終わらない戦争
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「なあ、普通は戦争って100年もやるものか? しかも継続してずっとだぞ。冬に休むとかもなくさ。平気で人的資源を失っているのにも関わらず、100年以上も戦争をしているなんて事があっても良いのかって思うんだが、どう考える?」
「そうですね……。無くはないのかなとは思いますよ。そもそも、戦争なんてものは、そういうものですからね。勝てば終わるんでしょうが、今回の感じで言うと、両方が負けているんですよ。なので、両者ともに引っ込みがつかなくなっているんでしょうね。オルデント魔国としては、直ぐにでも戦争を終わらせたいと思うのが普通です。魔族は人間よりも増えにくい種族ですからね。まあ、多種多様なので、繁殖が早い魔族も居るには居るんですが、強い魔族になればなるほど、繁殖は遅かったりします。まあ、そんな感じなので、オルデント魔国としては、戦争なんて終わってくれた方が良いとは思うのですよ。ですが、問題は聖ルクレイア国なんですよね。こちらは人間以外を認めないという国体なので、そもそも魔族とは戦争にしかならないんですよ。こっちは完全勝利以外に戦争を終わらせる気は無いと思います。なので、何か国と戦っていようとも、オルデント魔国と停戦する事はあり得ないと思いますね。それくらい思想の強い国ですから。それに、国力としては、聖ルクレイア国の方が大きいですからね。まあ、その分、戦線も抱えているんですが。今は3か国と戦争中ですよ。それでも、オルデント魔国と張り合うだけの戦力は持っていると言う事なのです。魔族との戦争は、聖ルクレイア国にとっては聖戦なのですよ。簡単には終わりませんね」
「……と言う事は、この戦争は終わらないって事なのか? もしかしたら、オルデント魔国が負けるまで、一生戦争って事で良いのか?」
「そうなるでしょうね。聖ルクレイア国の方が勢いはありますからね。あり得るとすれば、オルデント魔国が負ける、聖ルクレイア国が負ける、それ以外に戦争の終わりは無いと思います。そういう風に民衆を洗脳しきっているのでしょうね。教育からして、そういう感じになっているのだとは思います。そうではないというのであれば、内部から瓦解するはずですからね。内部崩壊しないと言う事は、代々に渡って、思想の統一が行われていることが推測されます。これが魔族であれば、寿命が長く、間違いを正しやすいのですが……」
「人間は寿命が短いせいで、教育に則った思考しか出来なくなると。寿命が長い方が思考が凝り固まりそうではあるが、短いがために、それしか知りようがないのか。それはそれで不幸だな。道が絶対に交わらないって事になるんだろうし、そうなると、この戦争は終わらない。どちらかが滅ぶまで延々とやり続ける事になるってか。それはそれで面倒な事になるような気がしないでもない。こっちだって順調に人口は増やしているが、まだ町が2つ目だ。今のままだと、普通に飲み込まれて死んでしまう。俺は逃げ切ることが出来るが、国が滅んでは何にもならない。折角の魔物人の実験も放り投げてしまう事になる。それはそれで勿体なさすぎるな。出来れば、何とか今の状態を死守した方が言い訳だ。欲を言えば、聖ルクレイア国が負けてくれる方が都合が良い訳だ。それで出来ることとしては、金属資源を渡すことくらいしか出来ることはないと。何というか、詰んでる気がするんだけど、ここからどうにかなるのかね?」
「詰みを脱却したいのであれば、寧ろオルデント魔国が負ける方が良いのですがね……。聖ルクレイア国は、魔族を人的資源としては見ないので。その分難民が発生する事になります。それを一気に吸収出来れば、国は大きくなりますからね。その方が割と都合が良かったりもするのですよ。まあ、その前に、聖ルクレイア国をどうにかしないといけない訳なのですが。まあ、それは何とでもなるとは思いますね。我だけでもある程度は出来るので。カーライル殿の力も借りられれば、状況は最悪よりも大分マシになりますね。今はまだまだ最悪という状況には遠いですが」
「……オルデント魔国が勝った場合はどうなるんだ? オルデント魔国なら、普通に交易も出来るし、もしかしたら、移民も受け入れられるかもしれない。……ああ、いや、駄目か。移民は聖ルクレイア国の領地に向かわせないと。あっちの人間は全員処理しないといけないのか。そうじゃないと、第2の聖ルクレイア国が出来て終わりになる可能性があるよな……」
「そう言う事ですね。我らとしては、オルデント魔国が勝った方が面倒な事になる可能性があるのですよ。敵対はしないのかもしれないですが、発展という観点から見ると、南にしか伸ばせなくなりますからな。将来的に大きくなろうと思うのであれば、ここは聖ルクレイア国に勝って貰い、その難民を吸収し、大きくなりつつ、戦力を整える方がよろしいかと思いますね。防衛に関しては、カーライル殿の魔物頼りにはなりますが、守れない訳ではないので。向こうがこちらを国として認識し、明確な軍事行動を取るまでには時間があります。まあ、その頃には、魔物人も誕生しているでしょうし、戦力的には困っていないとは思うのです。ある程度の難民の受け入れをしなければならないので、領土はどんどんと広げておかないといけないのですが。それだけの人口を束ねられるだけの町が必要になりますからね。なので、我が主には、どんどんと町を作って貰っているのです」
「まあ、まだ2つ目の町をどうにかして人口を5000人にしようとしているのに、空っぽの町が9つ残っているからな。予定では、まだまだ広げるつもりか?」
「ええ、まだまだ広げます。限界まで広げます。山脈の麓までは行けると思うのですよ。そこまでは広げたいですね。後は、オルデント魔国に沿わせるように、南東方向に進んで行ければと思っているのですよ。南西方向はリスクが高いので、まだそちらには進出しませんが、最終的には進出していきます。その頃には、オルデント魔国の半分近くは、我が領地内になっている筈なので、問題は無いかと。我が国が大きくなるには、そのくらいの思いっきりの良さが必要になってくるかとは思います」
なるほどなあ。オルデント魔国には、負けて貰った方が良いのか。でも、それって何百年後の話だろうな? まだまだ聖ルクレイア国も元気だが、オルデント魔国も元気だ。疲弊してくるのは何年後の話になるんだろうか。戦争は終わらないらしいので、何時までも戦争はしているんだろうけどさ。それで話が纏まれば、停戦って事もあり得ないんだろう? 何処までいっても地獄でしかない訳だ。どうするんだろうな。この惨状は。
こっちに火の粉は飛んでくる。確実に飛んでくる。それが何時になるのかが解らないってのが怖い所ではあるんだよな。何時でも飛んでくる状態ではあるんだよ。メルカトが見つかれば、一気に攻められる可能性はある。メルカトは、真っ直ぐ進めば、3日の距離に聖ルクレイア国があるんだからな。見つからない方が難しいのかもしれない。オルデント魔国を攻め落として、境界になっている森を開発し始めれば、必然と見つかる位置にあるんだ。確実に戦争になる。その時には、人口がどの位になっているのか。そもそも魔物人は生まれているのか。そこが問題になってくるんだよな。魔物人の戦力をあてにしないと、こっちだって亡国待ったなしである。何とかして、戦力を整えておかないといけない。早めに進化はしておいて欲しいな。




