第50話 やりすぎた
エロ注意
なるべく直接的な表現は避けましたが
一応そこまで本編とは関係ないので読み飛ばしても問題ないです
2022/8/15 前半部分を削りました
首輪を使った奴隷プレイは控えめに言って最高だった。けど、今後やりすぎには注意が必要だな。
「て、テンマひゃま、も、らめれす、しあわせしゅぎてあひゃま、まっひろ」
トワが恍惚の表情を浮かべながらギブアップを宣言する。絶頂して崩れ落ちそうになったところを鎖を引っ張って強引に立たせるという鬼畜の所業をしたらこうなった。酷いことしやがるって思うじゃん。でも違うんだ。トワが自分から鎖を指差して引っ張ってと期待した目で煽ってきたんだ。
「大丈夫か?」
トワは立っているだけで足がガクガクけいれんしていて俺の服を力一杯握ってようやく立てている。うん、大丈夫なわけないわな。
「よいしょ」
とりあえず立っているのはしんどそうなので椅子に座る。トワには俺の膝に跨ってもらった。
「も、もうひわけ、ございません」
「いいからゆっくり休め」
俺の自制心の無さよ。俺はこういう時だけ精神力のステータスが0になるのだろうか。
「『ステータス』」
ちょっと気になったのでステータスを確認する。
テンマ(18):レベル323
体力:1436
攻撃:1132
防御:916
魔力:2314
器用さ:1321
精神力:680(−680)
素早さ:1553
職業:『白魔道士』レベル26
レベル323までの経験値293572
白魔道士レベル27まで1832
状態異常:『魅了』
なんか状態異常かかってるんだけど。精神力が半分になっているあたりそういう類のデバフだろう。そうか、俺魅了されてたのか……。自制心が無くなったのはきっとそのせいだな。
「『キュア』」
とりあえず状態異常を治療するスキルを使ってみる。ステータスの状態異常から『魅了』の文字は消えた。心なしか頭はすっきりとした感じがする。
「『キュア』『ヒール』」
念のためトワにもキュアをかけておいた。あともしかしたらこれで復活するかもと思ったのでヒールも使っておいたが、精神的な疲労はヒールでは回復出来ないので意味がなかった。
「とりあえず起きるのを待つか」
トワは一瞬意識が戻ったかと思ったら今度は俺の膝を枕にして眠ってしまった。まぁ俺たちの順番までまだ時間があるしこのまま寝かせてやるか。
1時間後、そろそろ俺たちが呼ばれてもおかしくない時間になったのだが、トワはまだ俺を枕にしたままぐっすり眠っていた。
「幸せそうな寝顔しやがって」
起こすのが躊躇われるが、楽屋にはこれからファゴッドさんがやってくる。他の男にトワのこんな姿を見せるわけにはいかない。
「トワ、そろそろ起きてくれ」
「んぅ……」
頭を撫でてやると嬉しそうに鳴く。頭をすりすりと擦り付けてくるのが猫みたいで可愛い。いや、猫より可愛い。調子に乗って頬をぷにぷにとつまむと露骨に顔を顰めた。くそぉ、いやいやしてても可愛いなぁ。なのでそんな顔されてもぷにぷにするのをやめない。
「あの、何をなさっているのですか?」
完璧に目が覚めたトワが俺の奇行に呆れている。寝ている時にほっぺたをぷにぷにされたら不快ですと非難しているように見えた。とりあえず撫でておくか。
「ん……そんなことをして機嫌を取ろうとしても誤魔化されませんよ」
膝に頭を埋めてすりすりしたと思ったら、真面目な顔で怒ってきた。だめだ今は何をしても可愛いと思えてしまう。チラッとステータスを見てみたけど『魅了』にはかかっていなかった。魅了と俺の自制心には何の関係も無かった。
しばらくトワのことをプラトニックに可愛がっていると、それを邪魔するように楽屋とドアがノックされた。一瞬トワの顔がむっとしたのを俺は見逃していない。けど本当に一瞬だけで今は気分を害されたことをおくびにも出さないでキリッとした顔になっている。
「テンマさま」
俺はよほど気の抜けた顔をしていたんだろうな。トワからちゃんとしなさいと言外に叱られてしまった。反省反省。トワからOKサインが出たのでノックの主に返事をする。
「どうぞ」
「失礼します。出品される品を受け取りに参りました」
ノックをしていたのは予想通りファゴッドさんだった。俺たちがダイヤモンドを出品するのを知っているので手には宝石用の手袋を装着している。俺はファゴッドさんにダイヤモンドを手渡すとファゴッドさんはそれを専用のショーケースに入れた。
「会場には行かれますか?」
「あー、折角だし行こうかな」
ここで待っていることも出来たけども落札額が気にならないと言えば嘘になるので行くことにした。
「では、途中まで一緒に参りましょうか」
批判が多かったら今後は控えます




