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Modest freedom  作者: ハズカシダリア
ゲーム開始編
26/146

26

お楽しみの…回です


 しばらく、呆けてると…。


「おーい、どうしたんじゃ?」

「きゅ?」ペチッ

「…あ、いや、何でも…ないです。はい」

「ならば、そろそろ出るとするか、どうやら、奥に魔力の反応があったようじゃ」

「分かりました、いくよ、ミーミル、それにタロース」

「きゅ!」「カシコマリマシタ、マスター」


 タロースの声は何て言うか、ロボットっぽい、まあ、ゴーレムだしな。歩いていると、タロースが少しだけ遅かった。ステータスでは100なんだけどなぜだ?


「お主、タロースが遅いと思ったな?」

「え?そうですが、分かります?」

「顔に出ておったぞ、まあよい、タロースが遅いのは一重に重いからじゃ」

「ああ!なるほど、だからか」


 そんなくだらない話をしていると、先程来たときにはなかった魔方陣があった。


「うむ、どれどれ…」

「解るんですか?」

「儂を誰だと心得とる、魔を極めた儂に解らん魔法・魔術なぞないわ、どうやらこの魔法陣は宝物庫に繋がっとるようじゃ、ホレ上にのれ、皆のもの」

「はい、分かりました」


 みんなで魔方陣の上にのり、オゾレスクさんが起動させた。すると、視界が暗転した…。

 ・

 ・

 ・

 暗転から覚めると、そこには、金ぴかな部屋に金銀財宝があった。…何て言うか…。


「宝物庫って、悪趣味ですね」

「まあ、それこそ何十年以上もダンジョンとして起動しとったんじゃ、その分、余った魔力でどんどん豪華になっていくのじゃろう」

「はえ~、ってことはこれ全て…」

「うむ、魔力で作られておる」

「え、じゃあお金って偽物なんですか?」

「ばかもの、この世にある硬貨全て、魔力製じゃ、まあ、もちろんじゃが、人の力では、偽造品すら難しい、神が創ったものじゃからな」

「へー、そうなんですね、でもこれら全ては持てません、残念です」

「カッカッカ、お主、儂を誰じゃと思っておる、数秒前に言うとったじゃろ」

「え?魔を極めた…もしかして!」

「そうじゃ、これら全て儂の()()()()()に収めてやるわい、カッカッカ、これでお主は億万長者じゃな」

「おお!ありがとうございます!…ん?時空間魔法?」

「なんじゃ?」

「空間魔法じゃなくて?」

「なんじゃ、時空間魔法じゃよ、まあ、儂の修行の成果じゃ」

「そうなんですか、とりあえずお願いします」

「うむ、では"空間収納(インベントリ)"、この穴に入れよ」

「分かりました~、タロース手伝ってくれ、力を入れすぎずに掬うようにな」

「カシコマリマシタ、マスター」


 いや~、全て手に入るとはな、思わぬ誤算ってやつだな。全て入れきるのに、1時間以上かかった…。


「ふぅ~、終わった~」

「オツカレサマデス、マスター」

「ありがとう、タロース」

「何を言っておる、宝箱(メイン)が残っておるわい、開けぬか、お主が運が一番高いんじゃから」

「そうでした…、よっこいしょっと」


 宝箱は4つあり、色も全て白銀だ、たぶん最高レア?なのかな?


「では開けますね、よっと、ん?ローブ?」


 灰色のローブが入っていた、とりあえず鑑定っ


【隠者のローブ】

 装着した者の容姿が曖昧になる

 しかしフードを被っていなければならない

 被ると風などでも脱げる事はない

 効果:隠者 MP+100 守+20 知+80


 ユニークスキル:隠者

 隠蔽の上位(偽装の最上位)スキル

 看破されることがなく、

 気配すら察知されない。


 1つ目からえぐいもんが…、これはオゾレスクさん用にしよう。


「オゾレスクさん、これどうぞ使ってください」

「む?なんじゃこのローブ?……ほぉ、これはいいものじゃ、ありがとうベンよ」

「いえ、喜んでもらえてよかったです、じゃあ、2つ目っと、今度は…なんだこれ?」


 なんかものすごい分厚い本がある、持ちにくそう、とりあえずこれも鑑定っ


【召喚士の本】

 従魔士が従属化した魔物を入れることのできる魔法の本

 呼び出したい、魔物の名を喚ぶと出てくる

 戻したいときは、魔物の名を喚ぶと戻る

 武器としても、一品のものだ。

 必要能力値:・知:1000

 効果:魔物の能力値に運以外+1000


 おお!お?便利かと思ったら、必要能力値が足りないっぽい、使えないのかな?


「タロース、ちょっといいか?この本に戻したいんだが」

「カシコマリマシタ、マスター」シュンッ

「おお!?入った、あ、でも、能力値にプラスしないから、アイテムとしてかな、出てこい、タロース」シュンッ

 ドスーーンッ「オヨビデスカ、マスター」

「いや、何でもないよ、もう一度戻ってくれ、タロース」

「ワカリマシタ、マスター」シュンッ

「ほぉ、それは魔物の収納場所かのぉ」

「そうみたいですね、入ります?」

「いや、いい、儂は少し外を見てきたいからのぉ」

「ああ、じゃあ、3つ目も開けますね、よいしょ、ん?今度は、薬かな?鑑定っ」


【ハイエリクサー】

 薬士の神が創った、最上位ポーション

 1滴だけでも、先天性の病や呪いなどでも

 瞬く間に治す薬

 別名:神の奇跡

 効果:完全回復、病・呪い・状態異常の完全無効状態、HP・MPの自然回復(極大)


 ふぁー!?エリクサーを飛ばしてハイエリクサーだよ、なんだよこれ!?


「どうしたんじゃ?また、厄介なものか?」

「あ、いえ、これ…ハイエリクサーです…」

「なんと!?ハイエリクサーじゃと!?まさか、生きておる内にお伽噺話でしか出てこん物をみるとは…」

「いや、オゾレスクさん、今ワイトですよね?」

「ええい、言葉のあやじゃ、例えじゃ、ホレ最後の開けんか」

「あっはい、じゃあ開けますね、よっと」


 最後の宝箱の中を開けると、なんだこの短剣?まあ、とりあえずこれも、鑑定っ


【神器:■■■■■■■■■■】

 ■■■■■■■■■■■■■■■■

 ■■■■■■■■■■■■■■■■

 ■■■■■■■■■■■■■■■■■

 ■■■■■■■■■■■■

 必要能力値:・力:100000000000

 効果:■■■■■■■■■■


 なんだこれ、とりあえずそうb……


≪称号確認…≫

≪神器使用一部許可≫

≪神器:■■■■■■■■■■が装備されました≫


「ふぁーーーーーーーーーーーー!?!?!?!?」

「どうしたんじゃ!!?」


 なんで!?ってか、外れない、呪いの武器…じゃなくて、神器、ってどうでもいい。

 あ、なんか、消えたけど、手になんか、ついてる!?


「な!?短剣が消えたじゃと!?」

「いや、違う!?この紋章みたいなのに吸い込まれた!?」


 そのあと、2分ほどあたふたしたが、とりあえず分かったことは、どうやらこの神器は呪いの神器で、装備したら、二度と外れなくなり、しまうときは、紋章になっているようだ…。

 なんだこれ?今度神殿にでも行くか…。


「…とりあえず、出ますか、ミーミルは寝てるし」

「そうじゃな…、はあ~疲れたわい」


 奥に進むとまた、魔方陣があり外に出られるようだ…。なんだか、疲れたよ、ミーミル…。

 ミーミルはただただ眠っていた。

 魔方陣が起動すると、また暗転した…。

超健康では、先天性の病や呪い(普通?の呪いも)治りません。

なお、エリクサーでも先天性の病や呪いは治りません。(エリクサー自体は頑張れば作れる)

連続投稿は、疲れる(でも、ネタがまだある…)

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