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Modest freedom  作者: ハズカシダリア
ゲーム開始編
28/146

28

報告(後半)回です。

簡素な前書きです。

 冒険者ギルドは相変わらず、酒場に冒険者が多くいて、みんな仕事終わりのようだ。

 とりあえず、クエストの報告のためにボンズさんに待ってもらった。


「すみません、クエストの報告に来ました」

「はい…、クエスト完了ですね、おめでとうございます、クラスがEに上がりました」

「おお、Eクラスになるとどうなるんですか?」

「そうですね…、酒場の利用料金が1割引ってだけですね、頑張ってクラスを上げてくださいね」

「あっはい、…ああ、あとギルドマスター呼んでもらえますか?」

「ギルドマスターですか?どんなご用でしょう?」

「えーっと、ちょっと、あの~」


 そのまま言うとややこしい事になる…と思う。

 ちらっと、ボンズさんの方を見ると、察してくれたようで、近づいてきた。


「嬢ちゃん、すまんがちょっと野暮用でな、良いだろ?」

「え!?ボンズさん!?あっはい、今すぐ案内します!」

「ありがとよ、嬢ちゃん」

「ボンズさんって有名人なんですか?」

「まあ、少しな、ホレ行くぞ」


 なにもんなんだろうボンズさん…。

 とりあえず、2階に上がって、ギルドマスターの部屋に来た。


 コンコンコンッ「ギルドマスター、お客様です。今よろしいでしょうか?」

「ああ、構わんが、客?誰だ?」

「どうも」「邪魔するぜ」

「おお、ベンにボンズ!どうした?」

「いやなに、ちょっとな、すまんが嬢ちゃん席を外してくれ」

「すまんがミシェラ、席を外してくれ」

「かしこまりました、失礼します」バタン

「…で、なんだ?」

「お前が言え、ベン」

「えーっとですね、ダンジョン見つけたんですよ」

「なに?今日お前が行ったのは北の坑道じゃなかったか?」

「はい、その北の坑道で見つけたんですよ」

「どう言うことだ?」

 シュンッ「それは、儂から説明しよう」

「な!?ワイト!?」

「あ、すみません、その方オゾレスクさんって言って元ヒュームです」

「カッカッカ、そう言うことじゃ」

「んなことあるのかよ!?」

「まあ、儂は魔を極めたからのぉ、それで説明するんじゃが……」

 ・

 ・

 ・

「…なるほどな、しかし、入り口が分からんか…」

「はい…、俺は穴から落ちてしまって…」

「うむ…、よし、明日にでも、坑道の奥に行ってみるか、明日大丈夫か?」

「はい、でもその前にそろそろ、従魔士ギルドに魔物を登録したいんですが…」

「おお、すまんすまん、じゃあ明日の朝方に調査に行くぞ」

「分かりました、ありがとうございました」

「では、俺も工房に戻るとしよう」

「あ、ボンズさんもありがとうございました、助かりました」

「何、良いってことよ、ベンも魔鉄鉱石をありがとよ」


 そう言って、とりあえず冒険者ギルドをあとにした。急いで、従魔士ギルドに向かう。ちなみに、オゾレスクさんは説明が終わると、召喚士の本に戻った。

 ・

 ・

 ・

「すみませ~ん、従魔の登録したいいんですが~」

「その声は…ベンさん!待っててください、っとと、危ない危ない…お待たせいたしました」

「大丈夫ですよ、リンリンさん」

「それで、登録したい従魔はどこに?」

「あ、いまだしますね、あ!でもここじゃ危ないかな?」

「?どうしたんですか?」

「あの~すみません、ここで地面が頑丈な所ってありますか?」

「??そうですね…、冒険者ギルドの訓練所でしたら、貸していただけますが…それがどうかしましたか?」

「あ、それでは、そこで出しますんで、2つ従魔タグ良いですか?」

「???分かりました、では、行きましょう」


 さすがにここで出したら、タロースの重さで床が抜けるかもしれない。

 従魔士ギルドを出て、また冒険者ギルドに向かう。

 ・

 ・

 ・

 訓練所はあっさり貸してくれたが、ゴンババギルドマスターもついてきた。どうやら、仕事は終わっているようだ…。


「じゃあ、出しますね、タロース、オゾレスクさん出てきてください」

 シュンッ「オヨビデスカ、マスター」ドスーーンッッ

 シュンッ「やれやれ、さっき戻ったばかりじゃろう」

「えええええええ!?!?!?!?」

「これは…すごいなぁ……」


 やっぱり、タロースは重いから地面でも、少しだけ地面をえぐっている。


「ああ、登録しようと思ってね、リンリンさん貰って…、リンリンさん?」

「……は!す、すみません!えっと、従魔タグです、どうぞ」

「ありがとうございます、まず、タロース着けるよ」

「カシコマリマシタ」


 そう言って、タロースは屈んでくれた。


≪タロースに従魔タグが着きました≫


 どうやら、ゴーレムはタグのままだった。


「次は、オゾレスクさんですね」

「うむ、頼もうかのぉ」


 そう言って、オゾレスクさんは右手を出した。

 やっぱり、手もワイトだからか骨しかない。

 ちなみに、フードは被っていない。


≪オゾレスク・マリーナに従魔タグが着きました≫


 あれ?こっちも変化しなかった。

 まあ、タグの場合、分かりやすく頭上に魔物タグが浮いている。


「うむ…、これでよいな?」

「はい、良いですか?リンリンさん」

「え!?あっはい、問題ありません」

「では、戻るかのぉ、タロースも戻るぞ」シュンッ

「ハイ、オゾレスク、マスタータダイマ、キカンシマス」シュンッ

「よし、ミーミル出ておいで~」

 シュンッ「きゅ~♪」

「それでは、俺も戻りますね」

「はい、お疲れ様です」

「いいもんが見れたぞ、ガハハハハ」


 冒険者ギルドを後にして、さっさと"猫の宿"に戻って、夕ごはんにしよう…。

書くことの多い後書きです。

次回は、宿ごはんとリアル夕ごはんの2本です。

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