“お手伝い”編。
“こんにちは”と言った可愛い“女性”が、其の教室へと入って来て、その講義に出ていた生徒達の何人かは“見覚えがある”と思った。
以前『橋本』を訪ね、『見学』に来ていた“女性”の筈だと気が付いた。
それと“もう一人”居たが、そちらの女性には、見覚えがなかった。其の“ひょい”っと教室へと入って来た彼女に面食らったのは、“ジャンピング・スモール・スモール”の面々だけだった。勿論知り合いだ。“聞いていない”ーーーーとそう思って面食らったのだ。
“和希君から、何も『聞かされて』いないよーー”ーーと。『アウェイ』な様だ。橋本は、そんな彼等に“無反応”だったが。滝は今日は最初から、“予定だった”から、又別として。他の三名の“おまけ”は、完全に“予定外”の部外者だった。『本日』の、『橋本 和希』には。
『大人しく見学出来ない』と、最悪追い出します。ーーーーと、彼は、笑わずに『言った』のは、冗談ではなかった。『それだけ』だ。
× × ×
「お邪魔しますっ。」と、其の彼女は言った。ーー美人だった。可愛さと色っぽさを並行して持つ女性だと、皆感じた。
先に教室へと入って来た彼女とは、又違っていた。
「初めまして〜『佐木 友理奈』と、いいます。此の学校の『卒業生』です。『橋本 和希』先生とは、知り合いです。私が学生の時に、『教生』として来ていた、『私の当時の同級生』の、『叔父』さんとして、知り合いでした〜。最近(?)再会(?)したんですねどね。で……………」
「えっ、『友理奈ちゃん』と和希っち、……………んん!『橋本君』て、そうなの?」
ーーーーと、“ジャン・スモ・滝”が其処で言ったので、生徒達は一度、友理奈から滝へと注目対象を移行した。代表するかの様に、生徒のひとりが、滝へと質問した。
「えっ、『滝さん』は、此の…………えっと『おねえさん』と『知り合い』なんですか?あと今『和希っち』って…………………………。」
滝 蓮、色々と“失態”だった。“橋本 和希”は、睨んでいた。“滝”を。“何してくれてんの?”と。ーーーーーーーーーーーーー
「はい、気を取り直して。“時間”が無いので、進めます。『私』と『滝さん』知り合いなのは、『私』の『旦那』が、『滝さんの同僚』の弟だからです。其処は“置いといて”、
本日“友美”先生の『アシスタント』を務めさせていただきますね。宜しくお願いします。本当は“父”が来る筈だったのですが、代打です。“楽しみにしてた方”、
ーーーー“居たら”、“ごめんなさい”。あの“方”、『仕事』入りました。 それと、ーーーー」
佐木 友理奈は、“女性”を見た。彼女は小さく“あっ”と言った。その背中を、橋本 和希に“優しく”促された。“良い笑顔”で。其の“表情”を見た滝は、意外だった。滝は和希の“そんな表情”は、ーーーー知らなかった。
“橋本君て。”
“あんな『優しい顔』するんだな。ーーーー。滝は、少しだけ、焼いた。友人として。『俺って“和希君”からしたら、』と。
大した友人では無いんだなーーーーそう感じて隠し切れなかった。
“BOSS”陽藍に『抱く』“感情”に、近い様に思った。××××××××××××××××××××
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“エリナ”が挨拶を、した。辿々しく。“和希”に“背”を、支えられて。何度も“彼”の“表情”を、確認しながら。その度“和希”は、優しく頷いていた。“それでよいよ”と言う“様”に。ーーーーーーーーーーー
滝は、その“後”で、言った。
「はい、じゃあ“俺等”も手伝います。」と。
“一同”、“唖然”と、“彼”を“みた”が。滝は気にしなかった。“注目”なら慣れて『在る』ーーーーと。『注目』違いだがーーーーな。滝君。
「先生〜『滝』さんが『阿呆』な事言ってる〜取り敢えず『叱って?』間違った『注意』して?」
『華月 海』が、挙手してそう言った。
「 !阿呆って『何だ』!? 海君!? ……………………酷いな。」
滝 蓮はマジで『傷付いた』らしく。『本気』でそう叫んだ。
ーーーー。「海君。」
と、“仲嶺 深織”が、その“海”を退けた。そして、
「滝“さん”達ーーーー“経験者”ですか?『違い』ますよね?ーーーーえぇっと。『邪魔』なので『教室の端』とかで、『オブジェ』の様に『大人しく』ですね?え?出来ませんか?『大人』なのに?」
「わ〜深織君『珍しく』今日『熱い』ね。」
海が、“そう”言った。そしてーーーー『佐木 友理奈』に、ーーーー叱られたので在った。“滝さんーーーー”、と。
そして「“大和”さんーー“理一”さんーーーー“太一”『さん』。」と。
“今日時間無い”って、「私ーーーー『言いました』よね?」と。
「大人しく『見学』も出来ないのなら、『退室』いただきますけど?」と。
佐木 友理奈の『瞳』が、笑っておらず。ーーーー。『義兄』は一先ず『謝罪』した。『大人しくしてます。』ーーーーーーーーと。念の為言う。ーーーーーーーー
『大和』は『本気』で、怯んで『いた』と。決して『演技』等では無く。改めて『友理奈』を、“義叔父の娘”ーーーーだと、『実感』したのであった。
そして講義が始まったのだ。『ようやく』だった。
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『シルバーアクセサリー』を、作ってみよう。という『テーマ』だった。本日は『デザイン』を考える。事前に『考えて』来ても良いと、先日言ってあった。ひとつでは無く『沢山』考えて?と。その中から“選んでも”良し。本日考え“直して”も、良し。つまり“考える時間”が『大切』なのだ。『ものつくり』に、置いて。それを“彼女”は“伝える”つもりだった。“伝われば”『良い』と。
『宝石』に頼らない『シンプル』な、シルバーアクセサリー。それが『今回』のテーマだ。『デザイン』で『どれだけ』、“素材の良さ”をーー引き出せるかーーが、ーーーー。“ポイント”だった。
ようやく“和希”が、滝の“ところ”に、来た。滝は少し、“ほっ”としたのだ。
× × ×
“滝君”ーーーーーと、和希は蓮を呼んだ。“この前話したのに”と。滝は首を傾げた。“何の話だろう?”と。
「だから『紀端』友理奈が、君等御馴染みの“友理ちゃん”でしょって。“この前”も、俺言ったよ?」
滝は正直“あーーー”と、思った。友理奈の事は、“大和の弟の直夏の嫁”の、『友理ちゃん』なのだ。ボスの“娘”の『印象』はあっても、『和希の元教え子』の話の『印象』は、直ぐに“薄まって”ーーしまう。そんな感じで在った。少し“反省”した“蓮”であった。“ごめん”ーーと。
「“敦”君の“話”の“インパクト”で、『忘れて』た。ーーごめん。で、俺は『本当』に、手伝う事『無い』の?」
蓮は和希へそう言ったが、
「“滝”君が“ベテランアクセサリー造形作家”なら、『ある』。」と、返された。滝は“苦笑”した。“無いね”と。和希も意外にも“苦笑”で返した。
“滝”は、何だか少し、“嬉し”かった。
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彩城は、希望して集まった生徒達へ、放課後を利用して“不定期”で、“芸術”に繋がるこういった“何か”を教えていく“講義”を、引き受けたのだった。
“彼等”の『進路』の“幅”を、拡げる為に。今は“週一”程だが、反応を見て『正規の授業』へ取り入れたい陽藍の、試みだった。“海”と“深織”は、『進路』を決めて来た。“彩城”の前回の『講義』をーー“受講”して。
“友理奈”は本当に今回につき、本気で只の『代打の助っ人』だったが、“エリナ”は違った。
彼女は此れから、『此の星』でーーーー暮らして行く。既に『学生』を実体験するのには、やや歳行き過ぎた“彼女”へ、“此の星の常識”等を学ばせて行きたかった陽藍の“企て”の“ひとつ”だった。そう、未だ“色々”と、今後も“続く”ーーーー様だ。
今日の様に、和希に“見守られ”ーーーーながらーーーーも。
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「え、仲嶺君、そのデザイン中々良いね。こういうの得意なの?」
彩城は深織へそう言った。
「“好き”ではありますね。」
深織は答えた。彩城は返した。
「“好き”は“良い事”だよ。“ものつくり”で一番『“大事”』な“ポイント”だよ。」
彼女はそう言って、笑った。“大切な事だよ。”と。
『好きな事』って、「原動力だよね」と言った彼女の“言葉”が一番深く“刺さった”のは、
生徒達より寧ろ、“ジャン・スモ”の“彼等”ーーーーだった。
“その日”は、“そんな日”で、在ったのだ。




