表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
座頭の石 (ざとうのいし)  作者: とおのかげふみ
第一章
2/3

第一章ep.1 関所《せきしょ》と水茶屋《みずちゃや》

【関所‐せきしょ】


江戸時代は、交通の要所に、幕府の管轄する関所(せきしょ)という検問所(けんもんじょ)が置かれていた。


関所内の番所(ばんしょ)には、行き来をする人々を取り調べるために役人が()めており、その土地に常駐する役人を定番人(じょうばんにん)といった。


(いし)(つる)の二人がやって来た番所は、年老いた定番人(じょうばんにん)一人しか居なかった。


(つる)が声をかけると、長机(ちょうぎ)を前にうたた寝していた定番人は起きて、まだ眠そうな不機嫌な顔で二人を見た。


「御役人さま、御苦労さまです。上方(かみがた)より諏訪参(すわまい)りの目的で旅を続けている夫婦にございます。こちらの手形にお目通し下さい」


(つる)は、にこやかな顔で、定番の老役人に往来手形(おうらいてがた)を差し出した。


江戸時代の関所の重要な役割は、入鉄砲出女(いりてっぽうでおんな)の取り締まりだった。


1に、江戸へ反乱に使われる可能性がある武器が持ち込まれるのを(ふせ)ぐこと。

2に、地方の国々が江戸屋敷に住まわせている婦女が、自国へ逃げ帰るのを防ぐこと。


そのために、鉄砲(てっぽう)の運搬を厳しく監視し、通過する女性の取り調べ(女改(おんなあらた)め)をする。


女性を取り調べるのは、人見女ひとみおんなが行った。通常、老婆や寡婦(かふ)がその任を負っていたが、通行人の少ない関所では、常に人見女を置く余裕も無く、女改めを(男の)役人が行っていることもあった。


(つる)は以前に、男の役人から取り調べを受けて不快な思いをしたので、関所も定番人も嫌っている。


関所(やぶ)りは重罪(じゅうざい)。簡単に避けるわけにはいかない。毎回、(つる)(なだ)めながら行く事になるが、(つる)は、役人の前では嫌そうな素振りを一切見せないので、(いし)もそれは感心していた。


「これだけ?」


老役人は手形に視線を落としながら、(つる)の前で親指と人差しを(かか)げ、指の腹同士を(こす)り合わせた。金銭(ワイロ)を寄こせという意味だ。


「ご面倒をおかけします」


(つる)は、心付けという金銭(ワイロ)を包んだ紙包(かみづつ)みを、老役人に差し出した。


手形は、当道座(とうどうざ)より正規に発行されたもので不備(ふび)はないはずだが、若い女と盲人(もうじん)の中年男の夫婦という怪しい組み合わせは、取り調べをする理由にはなる。


わずかの金で、()める事なく通してくれるなら、こちらの方が利口(りこう)だ。


老役人は、紙包みを(そで)の下に入れると手形を返した。こんな(さび)れた関所では、役人の財布(さいふ)が暖まるのは、こんな事くらいしか無いのだろう。


二人が番所を出ようとする、すると老役人がぽつりと言った。


「なにか困ってるなら・・・、言うんだよ」


(つる)は、老役人を振り返った。


若い娘にワイロをせびったのに良心が(とが)めたか? それとも、ただの気まぐれか?? 老役人自身も、不用意なことを口走(くちばし)った自分に驚いていた。


手形の内容など、老役人は特に気にしていなかった。形式(かたち)だけ、それさえ整っていれば、何の問題もない。


ただ、怪しい二人の組み合わせに、内心、若い娘が中年男に(だま)されて、何処(どこ)かに売られているんじゃないかと思っていた。しかし面倒な事には、巻き込まれたくない。だから見過(みす)ごすつもりだった。


大体、もし捕物(とりもの)(逮捕劇)になったとして、()いた自分に何が出来る?・・・


だが、明るく礼儀(れいぎ)を持って自分に接する若い娘を見て、急に遠く彼方(かなた)に置いてあった正義感が(よみがえ)ってしまったようだ。


(つる)は、(うつむ)いたまま、顔を上げようとしない老役人に向かって答えた。


「ありがとうございます。でも心配することはございません」


そう言って(つる)(いし)の腕をとり、寄り沿()いながら番所を後にした。


老役人は、しばらくしてから顔を上げ、誰も居なくなった番所から外を眺めた。


老役人は、若い頃から(しわ)の数と白髪(しらが)の数が同じくらいになった今日(こんにち)まで、五街道から外れた、この(さび)れた脇街道の関所で、定番人を勤めてきた。


若い頃は、大きな夢を(いだ)気概(きがい)もあったが、家と御役目(おやくめ)のしがらみから抜け出すことが出来ず、気が付けば、事なかれ主義の庶民(しょみん)から小金(こがね)をせびる役人になっていた。


親も家も仕事も全てを投げ出してしまう無責任さがあれば、もっと違う人生もあったかもしれない。だがこの老役人には、それが出来なかった。 新しい世界へ飛び込む度胸も勇気もない人生。


それは自分の負わされた責任を投げ出さなかった生き方で、誠実であるといえる。


でも周りの人から見れば、つまらない普通の人生なのだろう。


老役人は、誰も居なくなった外の景色(けしき)を眺めた。昨日と今日も、そして明日も変わらない眺めを、ぼんやりと見ていた。





【水茶屋‐みずちゃや】


関所を抜けるとまた登り坂となり、(つる)の口数はみるみる減っていった。


息は荒く、歩くのもやっとのはずなのに、弱音(よわね)は吐かない。


歩幅の違う(いし)に、足並(あしな)みを(そろ)えようと必死についてくる。


...(けわ)しい山道を歩いて来たから、相当疲れてるだろう、早く休ませてやらなきゃ


(いし)も、(つる)の様子を感じながら(あせ)っていた。


(つる)の背に手を回して身体を支えた。手が触れたので、(にぎ)る。それ以外に、いま自分にできることは見つからなかった。


(つる)(いし)を見上げ、弱い笑みを浮かべているが、(いし)が気付くことはない。


スンとすると、風が甘い匂いを運んでくるのを感じた。歩いていくと、道沿(みちぞ)いに一軒の水茶屋(みずちゃや)()っていた。


「店の人、すまねえ。水を一杯(いっぱい)もらえねえだろうか?」


水茶屋まで辿(だど)り着くと、腰掛けに(つる)を座らせた。奥に人の気配がしたので、声をかけてみる。(つる)の身体は、小刻(こきざ)みに(ふる)えていた。


(いし)は、(つる)の異変を感じたが何が起きているのか分からなかった。もう一度、店の奥に声をかけてみた。


「すまねえ、一杯でいい、後で金は払う。水をもらえねえか? 急いでるんだ」


(いし)の声に店の奥に居た女性が表に顔を出した。(つる)の様子を見ると、すぐ奥へ引っ込む。 そして時間を置かずに、ぬるめの水と(あたた)かいお茶の入った茶碗(ちゃわん)をお(ぼん)にのせて現れた。


薄手(うすで)の着物に割烹着(かっぽうぎ)()(なが)の目をした女性は、腰掛けにお盆を置き、そばに(かが)みこむと震える(つる)の背中を、優しく(さす)りながら「大丈夫」と声をかけた。


そして、ぬるめの水が入った茶碗を(つる)に手渡す。


「冷たいものを飲むと、体がびっくりしてよくないから、ぬるい水を飲んで」


(つる)は、ゆっくりとその水を飲み干した。


「ありがとうございます」


(つる)は水を飲んで、少し落ち着いたようだ。だが、身体はまだ震えている。


女性は、(つる)からぬるい水の入っていた茶碗を受け取って、次は温かいお茶の入った茶碗を手渡した。


(うつわ)(ぬく)もりを感じながら、(つる)は口に運び、ゆっくりと飲んだ。


中暑(ちゅうしょ)(熱中症)で倒れる寸前だったね。もう少しで危ない所だったよ、我慢してここまで来たんだね」


女性は(つる)の背中を擦りながら、おだやかな表情で声をかけている。


(ねえ)さん、すまねえ」


「それは、あたしじゃなくこの()に言うんだよ」


女性は立ち上がると、水の入っていた茶碗を持って店の奥に下がった。


(いし)は、そばに居ながら何も出来ない自分の不甲斐なさを恥じた。宿へと先を急ぐことばかりで、(つる)の身体の事はまったく考えていなかった。


「大丈夫ですよ、いっさん。もう随分(ずいぶん)と良くなりましたから」


(つる)は、目の前でしょげている(いし)の手を取って、震えた声で言った。


... あしはロクでもねえアホウだ


(いし)は黙ってうなずいた。その時の(いし)に出来ることは、(つる)の手を握り返すことだけだった。



(つる)が回復するには、まだ時間がかかりそうだったので、しばらくの間、水茶屋に居ることにした。


陽射(ひざ)しはやわらいでるが、湿気(しっけ)が残る街道沿い、日影ではあるが座っているだけで汗が出る。さっきまで吹いてた風も止まり、()した空気は停滞している。


店の女性は(よし)と言い、この水茶屋は彼女の店だった。


(よし)さん、このあたりに素泊(すどま)りできる宿(やど)はねえかな?」


(いし)(たず)ねると、


「ここから(街道を)半里(はんり)(約2キロ)も行けば、子毛の宿(こげのしゅく)って名の宿場町(しゅくばまち)があるから、そこに行けば()まれるよ」


(よし)が答えた。


ちなみに、(いし)(つる)が歩いてきた脇街道は、宿場町(しゅくばまち)の名から子毛山道(こげさんどう)と、この辺では呼んでるらしい。


二人は腰掛けに座り、注文したお茶と饅頭(まんじゅう)を待っていた。


体を休めることができたおかげで(つる)の具合もかなり良くなったようで、いまは(よし)とたわいのない世間話をしている。


(よし)は、ソの(ごう)という河のほとりにある集落に住んでいると話していた。


水茶屋は、普段、四隅(よすみ)に木の柱を置いて支える屋根があるだけで、開店するために必要なものは、ソの郷から荷車を()いて持って来てるという。荷車(にぐるま)には、七輪(しちりん)()え置きされていて、包丁やまな板、他の食材を入れる木箱も乗せている。


店で売るお茶は、七輪(しちりん)の上に乗せた薬缶(やかん)で作り、売り物の饅頭(まんじゅう)総菜(そうざい)は家で作っているらしい。


(よし)は、腰掛けの後ろにある荷車の七輪の上でお茶を()かしながら、荷台にある棚の上で饅頭や総菜(そうざい)を用意していた。


総菜をカットする、まな板をトントンと叩く音と、薬缶(やかん)の湯がシュウシュウを音と立てているなかで、(いし)には、店の中から(よし)とは別の、もう一つ子供の草履(ぞうり)の音が聞こえた。


ぱちゃぱちゃと水音もして、水遊びでもしているのかと思っていたら、店から出て来る気配(けはい)がする。


体の(ふる)えも止まり、湿気にほてる顔を、手ぬぐいを団扇(うちわ)代わりに(あお)いでいた(つる)は、隣に座る(いし)を見ながら思った。


...煙草(たばこ)が吸いたそう・・でも、さっきのこともあるから遠慮してるんだろうなぁ


(つる)煙草(たばこ)が嫌いなので、(いし)に「吸っても良いですよ?」と言うつもりは毛頭(もうとう)無い。出来れば煙草は止めてほしいと願っているが、(いし)頑固(がんこ)で言う事を聞かない。


(つる)(ひたい)から吹き出る汗が、うなじを伝い背中まで流れてきた。


...気持ち(わる)い...


(つる)(あお)ぐのをやめ、生温(なまあたた)かい手ぬぐいで首まわりの汗を(ぬぐ)うことにした。


「どおぞ」


声のした方を見ると、四、五歳くらいの小さな女の子が(つる)のそばに立って、濡れた手拭いを(つる)に差し出している。


その手のひらは、手拭いを力一杯に(しぼ)ったようで、紅葉(もみじ)のように手が赤くなっていた。


誰だろう? と思いながら手拭いを受け取る。


「ありがとう」


手に()やりとした感触。一旦(いったん)、自分の(ひざ)の上に置いて、女の子の冷たい手を自分の両手で包み感謝を伝えた。


女の子は、真っ赤になって店の奥へと消えた。その子供と入れ替わりに、(よし)が二人分のお茶と饅頭(まんじゅう)を持って現れる。


(つる)は手拭いを(よし)に見せ、感謝を伝えた。


「気にしないでいいから」


と、ひらひら手を振る(よし)の背後から「お(かあ)ちゃん」とさっきの女の子が出て来て、(よし)の足元にすがりついた。


(よし)は、娘の(たえ)だと話した。


母子(おやこ)二人暮らしで、家を空けた時間、娘の面倒を見る人がいないので連れて来てるそうだ。


「この先に川があったでしょ? そこを地元ではソの()って呼んでるの」


「いえ、私たちは迂回(うかい)して山越えをして来たので、川は見てないんです」


「・・・よくあの山を越えて来れたわね」


小柄で華奢(きゃしゃ)(つる)を見て、(よし)は、その体で難所(なんしょ)を越えたのかと(あき)れていた。


「だから中暑(ちゅうしょ)(熱中症)になる寸前だったんだね。そんなことしなくても、川を渡る船が少し川下(かわしも)にあるのに、知らなかったの?」


「それだと中仙道(なかせんどう)からじゃないといけなかったんです。その途中の関所(せきしょ)が女性の旅人には特に取り調べが厳しいという(うわさ)だったので」


(つる)が話すと(よし)は笑いながら、「そんなの簡単よ」とその途中にあるという関所の迂回路(うかいろ)を話してくれた。


「え~、そんなに簡単だったんですか」


(よし)が話す迂回路には案内人が必要だが、子供でも抜けられる山道だから、女性でも心配ないらしい。


子毛(こげ)を過ぎた先の、関所を迂回できる道案内人を知ってるから紹介してあげるわ。お駄賃(だちん)程度のお金で案内してくれるから」


(よし)が関所抜けの方法を詳しく(つる)に説明する。(いし)も耳を団扇(うちわ)のように大きくしてその方法を聞いた。


...確かに簡単そうだな、(つる)が聞いてりゃ覚える必要もねえけど


「ソの()のほとりにソの(ごう)があるのよ」


(よし)は他にお客がいないこともあり、この周辺のことを丁寧に説明してくれた。





【ソの郷‐そのごう】


(よし)の話によると、この水茶屋から子毛(こげ)の町へ向かう道中に川へと(くだ)る横道があり、そこからソの河のほとりにあるソの郷へと出る。ソの郷には数十人が住んでいて小さな集落となっている。


そこにある一軒家に(よし)(たえ)は二人で暮らしていた。


もともとソの郷は、子毛(こげ)の町に馴染めなかった余所者(よそもの)が集まった所で、最初はみんな粗末(そまつ)な家に住み、(みじ)めな暮らしをしていたらしい。


人々の日々の暮らしは食うや食わずの生活で、集落の者達は、もう盗みをするか殺して奪うか、そんなギリギリの所まで追い詰められたそうだ。


そんな悲惨な暮らしが続くソの郷に、江戸から定吉(さだよし)という男が流れて来た。


定吉(さだよし)は腕の良い(高い技術を持つ)職人で、その技術を生かし無償(むしょう)でソの郷の粗末な家々を建て替えた。


それだけではなく、働く意欲も生きる気力も無くしていた郷の男達を励まし、一緒に働きながら大工仕事の基礎(きそ)をみんなに覚えさせた。


やがて、郷の住人全員が雨風の心配なく我が家に住めるようになった頃、ソの郷の男達は一人前の職人になっていたそうだ。


話を聞いて、(いし)は思った。


... (すげ)えな、定吉(さだよし)ってのは・・・、八面六臂(はちめんろっぴ)((すさ)まじい活躍)だ。そんなこと誰彼(だれかれ)ともなく出来やしねえぞ


次に、定吉(さだよし)子毛(こげ)の町へ行き、町の住人から大工仕事を安価(あんか)で引き受けると、郷の者たちを引き連れて町に行き仕事をしたそうだ。


安価で丁寧なソの郷の職人たちの仕事は評判を呼び、その噂が子毛(こげ)で問屋業を営む()の屋の番頭(ばんとう)助五郎(スケゴロウ)の耳に入った。


()の屋は子毛(こげ)の町の始まりからある古い屋号(やごう)で、当時は店の主人(あるじ)が代替わりする頃だった。現在の助五郎(スケゴロウ)は、子毛(こげ)町代(まちだい)(武士ではない、庶民の役人)を務める町の有力者となっている。


助五郎のツテを得た定吉(さだよし)は、大工仕事を請け負うだけではなく人足業(にんそくぎょう)(今でいう人材派遣業)を始めた。


やがてソの郷は職人と人足の集落として町の人々に認知され、明日の食事に困る事はなくなった。いまはソの郷を子毛の分村(ぶんそん)として認めてもらうため、代官に届け出をする話になっているという。


...頭が切れて政治も出来、腕も良く人柄も良い


... 定吉(さだよし)、お前は奇策(きさく)(ろう)して少数で勝ち続けた戦術の天才、楠木正成(くすのきまさしげ)(鎌倉~南北朝時代の天才的武将)の再来か?


(よし)の話で聞く定吉(さだよし)の、見捨てられた集落を立ち直らせた才覚(さいかく)と行動力は、褒め称えるしかない。


...そんな凄い奴が、なぜこんな辺鄙(へんぴ)な山の中に居るんだか?


遠くからやって来て、人里離れた場所や山奥に住み着くような奴は、とんでもない不始末をして、故郷に帰れなくなったか、犯罪起こして逃げてる奴。大抵そんなところだ。


...ああ、煙草(たばこ)が吸いてえな


(つる)は、煙草(たばこ)嫌いだ。先程、もう少しで(つる)を危なくする所だったので、反省して自制していた(いし)だっだが、(つる)も元気になったようなので・・・


...今は良いよな?


(つる)は、定吉(さだよし)の話を誇らしげに話す(よし)微笑(ほほえ)ましく見ていた。


腰掛けに座る(いし)(つる)の間には、一人で綾取り(あやとり)をしている(たえ)がちょこんと座っている。上手(うまく)出来たようで、自分の手と手の間に作られた(ほうき)の形を満足げに眺め、(よし)(つる)を見上げた。


「みて、見て」


(たえ)は両手を精一杯伸ばし、(ひも)で編んだ(ほうき)を二人に向かって見せた。


この小説には人の命を軽視したり侮辱するような(特に盲目の人や女性に対して)物言い、または乱暴な表現、人を貶める蔑称や男女問わず人や物、地域に対しても差別的な表現がありますが、作者はそれを良しとしているわけではありません。作品のイメージを大事にするために故意に使っている表現ですのでご了承ください。不快だと思うのであれば読まないようにしてください。読む人の選択に任せるものです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ