともエロい事できちゃいますね!」


「お……おぅ」


 俺のシロへのムカつきが一瞬で引いた。

 変わりに、俺のチ〇コが久しぶりに反り返る感覚がした。

 まあ、チ〇コの皮しかないので、実際、反り返らないのだが。


 しかし、俺のハーレム要員が、遂に1人ゲットできたのは嬉しい。

 しかし、シロはお子様だから、成人に見えるようになるには、後、2、3年は掛かるかもしれない。

 まあ、3年経っても、現在3歳のシロが5歳になるだけなので、犯罪臭いが……。


 まあ、兎に角、ハーレム要員をゲットできた事に変わりはないのだ!


「よし! ご主人様命令だ! 早速、人化してみろ!」


「了解!」


 シロは、返事をすると、一瞬にして、10歳位の少女に変身した。


「お前、髪と目が少し薄くなってピンク色になってるぞ!」


「エッ! そうなんだ」


「まあ、似合ってるからいいけどな!

  真っ赤な目は少し怖かったから、きっと、人化に合わせて、人間らしく見せる為にピンク色になったんだな」


「似合ってるんならいいや!」


 どうやら、目の色と髪の色には拘りがなかったようだ。


「それより、お前、副眼はどうしたんだ?」


「あるよ!」


 シロは、そういうと、額にある6つの副眼を開いた。

 どうやら、副眼は真っ赤なままである。

 シロの事を普通の人間と思っていた人に、突然、この副眼をみせたら、みんなチビってしまう程のインパクトが有りそうだ。


 そんな事を考えながらも、俺の目は、シロの下半身に目がいってしまう。


 それにしても、ヤラシイ。


 アラクネの時は、シロが素っ裸でいても何とも思わなかったが、人型になると、ここまでヤラシく見えるものなのか。


 肉棒に、しっかり肉が付いてたら、今頃、恥ずかしい事になっていた。


 見た目は10歳ぐらいだが、実際は3歳児の幼女に欲情するオッサン。

 考えただけで、犯罪者ぽい。


 俺は、お股もどうなってるか見てみたいのを我慢して、シロに命令を下す。


「シロよ! お前は、人化した時は、服を必ず着るのだ!

 そうしないと、上層に物々交換しに行く時、ヤラシイ冒険者に襲われてしまうぞ!」


「大丈夫だよ! アムルー冒険者ギルドに所属する冒険者に、僕より強い人いないから!」


「そういう訳にはいかない!

 冒険者は、とてもエロい生き物なんだぞ!

 お前『鷹の爪』のケンジっていう侍知ってるだろ!

 アイツなんて、むっつりロリコンで有名なんだぞ!」


「ケンジって、ロリコンだったの?」


「そうだ! アイツはロリコンだ!

 刀の腕は相当なものだが、基本、残念なロリコン侍なんだぞ!」


「そうだったんだ……確かに、ケンジが僕を見る目、ヤラシイ感じがする。

 目が細すぎて、実際、どんな目をしてるか分かんないけど。

 きっと、あの細い目で、僕の事を舐めるように見てるんだね!」


「そうだぞ! だから服を着ろ!

 俺自身も、下僕を素っ裸で歩かせていたら、そういう趣味の人間だと思われてしまうしな!

 お前も、ご主人様が変態ロリコンだと思われるのは嫌だろ!」


「僕としては、ご主人様がロリコンになって、僕を可愛がってくれた方が嬉しいんだけど、

 知らない人に、ご主人様がロリコンとディスられるのは許せないな……」


「そうだろ! だから服を着ろ!

 そしたら、これから一緒に添い寝してやってもいいぞ!」


「わかった! 僕、服を着るよ!」


 俺は、シロに服を着せる事と、添い寝の約束を取り付ける事に成功した。


 今までは、シロのグロテスクな蜘蛛の下半身が気持ち悪くて、一緒に寝て欲しそうにしてたシロを避けてたからね。


 ーーー


 ここまで読んで下さりありがとうございます。

 面白かったら、お気に入りにいれてね!


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