叔母
森に行きディアナに会いに来た。
絶対何かやらかしたはずだから。
「久しぶりね。アテナ。エメラディアは元気?」
優雅なゆったりとした動きは彼女らしい。のんびりとした王妹ディアナ。エリーゼの様な大胆さはない。そして、偶に頭沸いた?と言う様な事を仕出かす。
線路をそのまま進めば良いのに、全く違う線路を作り出す面倒な人。
エリーゼですら
『ディアナは、良い人だけど、1番精霊らしい自分賢いと勘違いしている人。』
と思っている。
「最近エメラディアに会いましたか?」
「昨日会ったわよ。エメラディアのお店迄行ったの。アレクも漸く自分の言葉でどれだけエメラディアが傷付いたのか理解したから、もう家族に戻りましょうって言ったんだけど。嫌だって言うのよ。また行く予定だけど、アテナ今度は一緒に行ってくれない?」
困った風を出すな!困ってんのはこっちだわ。
エリーゼの言っていた通りだわ。何でごちゃごちゃにするのよ!エメラディアの気持ちは何処へ行った。
この人と王族に嫌気がさして逃げたか。
まぁ逃げたくもなるよなぁ。
「もし、エメラディアの所へ行くならお一人で行って下さい。私は当てにはしないで下さい。」
「えっ。ダメよ。エリーゼにもお兄様にも会いたく無いって言うんだもの。なんでそんなに私達を毛嫌いするのかしら?」
だって貴女はアレクと一緒に探す事が出来たのに、知らない振りして探さなかったでしょう。
そんな人達が、家族?怖いわ。
「アレクが反省したなら、ディアナも何がいけなかったのか考えてみたら?」
私は喚くディアナを放置しと森から出て、エメラディアの家に向かう。
中に入ると、帰るつもりが無い事を悟る。
初めて会った日から今日迄の事が、思い出される。
エメラディアが居なくなる日々には私が耐えられそうにない。ずっと1人だったのに、寄り添う暖かさをエメラディアはくれた。
テーブルに残された手紙を読むと涙が止まらない。探そう。これからはずっと一緒に居よう。
私は魔法の僅かな痕跡を追って探し始めた。
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