† ラスト・エピローグ. †
“和希様”と、絵理撫は呼んだ。✾ ✾ ✾
「ん?」
二人は、嫌、橋本 和希は絵理撫の手を引いて、歩いて在た。“家”へと。“帰り道”だった。
“仲村 叶”は車に乗せて、見送った。敦之と美彩には“二人きり”で、イヴ・ディナーを堪能して貰った。“席”を譲って。
和希と絵理撫は、陽藍達の方に合流したのだ。
陽藍と友美は、今宵はキング・ウッドの『最上階』へーー“お泊り”だ。『毎年』の事だった。ーー其の最上階は陽藍が友美の為に“作った”部屋だからだ。ーーーー『彼女』しか『泊まれない』のだ。
ーーーー『クリスマス』は、“キング・ウッド”へ、
ーーーー『誕生日』は、“プリンセス・カフェ・ラテ”へーーーーと。『過ごす』部屋を『造った』のだ。
✽『此の星』の『王様』は✽、全てが『妻の為』に在った。ーーーー「ーー不満が有る奴はーーーー“星”をーー“創”って、ーーーー“同じ様に”すれば良いーーだろ?ーー」と。
そんな自由過ぎる我儘“元”王子様の『話』は、ーーーー“さておき”で。
“紺”は、ーー陽藍達と一緒だった。 そして、“海”はーー“なつの”とーーーー『同室』だ。其の隣部屋に、『木ノ下』夫婦にお泊り戴いた。
××××××
“海”の『目論み』は『バースデー』だ。『なつの』が“御祝い”を、してくれるのだ。
“シンデレラ”の『時刻』に。××××××××
が、『そんな話』も、『さておき』で。××××××
✿ † ✿
和希と“姫”は、車を利用せず、歩いて在たのだ。『歩きたいから』と。✾ † ✾
“10分”も歩けば、“着いて”しまうーーーー距離。“だから”か“けれど”か、姫はーー歩きたかったーーーーのだ。“大好きな人”と。✿ ✾ ✿ 温かい“国”で育った“姫様”には、とても寒かった。けれど。† ✾ †
✿ ✿ ✿
「和希、さま? “行かなくとも”宜しいのですか?」ーー
“絵理撫”は言った。和希は彼女の手を引きながら答えた。「大丈夫でしょ。」と。
† ✿ †
「でも…………気配が……………っ」
「大丈夫だよ。敦之居るんだから。」
「でも…………」ーーーー
「“大丈夫”です。“今夜”は行かない。」
「…………、どうしてですか?」✿ † ✿
「敦之は“自分”で何とか“出来る”よ。心配要らないよ。」と、言った和希は嬉しそうだった。 † ✾ †
† ✙ †
ーーーー「でも…………………。“光明君”の、『気配』が御座ますよ? 其れから…………」
“絵理撫”とーー和希はとても静かな声色で、彼女の名を呼んだのだった。“諭す”様に。
✙「“敦之君”の、『良いシーン』、奪わないの。『美彩ちゃん』“護れて”『こそ』なんだよ? 『此れから先』ーーーーも、『在る』んだからさ? ーーーーそうだろ? 毎回『俺』行くの? 行かないだろ?」
そう和希は言ったのだったが、最後には“笑った”のだ。優しい笑顔ーーーーで。 ✾ ✾ ✾
† † †
ーーーー「あ、やっぱり“和希君”だった。ね? 言ったでしょ?」
××××××不意討ちに聴こえて来たのは、ーーーーそんな声だった。××××××
† † †
「……………え、ああーーーー何だ。脅かさないで。今晩は“翔平”さん。ーー珍しいですね? お休みだったんですか? “家族サービス”? って、あれ? “琴子”ちゃんだけ? “ちびっこ”ちゃん達は?」
“瑞穂 翔平”と“其の妻”の『琴子』が、其処にはいた。翔平は些か気不味そうな雰囲気を含んで、「ーーーー実家に頼んで来たーー」と答えたのだった。
「あ、…………れ? 絵理撫、“琴”ちゃん『面識』あり??」
“和希”が、言う。ーーーー
「ん?」
ーーーー“翔平”も“如何だったかな?”と言った様子だった。
「えっと…………」
絵理撫が戸惑った。××××だが、
ーーーー「何言ってるのよ。『有る』わよ。『お花見』の『時』に。私も『行った』もの。」
琴子がそう答えたのだった。翔平は“そうだったか?”と、曖昧だったけれど。✿ ✿ ✿ ✾ ✿ ✿ ✿
× × ×
ーーーー「ねえ?何でも『良い』けど、 『あの変な気配』は『放って置いて』『良い』の?
ーーーーーー私が言うのも、『あれ』ーーーーだけど、ーーね?」
琴子は可笑しそうに、そう言ったので在った。
昔、彼女はーー『暴走』した時に、彼女は陽藍達と対峙したのだ。“その時”の事だ。ーーーーーー『和希』は『在た』ーーーーのだ。
『陽藍』の『横』にーーーーだ。ーーーー『嘆いた』“友”を『押さえ付ける』“為”に。××××××××××『適任だから』××××××と。友の強さを“抑えられる”『存在』が、其の時他に在なかった。『だから』だ。ーーーーーーーー
和希は琴子へ苦い顔で言った。ーーそして答えた。「対処『済』。『昔』とは『違う』よ。ーーーーーー」と。
ーーーー「あら、それは失礼。だったらあれ? 『私』の失態は生まれる時代でもーー『間違え』てた?」
琴子は愛らしい見た目と相反して、妖しい音で、ふふふと笑った。×××××ד悪巧み”みたいに。××××××××××××××××××××××××××
× ✙ ×
「琴、あんまり和希の“傷口”抉るのは、感心しない。“止め”て。」
「!」
「…………あら。」
✙ “優しい”のか如何か“図れない”月明かりに灯され其処に降り立ったのは、「陸ーーーー」だった。 ✙
✙ ✙ ✙
“伊島 則斉”を連れて在た。×××××××××××××××××××××××××××××
✙ ÷ ✙
「あ、“終わった”の? 陸君ーーーー」
和希がそう言ったのだった。“平然”と。××××××
✚ × ✚
「“お疲れ様”ーー。」
「あ、“陸”君。“晩わ”っす。」
「お疲れっす。」
“敦之”と“伊島”と“美彩”達が在た『タウン・タウン』“浪漫チック・ロード”に、“表れた”のが、陸だった。“美し”過ぎて、伊島 則斉は呆然とした。
陸の“応え”は、こうだった。「“す”は、止めな。前から言ってるだろ。“減給”するよ。」と。
「陸君! 厳しい!」
「“出張っ”、出張って来てるのにっ!っ」
「「報われ無いでしょ!?」」
“56エリア”警備員、“神鳥 花史”、“武紫麻 琉大”は声を重ねた。クールな陸に返された。「“です・ます”『使え』って言ってんだろ。ーーーー」と。氷点下のーーーー“口調”ーーーーで。
更に冷えた56警備員二人組は、青褪めて口を閉した。「「ッ気を付けますッ!!!ッ!」」と。
「御待たせ、敦之。と、“美彩”ちゃん。ーーーー美彩ちゃん“久し振り”だよね。」
と、陸が其処で言ったので、敦之は一瞬意味を把握出来なかった。×××××דえ? は?”と。××××××××
「あ、陸先生…………っ、先生ですよね?! っ、!“お久しぶり”ですっあのーーーーっ」
“美彩”はそう応えた。陸はほほ笑んだのだった。「お兄さんは? “元気”?」と。×××××××××××××××××
✙ ✚ ✙
「え?」
敦之は“素”で、そう言った。陸はけろりとして在た。そして言ったのだ。
「敦之、知らなかったの? “美彩”ちゃん、僕の“教え子”。“月花”大だろ? 御前の“後輩”だな。ーーーーて、言うか。家の“お父さん”の『昔』部下だった人の、
“妹さん”ーーーーーーーーなんだけどな、彼女。ーーーー知らなかったのか?ーーーーーー
まあ、ーー良いけど。ーーーーさてと? “そんな事”よりーーーーだよ。『本題』だ。『伊島 則斉』君だったね。ーーーー」
“陸”は“そう言った”ーーーーので“在”った。××××××××××××××××××××××
そして“今”に、ーーーー至る。
今『陸』は和希達の『前』に、表れたのだ。××××
✚ ✚ ✚
「ーーーー結局ーーーー今の人は“何だった”の?」と、月島改め“滝”美咲は言ったので在った。
“蓮”と“目配せ”した“敦之”に、「何でもないよーーーー」「気にするな」ーーーーと、促されて、彼等は“帰宅”したので在った。勿論“各々”の『家』にだ。言う迄も無いが、“滝”夫婦も、勿論“イヴ・デート”の、“帰り道”だっただけだ。ーーーーーー『勿論』。『首突っ込んだ』とも『云う』が。××××××××××『“お幸せ”』に。×××××××××××××××××××××××××××××××。
† ✙ †
「“連れてる”って“事”は。『目論見』通りなんだよね? 陸君ーーーー」
和希が言うので、陸は応えた。“クール”な“まま”で。
“見ての通り”だよ。ーーーーーーーーーーと。
× † ×
「ははは。陸“君”、流石。ーーーーんじゃ“今回”は“御役-御免”ーーーーで『OK』?」
橋本 和希は、そう言った。妻は夫に“聞いた”のだった。“どういう事ですか?”と。
「ん? “伊島”君、“システム・エンジニア”なんだよね。」と。妻はーー「…………はい???」ーーーーと応えたので在った。“夫”の『笑顔』に。××××××××××××××××××××××××
「あ〜、うん。陸“君”が、『助手』募集中だったんだよーーーー。」
「ーーーー。はい?」
「え〜と、ですね。“絵理撫”さん。…………陸『君』、今新プラン『考えて』て……………ね。『其のプラン』に“必要”だったんだって、ーーーーさ。」
「……………………“何が”……………、でしょうか?」
「ーーーーーー。“人材”、です。」
「……………は……………あ。……………………?」
“絵理撫”は“不思議そう”だった。✟ ✟ ✟
「“ケーキ”の“途中”で、『呼び出された』よ…………はあ。」
“陸”はそう“嘆い”た。✚ ✚ ✚
「……………結局…………、“おまえ”は“何”なの? 橋本 和希……………っ」
伊島が其処で漸く言ったので在った。陸は彼を静かに見て在た。
✙ ✙ ✙
「ーーーー『伊島 則斉君』だったねーーーー『逮捕』します。」
「は?」
突然出て来た驚く程の美形の男に言われて、伊島 則斉はそう言った。“思わず”だった。
「“は?”で済まないんだよ。“毒”の所持・製造については、さておき、今取り敢えず『不法侵入』なのも、『さて』おこうーーーー。一番の問題はね、伊島君ーーーー『恐喝』及び、『詐欺未遂』て『処』かな。
『一般人』“除名”処分が、『通達』されています。依って此れより『僕』の配下に置かれる『事』と為ります。ーーーー君『システム・エンジニア』だろ?
丁度『良い』からさ? 此の際『僕の部下』に、成らない? 『優遇』してあげる。どう?」
「ーーーーーー? はい?」
「“はい?”じゃ、無くて。僕が『誰』だか、理解って無い?」
“伊島”は困った。分からなかった。ーーーーーーーーーー陸は彼に『教えた』のだ。『神』の“証”をーーーーーーーーーー
“え?”と言った伊島は、“和希”の『正体』を“知った”ので在った。××××××××××
「“此の星”の『管理者』やってる『華月 陸』。ーーーー“敦之”は僕の『従兄弟』だ。
『神の一族』の『者』だよ。ーーーー伊島君、敦之“好き”なんだろ? “和希”と『対等』に成りたい? だったらーーーー『僕』の『部下』は“お勧め”だよ。
『敦』とも『和希』とも、何だったら『友』とも対等の存在を『目指せる』位置だよーーーー後、『隼人』ともーーね。君はーーーーさ? ーーーーー彼奴等と仲良く成りたいの?
それとも、
“喧嘩”が『したい』の? まあ、『何方』でも良いよ。『好き』にしたら良い。
『僕』は“仕事”だけしてくれたらそれで『良い』んだ。『有能』なら“それで”ーーーーね。××××××××××。」
“ーーーー悪く無いと思うよ?”と陸はふっと笑って、そう言った。
面喰らうばかりのーーーー伊島 則斉へと。××××××
† † † †
「和希の正体? 先刻“視せた”じゃん。ーーーー未だ“視”たい、訳?
“悪酔い”するよ?」
陸はクールに、そう言った。伊島は顔を顰めた。和希は気になり、聞いてみた。陸へと。“? 何を見せたの?”と。陸は又クールなままで答えた。
「“スプラッタ”な“和希君”。」と。
青褪めたのは、“橋本 和希”本人だった。“何してんのっ?!”と。ーーーー“素人”に「見せないでっ」とーーーーーー叫んだので在った。
「“理解り易い”だろ」と陸は変わらぬ調子で、言ったので在った。「寒いし早く“帰”ろうーーーー」と。
「“ケーキ”の“続き”、食べないとな。“子供達”待ってるんだよ。ーーーー和希、“Merry - Christmas.” じゃあな。ほら伊島君、“行く”よ。家“其処”だから。ーーーーーー」
“陸”の部下と成った“伊島 則斉”改め、「ーーーー“紀兎”ーーーー」は、陸の“預り”と為ったので在った。
“妻”が和希へ聞いた。“何故か?”と。和希はほほ笑んだ。
「“犯罪”『救済措置』って『処』かなーーーー本当は『いけない』んだけど、ね。『神の名のもとに』なら、『特例』で『今回』みたいにーーーーね。」
「“滅多”に使わないよな。少なくとも、俺は初めて見た。」
“翔平”が、そう言った。和希は翔平へも言った。“そうですね”と。
「でも“俺”みたいなのも『います』し。ーーーー伊島君も“本物の悪”でもーーー無いでしょうから、ね。」と。
絵理撫は又和希へ聞いた。“どうしてーーーーーー”と。
「ん?」
「どうして“伊島”さまーーーーは、“赦される”のですか? “誰でも”では無いのでしょう?
伊島様が“懲りた”様には、私には見れなかったのですが……………何故なのですか? 和希“様”?
あの“方”は………………“貴方”に…………“毒”を………………っ」
「絵理撫。」
「でも…………っ」
「“伊島君”てーーーーさ。」
「………………はい?」
「“寂しかった”んじゃあーーーー、無いかな? “多分”だけど、ーーーーね。」
「……………和希様…………っ」
和希は溜息を吐いてから、絵理撫へと言った。
「高校の頃、伊島って、ね。“苛め”られてた。て云うか“嫌われてて”ね。ーーーー俺、“反省”してるんだ。
“偽善者”振りたく無くて、“助け”無かった。ーーーー“最低”とか云われるのも思われるのも、“何とも”思って無かったから。ーーーー今にして“思う”ーーーーと、さ。俺は“冷たい奴”ーーーーーーだよねえ。そりゃ“嫌われる”ーーーーよね。
“伊島”君が『俺』を『殺したく』ても、『仕方無い』かな?」
と、和希は笑った。絵理撫は怒った。“違います!”ーーーーと。
「和希“様”は“間違って”ますっ!
“伊島”様は確かに“可哀想な方”なのかもしれませんーーーーですが、其れは和希様のせいでは有りません! それなのにーーーー御自分を批難為されるのは、間違っています!
“見て見ぬ振り”も『防衛本能』です! 御自分を『護る』手段では有りませんか。和希様は“事”『御自分の事』に、余りにも『無頓着』です! 『大切』にして…………下さい…ま…せん……か? 『私』の『和希様』ーーーーなのですから……………………御願い致します…………………和希“様”。
“どうか”ーーーー
“私”が貴方“様”の“隣”に“居させて戴ける”『間』ーーーー。だけでも。」
そして、
言ったのは、
“翔平”だった。
「ーーーー寒いし、“惚気”は“家”でやったら?」と。
† † † † † †
「“紀兎”は、そう云えばーーさ。何だって和希の事、嫌いな訳? 敦之か隼人なら理解るけどね?」
少し考えた“伊島”は、答えたのだ。“ーーさあ?”と。
「…………解らない、か。」
陸はつまらなそうに言った。“そうか”と。“教えようか?”と。
「は?」
「“和希”、“殺気じゃ無い殺気”、ーーーーーー『出してる』んだよね。まあ『僕の指示』ーーーーだけどね。ーーーー」と。
「は?」
つまり。
『伊島』が『和希』の『気』に当てられ、『謂れの無い嫌悪感』を覚えたのが『事』の原因ーーーー『始まり』ーーーーなら、
『本来』の『原因』はーー「 僕が出したーーーー 」“指示”ーーーーだと。
纏めると、“伊島 紀兎”青年はーー『神の一族の、仲間』にーー手を出して、
「“丸め込まれた”ーーーー」“話”で在ろう。“今の処”ーーーーは。
「犯人は陸。」だと。
“伊島 則斉”は【根源】に【まんま】と【踊らされて】、【仲間】と『為った』のだ。
「“多分”『此れ』は“こんな話”だ。」なーーーーと、
「なあに? 陽藍さん?」
“彼”の腕の中で“女神”がそう“言った”話だ。“クリスマス”の“前の日”に。
〜fin. 〜『と“或る星”の姫様が、〜“恋”を“した”そんなお話。』
“少なくとも『今』の『自分』では”「全く勝て無いーーのか」と、“青年”がひとり“思った”話ーーーーだ。“恐らく”ーーは。
“今の処”は。 〜end.
閲覧有難う御座ました! これで一応『完結』です。『番外篇』は、もし書けたらで。m(_ _)m




