星から星へ
OFUSE始めました。
https://ofuse.me/rukea
ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
https://rukeanote.hatenablog.com/
さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
https://twitter.com/rukeanote
魔石融合装置の進化が起こった。何が起きたのかまでは知らない。けど、技術がワープしたことは解った。魔石相転移融合炉が完成した。何を言っているのか解らないと思うが、俺たちもよく解っていないからそう言う事なんだ。何かが偶発的に起こって、安定した結果がこれである。大出力を吐き出す装置としては、かなりのものなんだ。普通の魔石融合装置の200倍以上の出力を誇るそれは、何というか、凄かった。単純にデカいのもあるんだけど、それ以上に、人工衛星の打ち上げに成功したんだから。結果が物語っている。結果が出たのが全てだ。小型化が正解だったんじゃない。もっと大型化して、もっと大出力にするのが正解だったんだ。
「それで、今の環境があると。やはり世界は丸かったんだな。というのがよく解る。画像の解析で、俺たちの居る大陸がここだと言う事が解ったのは大きい。で、多分だが、ギリエルの居た大陸がここになるんだろうな。で、人工衛星を10機程打ち上げたけど、競合している感じは無しだ。今の所、俺たちが宇宙技術の最先端に居ると言ってもいい。人工衛星を打ち上げて、解ることは多くある。色々と失敗も重ねてきたが、漸くとここまで来たかって感じだよな。……早いけど、月への移住計画を進めるか。そうした方が良いとは思うからな」
「まずは月に我が主だけでいくのですよね? それで、環境を整備すると。そうしなければ、向こうにも酸素があるかどうかが解りませんので。無かった場合は、大きく場所を区切る必要がありますし、植物を育てないといけないでしょう。それが出来て、初めて移住という形になるでしょうな。……心の準備はよろしいですかね? 月に行ったら、転移魔法陣でしか帰ってこられないはずですよね? 我が主の魔法でも、大気圏は突破できないという話でしたし」
「そうなるな。まあ、向こうで1000年程作業をしなければならないだろう。環境を作ると言う事は、そう言う事でもあるからな。まあ、何とかするさ。それまでに、技術が発展して、何とかなりそうなら、人を送り込んでも良いとは思うけどな」
「安全にいきたいですからね。我が主を打ち上げることは、一番怖い所ではあるのですが。実験では、月に何とか辿り着いても、地面に激突するのが関の山だと言う事が解っておりますので」
「その辺は仕方がない。俺が生き残れば良いだけの話だ。そこまで難しい事は要求されていない。生き残れば、そのまま開発を進めれば良いんだからな」
そうだ。打ち上げて、月にさえ辿り着いてしまえば、後はどうにでもなるんだよ。まずは月にいけなければ、話にならない訳で。月にさえ行ければ、後はどうとでもなるんだよ。
そんな訳で、初めて生き物を乗せたロケットが発射される。月に辿り着ければ、一気に発展が出来ると思っているんだ。無限の土地があるんだからな。まあ、水があるのかどうかが問題な所ではあるんだけど、それは水属性魔法で何とかなるからな。出来ることはやってしまう方がいい。
「カウントダウン、始めます。5秒前、4、3、2、1、発射!」
「行って来る。心配はするな」
「ご武運を」
ゆっくりと、そして、爆発的に加速していく。もの凄いGがかかる。正直、人間なら耐えられない可能性も十分にある。それだけ安全は無視している。とりあえず、月にさえ辿り着ければ、俺たちの勝ちが確定する。まあ、先住民が居るかもしれないんだけどな。そんな事は無いと信じて飛ぶ。
「操縦っていうレベルじゃないぞ! 月に激突するまでこのままか!」
どんどんと加速していく。俺と、大量のマジックバッグを乗せたロケットが、成層圏を越えた。月までどのくらいの時間がかかるのかは知らない。けど、そんなに近い訳ではなかったはずだ。
「どのくらいの時間を耐えれば良いんだよ! もの凄い早いのは解るけど、軌道計算なんかも出来ているんだよな!?」
まあ、そんな単純なミスをする研究者は居ないとは思うが、一抹の不安は拭えない。究極的には、月にぶつかれば良いんだから、そこまで難しくは無い筈なんだ。
簡単かどうかは解らない。けど、1日くらいの時間で、月に激突。ロケットが大破した。投げ出される俺と物資が入った超合金の入れ物。だが、それが月に来たという証拠でもある。
「俺たちの文明が! 1番に月に乗り込んだぞ!」
周りは、何も無かった。植物も無く、本当に何にも無かった。ここから始めないといけない。俺がここに人間が生活できる空間を作り出さないといけない。
「まずは、密閉された建物を作らないといけないよな。その後は、月の上空をガラスで閉じてしまって、酸素発生機を使って酸素を作り出さないといけない。ふふふ、やることがいっぱいだな。まずは何処からてを付けようか。やらなければならないことが、山のようにあるんだ。それを全部手を付けないといけない。皆を呼ぶのは、その後だ。まずはここを拠点に、何とかしないといけないな」
無人の場所を開発する。それは簡単に言えば、1から何もかもを作らないといけない訳だ。その為の物資は用意してもらっている。俺の無限収納にもたっぷりと荷物が詰まっている。これで開拓をすれば良いだけなんだ。人工物で、月を埋め尽くしてしまえばいい。そこに、水と植物があれば、虫なんかも湧いてくるんだろうし、忙しくなりそうだな。出来ることがこんなにあるんだから。
それから5000年後
「ギリエル。準備は出来たか?」
「出来ましたが、本当にやるんですか? まだ月の開拓も完全には終わっていませんが」
「おう。やるぞ。ここから見えている、一番近い惑星まで飛んでいく。まあ、太陽とは逆方向じゃないと厳しいのは確かだから、太陽から離れるのは絶対なんだけど」
「そこまで危険を冒してでも、次の惑星に行く意味があるのですか? 十分に繁栄しているとは思いますが」
「まあ、この惑星で、侵略する場所もまだまだあるし、月にもまだ開発する余地はある。けどな。それじゃあ足りないものがあるだろう?」
「十分な土地があるのですから、足りないという訳ではないと思いますが?」
「ロマンだ。ロマンが足りない。月でちまちまと作業をしていたが、重力発生装置の開発があって、大気が安定したんだ。ガラスの天井は必要なくなっただろう? じゃあ、その内、月の開発も終わるんだ。そうなった場合、次の土地が必要になるだろう? その為の準備に飛ぶんだよ。俺が行くのが、一番確実だからな。まあ、計算では、このロケットの速度でも、次の惑星には3年と120日必要だと言う事なんだけどな。退屈で死ぬかもしれない」
「それが解っていても行くんですか……。まあ、何とかなるでしょう。技術者も、軌道管理は完璧だと言っておりましたからな。そのくらいの時間には、到達できるのでしょう」
「ああ、ミスっても何とかなる。その為の保険はあるんだから、心配するな」
何かあれば、転移魔法陣で帰ってくれば良いんだからさ。まあ、3年以上も缶詰にされるんだ。腐ってしまうかもしれないけどな。宇宙にはまだまだ行けない所が沢山ある。そんな所ばかりだ。まずは俺が行って、移住できる環境を整えるのが先だ。今度の旅は、長くなるだろう。だが、決して無謀な訳ではない。出来ると信じているから行くんだ。俺たちの文明は、月に来ただけでは満足できないんだよ。これからも進み続けるさ。そうだろう? そうじゃないと面白くないからだ。ロマンが無いかだ。ロマンを求めていこうぜ。それじゃあ、今度も成功するように祈っていてくれ。




