幸せな日々
今回でラストです。
今迄お付き合い頂きありがとうございましたm(__)m
ファボさんには翌日朝お店に来た時話しをした。
残念がってくれたけど、了承を得る事が出来た。
直ぐには辞める事は出来ないから、1週間残ってその後辞める事になった。
カヌアさん達は、最終日に涙を流して惜しんでくれた。思いがけなく、最終日にお店でさようなら会を閉店後に開催して貰った。
食事も用意された。ファボさんとシーナさんが作ってくれた。カヌアさん達からはプレゼント迄頂いた。
私が頂いたものは直ぐに開けて欲しいと言われて、開けた箱の中にはセクシーな夜着が入っていて、恥ずかしさの余り、顔も身体も真っ赤になっていたと思う。吹き出す様に汗が出て来たから。
勿論直ぐに蓋を閉めた。
「新婚さんにはこれ位。」
なんて、ニマニマしながら言われたけど、まだ結婚するとは言っていない。
お母さんには箱が幾つも積まれていた。
知らない男性達から。
お母さんにプレゼントを渡す為に列が出来ていて、プレゼントを受け取ると握手をしていた。
全く知らない人からも頂けるお母さんのハートの強さが羨ましい。
皆んなで、ご馳走を食べて、エールやワインを飲んで、お開きとなった。
最後はシーナさんとカヌアさんと抱き合って泣いた。
翌朝は、目が開かない位に腫れ上がった。
お母さんに目を冷やして貰って、お昼過ぎに転移魔法で移動した。
お店の中に転移して、中の家具に掛けた布を取り、エドとお母さんと私とアレクで掃除をした。
外のドアを拭いていたら
「やっと帰って来たな。待っていたよ。エリー。」
大きな声に振り返るとヤンギルさんが額から汗を流しながら、立っていた。
「ヤンギルさん。お久しぶりです。」
挨拶をかわしていると、アレクが呼びに来た。
「エメラディア。そっちは終わりそうか?手伝おうか?」
「なんだ。あんちゃんも一緒か?エリーはあの騎士のあんちゃんと結婚するんじゃなかったのか?」
アレクを見て、ヤンギルさんは驚いた。
「こんにちは。エメラディアは僕の妹なんですよ。」
「あぁ。生き別れの探していた妹か!なんだ、直ぐ近くに居たんだな。良かったなぁ。」
アレクは、極上の笑顔で、はい。と返した。
「エメラディアちゃん。中は終わったわよ。お茶にしましょう。」
お母さんがドアから顔を出すとヤンギルさんは真っ赤な顔になった。
「あら。お客様かしら?」
「前にお店をやっていた時の常連さんのヤンギルさんよ。お母さん。」
「あら。それは。明日からお店再開しますの。宜しくお願いしますね。あら。凄い汗。宜しかったら、ご一緒にお茶如何?」
ヤンギルさんは、是非!と右足と右手を一緒に動かして、お店の中に入って行った。
ヤンギルさんはエドを見ると
「騎士のあんちゃんじゃなくなった。」
と独り言た。それをエドが拾い
「彼はアテナと結婚する事になりました。僕はエディの婚約者でシエル・エドワード・ド・キースラインと申します。」
と自己紹介をした。勿論目を瞠いて驚いていた。
森から摘んで来たハーブを使ってお母さんぎハーブティーを淹れてくれて、ハーブ入りビスケットに蜂蜜を掛けて食べた。
ヤンギルさんは大袈裟な位に褒めちぎった。
翌日から再開したお店にはヤンギルさんは勿論マタイさんも来てくれた。
マタイさんとヤンギルさんは、偶にお母さんが居ない所で小競り合いをする様になった。
お店は、以前と変わらない盛況ぶりとなった。
強いて言えば、お母さんファンのおじ様連中とアレクとエド目当ての女の子が増えた。
女の子とおじ様対策はファボさんのお店と同じ様に
1つのドリンク注文の方は30分迄とさせて頂きます。
と張り紙をした。おじ様方はお金があるので、30分毎に何かしら注文してくれるので1日の売上は大きかった。
今、お店の2階は一部屋にエドとアレクが使っていて、私とお母さんで一部屋を使っている。
「もし、結婚したら子供も出来るから、家を新たに買いましょう。」
とエドが言うと、お母さんとアレクが家の間取りについて夢を語り始める。
アテナが、ラルクアン様と遊びに来ている時には、どの辺りが良いか等と話しに参加している。
私はカウンターに両肘を付いて、拳を作った両手の上に顎を乗せて、やり取りを見つめている。
幸せだなあ。と噛み締めながら。
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長い間お付き合い頂きありがとうございました。




