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増殖中

 スケルトンたちがLV10になった。



 私がこの世界に来て二十日目のことだ。

 私の方はというと、いまだにLVが2のままだったりする。


 この世界のLVの上がり方は結構渋いのかもしれない。

 まあ、私は自分ではモンスターを倒してないので、余計に上がりづらいんだろうけど。


 LV10になったとて、特に変わったことはない。

 LV分のステータスが上昇したくらいだ。




『名無し

 スケルトンLV10


 HP:82/82(+9)

 MP:0/0


 STR:96(+9)

 VIT:23(+1)

 MAG:12(+2)

 RES:13

 AGI:23(+2)

 DEX:20(+1)


 スキル

【再生LV1】』




 もうすぐSTRが100に届く。

 そうすればLV1の時の私に並ぶ。


 これは一番強いやつだから、他のスケルトンはもうちょっと弱いんだけど。


 STR以外は相変わらずゴミみたいなステータスだ。



 LVとは関係なしにスキルを覚えた。


 再生ってスキルなんだけど、狩り場が二階層になって、被弾が増えたことで覚えたらしい。


 アンデッドはもともと再生能力を所持しているものだけど、スキルとして再生を覚えたことで、回復速度がかなり上がった。

 二割ぐらいは上がったんじゃないだろうか。


 LV1のスキルでこれなんだから、LV33の再生スキルを持つクリスはどれだけ素早く回復するのだろうか。

 あの強さで高速自動回復機能持ちとか、ゲームのボスキャラだったら苦情を入れたくなったことだろう。


 でも苦情は入れない。

 だって味方だから。

 味方は強い方がいい。

 裏切られない限りは。


 クリスはテイムしてあるので、たぶん裏切ることはないだろう。



「主よ、少し良いか?」



 部屋がノックされ、声が掛けられる。

 クリスが私の部屋を訪れることは珍しい。


 私は暇があれば遊びに行くが、クリスは何かしら研究開発をしているので、部屋に籠っていることが多い。


 当初は私の食料を買い出しに行ってたし、私の生活用品を揃えるためにも奔走していたので忙しそうにしていたが、畑で少しずつ作物が取れるようになったので、買い出しに行く回数が減った。


 今ではレベリングをする時以外はほとんど籠り切りだ。


 研究では手伝えることがないし、城のことでも私の手が煩わされることはないので、クリスから私を訪ねる必要がなかった。


 寝転がって本を読んでいた私は、栞を挟んでベッドの上に放り投げると、部屋で待機していたスケルトンに扉を開けるように促す。



「どうしたの?」

「スケルトンのことだが……」



 クリスが言うには、スケルトンたちは現在、二階層でレベルを上げている。


 それは私も知っていたのだが、一階層ではもう、レベル上げと言えるほどの経験値にはならなくなってしまった。


 少ないながらも経験値が入るので、二十四時間体制で一階層にもスケルトンを入れてあるが、効率を考えるとあまり良くない。



「新たにスケルトンをテイムしてみてはどうだ?」



 それを提案しに来たらしい。


 でも、そんなにテイムして大丈夫なの?

 ご飯……は食べないのか。

 ベッド……も寝ないからいらない。

 でもほら、部屋数は足りてるの?

 廊下で立たせとくのも不気味でしょ?


 足りてるんだ?

 城だけで二千はスケルトンが入る?

 むしろ二千が最低限?

 城の維持管理だけでもそれくらいがいる?


 今まではどうしてたの?

 死霊魔法で僕にやらせてた?

 それじゃ駄目なの?

 それでも良いけど、テイムしてLV上げした方が強い?

 まあ、どうせなら強い方がいいか。


 でもこの前の合体したスケルトンには程遠いよ?


 いざとなればテイムしたモンスターを死霊魔法で操る?

 野生のスケルトンよりもLVの高いモンスターを合体させた方が強い?


 そういうものなの?


 LV上げ出来るモンスターが増えれば、その分私に入ってくる経験値も増える?

 あー、それは魅力的かも。

 全然LV上がんないし。


 数がいれば万一の防衛にも有利?


 そう言えば人間が攻めてくることもあるんだっけね。

 弱くても、数がいれば逃げる時の時間稼ぎぐらいにはなるのか。


 出来れば城の維持管理とは別に、常備軍として戦闘特化のスケルトンが二千は欲しい?


 すごい数だね。

 そんなにテイムするの?

 とりあえずは五十体で良い?


 LV上げをして、ダンジョンの一階層が空いたらその都度テイム?

 うーん、ちょっとめんどくさいけど、分かった。


 やるよ。


 だってスケルトンの軍団を従えてるとか、ちょっとカッコいいし。


 邪悪だけどね。




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