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姫さま、『恋』をーーする。  作者: ※Rasp※Berry※
✝と或る名も無き星にて〜しがない教師と“恋”等の〜話✝
72/75

“バースデー・ディナー”の、『その前』に。

 “仲村 叶”は、“待ち合わせ”していた。××××××××






 ×   ×   ×




 「仲村さん、お待たせして、ごめんなさい」


 “そう”言われて仲村は、恐縮してみせた。××××




 ×   ×   ×



 「なつのちゃんーー」と、


 木ノ下 なつのは、“海”に呼ばれた。“待ち合せ”たのだ。××××××




 ×   ×   ×




 「カクテル(レスト)ドレッシ(ラン)ー予約しました“金沢”といいます。」


 “ホテル・キング(森の)ウッド()”のレセプションにて、其の客はそう言った。××××××




 ×   ×   ×






 「…………、和…希? ………………、敦之、絵理撫。……………何で居る? ん?」



 “華月 陽藍”だった。“妻”と共に。“紺”も居た。気を廻して“金沢(・・)”の名前で予約した和希だったが、無駄だったと思った。“速攻でばれた(見付かった)よ”と。××××





 ×   ×   ×




 案の定“オーナー”の登場に、“支配人”水本が駆けて来たので在った。×××ד御一緒でしたかっ”と。




 ×   ×   ×



 「嫌? “此奴等”は、偶然だよ、成冶なおや()。」


 陽藍がそう言った。



 “支配人(成冶君)”へと。




 ✽   ✽   ✽





 “伊島イシマ 則斉ノリヒト”は、ホテル・“King(王様の)Wood(森の中)”にてーーーー“と或る『美少年』”をーーーー目撃して在た。 ✽  ✽  ✽






 驚いて三度見した伊島は思った。“華月 ()”に、「…………っ、そっくり?」だと。××××××




 “ロビー”での事だった。××××××××××



 ✽   ✽   ✽



 「“仲村さん”っーーーー」


 と、その少年は言った。声を掛けられたのは、普通よりはやや“上”位の風貌で出立ちの男だった。自分と同い年位の。美少年に緊張した面持ちの、その青年は、やたらと恐縮して在た。年端も行かない“少年”にだ。



 伊島は理由(訳も)無く、苛ついた。少年が目を見張る程に“美形”だった事にも、



 “仕立て”良き“正装スーツ”だった事にも。“育ち”の良さそうな『顔立ち』にも、その『立ち振る舞い』全てに、苛ついて在た。“無意識”だった。“俺はこんな、苦労してんのにーーーーーーッ”




 “自業自得”だと、そういった“答え”は、伊島 則斉の中には、無かったの(皆無)だった。




 勿論、“ 華月 海 ”だ。 海は当然“気配(伊島)”に気が付いていた。だが、海は“そういったモノ”の『相手』を『しない』のだ。『馬鹿馬鹿しい』からだ。




 えんゆかりも無い相手を、『正して(導いて)やる』必要は『無い』と。







 何故なら“ 華月 海 ”は、どう考えても《あの男(不審人物)》より「年下だから」と。




 『年上』()諭す(教えを諭す)』等、『愚者(痴がましい)のやる事だ(だろう)と。××××××××例え『愚か者』にでもだ。海はそう言った。××××××××××「行きましょう、仲村さんーー」と。叶を促した。××××『危険(伊島)』から。××××××××××××。










 「ーーーーちょっと“いい”ですか?」



 其の“不審人物”は“海”へと、話し掛けて来た。××××××××




 ✽   ✽   ✽



 「…………木ノ下?」



 “和希”はそう声を掛けた。 “木ノ下 なつの”が、居たからだ。 ×  ×  ×




 「………………。あれ? 先生??」


 なつのは不思議そうに、そう言ったのだ。なつのは“案内された部屋”に、居たのだ。“個室”だった。××××××





 †   †   †



 「海、ーーーー遅いぞ。」



 「あ、お父さんーーーー、ごめんなさい。」



 “陽藍”は“海”を、迎えに“来た”らしいーーーー“ロビー”迄。“不審人物対応”の『為』にだ。ーーーー“敦之”と“和希”は、置いて来た。ーーーー“振られたく(イヴ・デート不意に)無きゃ(して出向く)大人しく(相手にしては)してな(役不足だろーーーー)(女に)言って(呆れられ)来た(ちまうぞ)のだ(優先順位を間違うな)。ーーーー何しろ。本日は“陸”がーーーー“不在”なのだ(丶丶丶)。『海に何か遭っては(丶丶丶丶丶丶)俺の“首”が“飛”ぶ。ーーーーーー』陽藍はそう思った。冗談抜きだった。今『陸』は、陽藍より『強い』のだ。勿論陸は其れを『海』には教えないがーーーーだ。





 ついでに云うならば、仲村 叶に“何”か“在る”と折角の盛況・ショコラトリーが、…………とも。“ついで”と云うなかれ。“経営者(Boss)(だろ?)





 “海”達が『居た』理由ならば、海と陽藍の『目的』は『別』で在る。海は海で『彼女』と『ディナー・デート』だ。何故なら、『12月25日』は海の誕生日だからだ。海となつのは本日“King・Wood”へお泊りである。因みにだが、海が『招待』したのだ。勿論『父』()頼んで(コネだ)



 『なつの』と『なつの』の両親とを、だ。『イヴ』を一緒にと。



 さておき『陽藍』の方だが、単に『妻』の“甘やかし”だった。定期的な作業な様なもので在った。勿論“愛情”は在る(込めてある)。“紺”を置いて来る(留守番させる)訳に行かないので、勿論連れて来た。



 それから。“居候”達だが、“特別な夜だから”と『里帰り中』で在った。『骨休め』である。




 余談であるが、“キャンセル”したのは、実は『海』だった。当初海はなつのの両親から、『折角だからふたりで楽しんで』来てと言われてしまった。それだと『お泊り』出来ないと海は言ったが、なつのの両親の『許可』は、下りてしまった。『今更でしょ?』と。なつのが以前、華月家に住んでいた為だ。『其れと此れとでは…………』と、海は言ったが、親達は『暢気』だった。××××××××さておき。




 陽藍に『知られ』て、“提案”されたのだ。『イヴ』なら「個室抑えて在るから、此方と合流したらどうだ?」と。「それなら『木ノ下』さん宅も、『御招待』出来るーーだろ。」




 “お父さんから話す(誘う)よ”ーーーーと。




 海は“キャンセル”(する事の)心配した(をした)が、陽藍に『大丈夫』と言われた。『予約したいひとは、沢山いるから。』と。『それもそうかな』と、海は思ったので在った。××××××




 そして『今日』である。




 仲村については、急遽、つい先日『誘った』のだ。海が思い付いて。それで今日此処にいたのだった。××××××









 “伊島”の“毒”は、未だ『ポケット』の()なのだ。紺も鼻をひく付かせて在た。“酷い臭い”と。××××『紺にすれば』だが。××××××××勿論、父も兄も“気付いて”在た。だから海は“ひとり”だった。先に“なつの”を、置いて来たのだ。勿論“安全”の為に、だ。









 呆気(陽藍)取られ(見惚れ)た“憐れな(伊島)生き物(則斉)”は、笑顔の陽藍を、観て在た。






 『口を空けたまま(あんぐり)()。ーーーーーーーーーー






 ×   ×   ×




 「大変失礼ですがーーーー御客様。」



 陽藍は言った。仲村はそれを観て在た。冷汗と共に。“既視感デジャヴ”で。






 「ッーーーーーーッえ……………ッ」




 伊島 則斉は、蛇に睨まれた蛙だった。“何故”か理解らずに。海も其れを“観て”在た。本日“兄・陸”が不在なので、自分で『対処』しよう(・・・)と、思ったのだが。






 けれど。『陽藍』の『未来視』とは違う『未来』が、彼の後ろから『やって来た』のだ。『橋本 和希』と云う『名』の。 ✽   ✽   ✽   ✽   ✽





 †   †   †




 「陽藍さん、Stop(ストップ)。ーーーー其の人“俺”『知り合い』なんで、俺『対処』します(丶丶丶)ーーーー」



 橋本 和希は、そう言ったのであった。“先生も難儀だな”と、海は思った。慌てたのは支配人“水本”で在った。又“走って”来た。××××××××和希に向かって。




 支配人と話した和希は、“解決”してしまった。つまり、“キャンセル料”を自分が『払う』と。勿論『全額』だった。『其れで“(伊島)”には御帰りを願おう(丶丶丶)』と、そう言った(提案した)のであった。




 支配人・水本 成冶は、其れで渋々だが納得したので在った。『陽藍』と『和希』の『顔』を立てた『だけ』だが。



 『プロ』の彼は顔には出さなかった。そして下がった。なので和希は伊島に伝えた。








 「伊島君、申し訳無いけど“場違い”だから、“遠慮”して欲しい。“ドレスコード”って知ってるだろ?




 “此処”は『そう云う』場所(丶丶)ーーーーなんだ。“御帰り”、下さい。」



 きょとんとした伊島は、納得しなかった。×   ×   ×けれど、








 不思議な事に、言いたい『文句』は一言も出ては来なかったのだ。海は知っていた。『父の仕業』だと。





 茫然とする伊島に、些か頭の痛くなった和希が文字通り困った時に、其れは起きた。そうーーーーーー“姫様”だった(丶丶丶)








 其れから。もっとコワイヒト(・・・・・・・・)だった。ーーーーーー





 「和希君、未だ? 絵理撫ちゃん、待てないって“お迎え”来ちゃったわよ?」




 と、女神(・・)が、言ったのだ。伊島は、目を見開いた。“美女”が二人、女神の如き“美しさ”で、其処に“表れた”からだ。そして、








 女神ーーーーー嫌、モデル『華月 華』が、言ったのだ。“橋本 和希”の『腕』を取りーーーーだ。






 「和希君てば。返事しなさいよ? しないと“ちゅ〜”しますけど? 口にしちゃう?」と。





 「! 義叔母様! “ちゅ〜”って“口づけ”ですよね?! 駄目ですよ! 和希“様”わたくしのです!」






 言われた橋本 和希は、“もう嫌、面倒臭い”と、声に出していたので在った。勿論。






 切れた“友美”嬢に、強引に“有言実行”されたので在った。悲鳴をあげたのは“絵理撫”だった。嫌、“本気がち”泣きして在た。“叔母様酷い!”と。









 「絵理撫ちゃん、………………友美さんの“クリスマス・ジョーク”だから、」



 「駄目ですっ」



 「あ〜…………“女神”様、冗談(嫌がらせ)でして来るの、初めて(結構)じゃあ(被害)無いから(受けてます、実は)…………(だから。)



 「! 駄目ですっ!」



 と、茶番を開催した様で在った。勿論だが絵理撫だけ(丶丶)は、『本気がち』だったが。




 そして、『……………ッ、何なんだよ……………ッ』と、掠れた声で、伊島は言ったので在った。





 和希は面倒で、答えた。“もういっか、な?”と、開き直って。“どうせ無駄だから”と。



 「和希様? あちらの方は?」


 絵理撫の言葉を借りて、言ったのだ。「伊島君ーーーーーー」と。









 「ーーーーは?」



 「絵理撫、彼は“高校”の時の『同級生』ーーなんだ。『伊島イシマ 則斉ノリヒト』君と云うんだけどね。」と。






 「そうなのですか? 初めましてーーーー伊島様。わたくし、『橋本 絵理撫』と、申します。『和希』の、“妻”です。ーーーー」



 と、絵理撫は丁寧に、頭を下げたので在った。そして、





 「申し訳有りません、伊島様? わたくし達ーーーー今日は“予定”が、御座まして。“失礼”させて戴きたいのですが、御了承頂けますでしょうか? 伊島様の“御召物”では“御一緒に”と御誘い致しますのは、失礼に『当たってしまう』…………でしょう? 私共……気が利かなくて本当に申し訳御座ません。伊島様の御召物の“御趣味”に“似合います”時に、改めて『御誘い』させて下さいませね? 今日『御一緒』させて戴きますと、伊島“様”に『御迷惑(恥をかかせると)(云う)為って(事に為って)しまいますから。 “心苦しい”です。ーーーー」



 そして又、絵理撫は丁寧に頭を下げ、にこりと微笑み、和希の腕を取り、とても嬉しそうに『去って』行ったので在った。ロビーでは硬直した“何か(多分伊島だったモノ)”が、残されて『在』た。





 勿論、目配せした陽藍の視線を受けても受けなくても、“警備員”が退場(御帰り)させ(頂い)たが。






 陽藍は伊島の持つ“(不審物)”を理由に御帰り頂く目論見だったのだが。取り上げそびれたので“中和”して置いた(丶丶丶丶丶)。和希は気付いたので、逆らわない事に、決めたのだった。“女神(友美)恐くて(が恐怖で)だ。“勿論”だった。“安定”の『橋本ポンコツ 和希(教師)』だった。『此の日』も。





 友美の悪戯のキス(Kiss)に立腹した“妻”の“御機嫌取り”()勤しんだ(大変だった)





 と、其の“刻”だが、安定(丶丶)の“敦之”なら(丶丶)ーーーー勿論予定通り(丶丶丶丶)




 “予約席”にて『クリスマス・イヴ・ディナー』を、『お似合い(絵に成るわ〜)』で堪能していたので在った。そうーーーー勿論。



 伊島“等”の、気も“知らない(興味皆無)()。 ーー“其れ(安定の)こそ(敦君だった)

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