此の『解説』は、陸(先生)“氏”にーー『お願い』致します。
海は兄陸に聞いてた。兄はつまらなそうに大丈夫と返答した。
「和希が向かったから問題無いだろ。今日は海は『行けない』よーー。」と。
此れは橋本 和希が、ベニバナの元を離れていた十分程度のあの時間の兄と弟の会話で在る。
✾ ✾ ✾
海の疑問は幾つか在った。先ず『時間』の計算が『合わない』事。高校生の『橋本 和希』が、女王だった『アゲラタム』と若き日の『部隊長』に過ぎぬブラックベリー・シャリンバイに『出会って』ーーいた事。
そもそも『それ』は、『今』の和希ではーーなかったのだ。『過去』の『和希』だ。
『遠い』前世でのーー事なのだ。では『何故』今、此処に彼等ーー『ベニバナ』達は『居る』ーーのか。それが海の疑問だった。
「仮に『過去』の和希がいた“場所”を『A』地点とーーする。」
陸の解説に海は頷く。
「其の『A』地点が“存在”するのは、ある『平行線』上と“仮定”する。良い?」
海が頷く。何故か周りの友人達も頷いたが、省く。
「平行線上にはA他に、『B』、又は『C』地点等がーー“存在”する。で、」
うんうん。
「又其の『平行線』と同じくして、平行する『平行線』は“多々在する”ーーとする。」
うむ?ーーと、為る者がいたが、置き去りとした。兄は弟に『解説』している。海が頷いて居るので“良し”とする。
「その内の『ひとつ』を、ーー例として。其の平行線『上』には、『A"』、及び『B"』又『C"』“地点”が“存在”し得るモノと『仮定』ーーする。良い?」
うッん。
「で、『A』に『居た』和希は、『A"』に『飛んだ』ーー訳だ。わかる?」
「ーーうんッ。ーーで?」
「ーー後は『簡単』だろう? ーー“B”や“C”は《A》では『無い』『未来』の“和希”だよ。」
「あ〜つまり………」
弟はどうやら『理解った』らしいーーと、陸氏は思ったのだった。海の愉快な“仲間達”はーー『半々』ーーだった。理が『巧』と『律』に解説されていたが、ーー何故か『直夏』もーー良く理解っていなかったーーので、嫁に解説されて在た。
嫁は案外『屁理屈』が“好き”ーーらしい。読書家だった。直夏は“映像派”だった。
友理奈の声が“こう”言っていた。だからね?と。
『A』が前世の橋本(先生)で、
『B』は次に“生まれた”Aが前世の“橋本”先生で、
『C』は『B』と『A』の“記憶”持ちの、『橋本 和希』ね。此れを“今”の「先生」
だとするとーー、
「『C』の和希さんが此の前のお父さんの“指示”で『行って来た』“地点”が、」
“『C"』”(地点)ーーーー「だよね?『陸』兄ちゃんっ!」と、海は言ったのだった。
兄はほほ笑みで言った。『海』“正解”ーーと。お理解りだろうか?
「つまり『A和希氏』は『A"』地点にしか行っていないんーーです。」
「同じく『C和希“氏”』もC"にしかーー行ってないんですよ。ーー」
佐木 友理奈がうんと頷きながら言ったので、華月 陸はーー否定した。『それは違う』と。
「『C"+α』にも、行って来てるーーな。彼奴は。はは。」と。
妹は『プラスあるふぁ?』ですか?『いつ?』ーーーーと首を傾げたのだった。兄は適当に受け流した。『自分で言って置いてーー』と、妹に苦言されながら。
「待って?」ーーと、原 理はーー言った。『可怪しい』と。
「AとBとCは『別の』和希『先生』なら、『"』だって『そう』ですよね??」と。
陸はにやりと笑んだ。代わりに海が答えた。
「『"』側は『時間の流れ』が緩いんだよ。ーーでしょ?『お兄ちゃん』。」と。
陸が又笑んだので弟は正解だと思った。見ていた“愉快な仲間達”の大体が“納得”した。
意外にも『………………解かんねえ』…………………と言ったのは、直夏だった。「だからあ、直。………」と、直夏に親友が『解説』したーーが、何故か『加野 なつめ』もーー
一緒に真剣に聴き出した。『加野……………………………』
お前実は『解って』なかったのか…………………………………と、愉快な仲間達が……………………
見学いたのだった……………………………………………『残念・イケメン、なつめ君』よ…………と。
なつめは今日も『安定』しているなーーと。弓削 光明『だけ』が、無遠慮に、
「………………………阿呆。(だな)…………………………。(彼奴。)」と、ぼそりと言ったのだった。
聴いていた原が、笑い出した。嫌吹き出したのだった。皆が呆れる中で。学年成績トップの『加野 なつめ』に、「『阿呆』って、光明は。はは、お前本当『毒舌』な。くくく」と。
「『仲』悪〜いな。ぷはっ」と。
弓削 光明と、加野 なつめは所謂『犬猿』だった。『水と油』の方が“らしい”ーーか。
「ねえ? 弓削君は今日『コスプレ』やんないの?」
友理奈が唐突に言い出した。横で『友』が言い出した。
「友理奈、光明は『駄目』。『目立て』ないからな。『今は未だ』。代わりに『友理奈』ステージ“出る”か?俺“姫抱っこ”してやるからさ?はは」
「!!」
叫んだのは、直夏だった。『友兄ッーーーーーーーーーーッ!』と。
「直夏煩い!騒ぐな!律、殴っとけ!『命令』!」
と、華月家長兄に『叱られ』たーーが。佐木 直夏は事『嫁』に関して偶に“ポンコツ”とーー化す。
兄の“命”に逆らえない“弟”は、一先ず親友の“額”を、『ぺちり』ーーと愛らしい『音』で、“殴っ”たのーーだった。
『“直”、今ーー「凄え」“ポンコツ”だぜ?』と。直夏が「煩い“同類”。」ーーと不機嫌と化した『待合室』風景ーーだった。
頭を抱えてこめかみを押さえる妹ーー友理奈を、兄陸は『忙し』かったので、視線だけで憐れに思っただけだった。『後で友をーー締めよう』と。
「準備『出来た』か?」と、
爽やかな好青年華月家『次兄』“龍”が、五男の『弟』“青”をーー連れて現れたのは、その時だった。無言だった青が『友』にーー聞いた。珍しくも。
『和希』来てんのかーーと。つまらなそうに。
「あ〜『お父さん』の『頼まれ事』だってさ。彼奴今日の『警備』だから。」ーーと。
友が答えた。青は目を見開いた。
「は?」ーー何で又ーーと。
「ーーと言うか『滝』、『再婚』すんの?さっき『のの』見掛けたけど。」
と、青は言ったのだった。『のの』って何?ーーと、海は思ったのだった。
本日、タウン・タウンにおいて、『滝 蓮“シークレット・ライブ”』ーーが開催される訳だが、
“隠し”イベントも開催“予定”だ。本日の『シークレット』ライブは、『ハロウィン』イベントで在る。
ヒントは『飴』。と、『おめかし仮装』だ。
ビラはわかり易く『南瓜』(のイラストデザイン)だった。『ヒントボーイ』達が配っていたのだ。子供“達”に。『大人は受け取れない内緒の暗号だよ』と。
飴と案内を。紹がやっていたのも、此のバイトだった。条件は『未成年』だった。大人は参加出来ないのだ。子供のつきそいでしか。
前もって『会社』等の企業に『協力』を要請している『特別イベント』だった。
そう、宣伝済なのだ。根回しで在る。陸と陽藍は共犯でーー在る。
今回の『犠牲者』は、陸“他”の華月一家の“子供達”ーー他、“佐木 直夏”ーーで在ろう。
「お〜『中々』だね。」皆“似合う”じゃんーーと、
龍は笑顔のまま『言った』のだった。自分は“出ない”から、気楽で在る。
「『龍』兄に『魔王』ーー着せたかったよ、僕は。ーーはあ。『お父さん』とか。はあ。」
陸があからさまな『色っぽい』溜息をーー態とらしく吐いたのーーだった。
「ごめんな〜『陸』君、『俺』でさ。」
龍の後ろから“コスプレ”姿の“美津原 美津之”がそう言ったのだった。腕組みしながら。ーー似合っていた。“魔王”様が。渋くて。
「おい『陸』〜『俺』の此の『衣装』何〜?!」
多川 夏臣だった。陸は答えた。
「見ての通り。言わずと知れた“妖精”、『エルフ』だよ。」と。
「ま、『王様』目指して“頑張って”ーー」と。意味理解らんとベテランな“モデル”は言ったのだった。
「じゃ、《問題無い》から、今の内に『予定通り』リハやるよ。」
華月 陸はーーそう言った。“コスプレ集団”に。
華月 友、華月 卓、華月 律、そして巧。それから『海』と『愉快な仲間』達。
佐木 直夏。今来た『美津之』、『夏臣』は皆『ロープレリア』だった。
陸のゲームが実写化、映画化する為の『宣伝』イベントを組んだのだ。制作者“陸”は。
身内に頼んで『コスト削減』済で在る。ただとは言わない。『身内』価格ーーで在る。
本音を言えば『建前』だ。『飛行機チケット代』の方が、余程高かったのだから。ーーーーーーー陸なりの捻くれた『優しさ』だった。誰へとは言わない。
久々に集結した兄弟『達』はーー嬉しそうだった。後は『紺』と『悠太』と『洸』が揃えば、
「『完璧』。」陸がニヒルにそう言った。
「え? 何ですか? 陸さん? 『裏技』??!?」
教えて下さいよ!と、原 理が言ったのだった。『聞いたらつまんないじゃん』ーーと海は思ったのだった。
紺は『面白そう』と陽藍と居たが、
洸と悠太は『後始末中』だった。
『のの』とは、或る『女優』だった人物の、『芸名』で在る。『月島 のの』。
本名は“月島 美咲”。まるで売れない“女優”だった。バツいちの。
滝 蓮の“別れた”妻ーーで在った。青が『目撃た』のは、“のの”を支える“蓮”だった。
其処に『敦之』は在なかった。
✾ ✾ ✾
『洸』ーー。悠太が洸を呼んだ。洸も周囲を見渡した。ーーが、彼等にやる事は『無い』ーー様だった。和希が『全て』、ーー片付けていた。
《こんなに“綺麗”に“浄化”出来る“もの”なんだーー》と、洸は驚愕していた。悠太も“其れ”には気付いた様だ。表情は変わらなかったが。
“闇”為る“モノ”が、久方振りに“此の星”に“現れた”ーーのだが、橋本 和希は五分も掛けずに『完全消去』したのだった。気配は初めから“何も”無かった様だった。
有り得なかった。洸は思った。真逆ーーと。
“和希さんがーー《取り込んだ》の?”と。
洸の兄“悠太”の“属性”ならば、“それ”はーー出来る。だから悠太は“来た”のだ。然しーー
“どうして《和希さん》はーーーー”それが出来るの?洸は思った。
答えは簡単だった。
兄『陸』が洸の横に今“居た”ならば、答えてくれた筈だ。
「『友』の“対極”だから」だよーーと。
“卓”には“青”が、
“陸”は《父》が、
《友》に取っては《和希》がーー反する『者』だった。
卓は『ゼウス』で有り『ハデス』だ。卓がハデスの時は、友が『ゼウス』だった。
だが『ゼウス』ならばそれが変わる。
陸が『友』の“代わり”の事態には、ハデスは兄『卓』なのだ。
だが『陸』を『本物』の雷神とする“際”、対極には『父』が居ないと『釣り合い』がーー取れぬ。
そして兄『卓』が『青』と『対極』に成る場合、
『友』の『“バランス”』の“為”には、“和希”が必要なのだ。
洸は“ゼウス”だった。洸の為に、『悠太』は在た。『バランス』の為に。悠太は“ハデスの力”なのだ。洸をサポートする為に志願した。
和希も“同じ”だった。
『ポンコツ“友”に“おにいさま”や“出来の良い弟”』は、『無理』ーーだろ。
「“いいよやってやるよ”ーーかーーーー。」
友が言った。陸が否定した。
「ーーーー“此の馬鹿め。”ーーが抜けたぞ。」と。
“洸”には《聴こえない》声だった。ーーーー
「悠太ーー《僕等》って『未だ』未だ?」と洸は言った。
《そうでもないよ?》と、兄達は言ったが、最年少ゼウスと相棒には聴こえなかった。
『青』兄ちゃんーーと、海が言った。
「何で皆、『照れてる』の??」と。愉快な仲間達と佐木 夫妻は、
何処が??ーーーーーーー??と、聞いたのだった。
青はハデスを請け負うと“同時”に、“常”に“海神”だった。青の負担が如何程か知れるだろうーー
然し頑固者青は、誰にも譲らなかった。“和希”は青の“負担”を減らす、父“陽藍”の『苦肉の策』ーーなので在る。
和希は『青』がーー羨ましかった。『ーー良い“父”親だなーー』と。
愛される息子の姿がーー羨ましかった。言葉にする事はなかったが。
青は“それ”が、そこが“気にいらな”かった。“捻くれ者め”と。素直に“弱音吐けよ”と言った“弟”の言葉に、陸は言った。
「《お前》がな。ーーーー(たくっ)」と。
「『陸』兄ちゃん? 何?」
聞いた海に『何でも無い』と答えた。
『和希と青って、そのまま“光明”と“なつめ”ーーなんだよなーー。』と。くっと笑ったが気付かれなかった。
佐木 友理奈以外には。《流石僕の“妹”》だねーー友理奈は。と、《言って》置いた。
《はいはい》と返って来たが、長兄と次兄は見逃してくれただけだと、陸は知っている。
和希の名誉の為に補足して置くが、《残り香》ならば、《戻る》迄には、橋本 和希は《分解》してしまって、跡形も無いーーとだけ。一体化等していないからな?ーーと。
「気色悪くて出来るか。ーーたく。」と、和希が言ったのでジニアが聞いた。
「先生、『何が』ですか?」ーーーーと。
ベニバナは既に落ち着いて、『ココア』を飲んで在たーー此処は耕一達居る『厨房』だった。
「後何個だよ!ちょい和希君!手伝わんかい?」
成一の言葉に姫が瞳を和希に向けて輝かせたが、「本職が何言ってんの、成一君?」
和希は断った。
が、
「『プロ並』が『何』言ってんの? 『新人』より使える腕前でさ。」
「「「「「!!ッ」」」」ーーすみませッ楠さッーーーーッ」
「成一。」
咎められた楠 成一はけろりとしていた。橋本 和希はちらりと腕の時計を見たのだった。
✾ ✾ ✾
「海、今日『頑張ったら』『和希』『特製』“ケーキ”だな。」
兄がそう言ったのだった。『あれは“中々”だぞ。』と。
まあ、そうでなくば『陽藍』も無茶はーーーーーー言わなかった事で在ろうがと。
大分『昔』に叩き込んだのを『思い出した』らしい。だから『お前』も「思い出せ」と。
「結局は『覚え直し』だったけどね。」と、師匠が独り言酷かったので、弟子ジニアは不安に為った話だった。
『今日やっぱ“おかしい”』と。和希の手際をみた『新人』達が、等々泣き出すのをーー目撃しながら。
結局新人さん達は、“体力切れ”で離脱したのだった。………………………………悪気は無い。
『もう無理っ、ーーもう無理ッ!』と言っていた。『ノルマ』の『倍』は『無理ッ!』と。
「何で?」と海は聞いた。陸は苦笑した。
「『成一』さんが珍しく“発注(数)”ミスったらしいよ。」と。
ふ〜んと言ったが海は思った。『確信犯』じゃあないかな?と。海も良く間違うからだ。陸が心の《中》で、ーー答えた。
“正解”だと。
✾ ✾ ✾
陽藍はその“ミス”を咎めなかった。“次”は“相談”しろよ?と。
“赤字”で構わないのだ。ロープレリアの『権限』は、『タウン・タウン』が持っている。
ロープレリアが『流行れ』ば、経営者華月 陽藍に『収益』は落ちるのだ。ロープレリアを『成功』させる為の『根回し』に、本日の『ハロウィン・イベント』の“案内”は手配されたのだ。
陸が“目を付けた”企業各社へ。「普段“仕事”でコミュニケーション不足気味の親子様へ」と。
『ハロウィン・イベント』で御子様の“ヒーロー”に、「成り」ましょうーーと。
パパに『ネタバレ』済の「心優しい」ーーイベントで在る。
そんなに「上手く」いくーーか?陸は言った。大丈夫だよーーと。
「子供『達』の方が賢い『もの』だよーー」と。
ヒーローにしてくれるよーーと。
《発注ミス》分は、成一君『支払い』です。(笑)去年お菓子貰えなかった子が、ーー居たらしいよ?
毎年『恒例』シークレット・ハロウィンイベント。去年は洋太さんがやりました。
去年観ていた滝が、今年立候補です。w///m(_ _)m♪
閲覧、御来場、評価、ブクマ等有難う御座ます。m(_ _)m




