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魔術学校へ/3

異世界転生をした彼は目標に向かって日々努力をしている。


何故か記憶が無い。

そんな特殊な状態でもこの世界で生き残るため、そして夢を叶えるために強くなろうとリーシェは様々なことを試した。

そして子供のころに思い描いた夢をかなえるべく、魔術学校へ行くこととなった。

 女性弟子さんの早口超情報トークからやっと解放されようやく1日目が終了。


 魔術初心者の俺だ、言っていることの半分も理解できなかった。そのことを伝えるととても悲しそうだった。


 まあオタクあるあるだあな。と言っても知らない絵本の話の個人的解釈をされても割と俺も困る。



「黒粉王という童話で毒を盛られた姫が解毒魔術きかないのに王様の接吻で目覚めるってことがあるんだけど、それは愛の力ではなく接吻しつつ口から体内に魔力を流し込んで強引に目を覚ませるって言う方法で姫を起こしたと思うんだよね。」

 所謂白雪姫みたいなものなだろう。体内から魔力を流し込めば強引に目を覚まさせれるということだけは記憶に残しておく。




 その夜は野宿をした。女性弟子さんがなんか結界魔術みたいなのを使ってたのでそれについて聞きたかったが、さっき言っていることが理解できなかったと言ったしそれで凄い落ち込んでるしで凄い聞きにくい。






 翌日。

「それでは、今日からは魔術の基礎から学んでいきましょう。」


「リーシェちゃんはある程度戦えてたので忘れていましたが、魔術に関しては独学でしたね。昨日はごめんなさい。」

 ちょっと口調が砕けてる。このまま仲良くなれたら良いんだけど。


「大丈夫ですよ。ではお願いします。」



「魔術とは術式を通して威力を上げる。誰にでも再現できるもののことの総称です。」

 術式。模擬戦の時に女性弟子さんが出していた魔法陣のことだろうか。


「メリッサさん。術式とは模擬戦の時に出していた丸い形のやつでしょうか?」


「そうですね。あれは魔術路と言う魔力によって書かれた術式となります。」


「魔力によって空中や地面に路を描き、そこに魔力を通すことによって式が作られ形を作り、入れた魔力の数倍にもなり魔術としての攻撃となります。」


「リーシェちゃんの魔術は術式展開が無い分、魔力をそのまま放出しているために威力は他の魔術よりも下がってしまいますね。」


「となると、自分の魔術は弱いってことでしょうか?」


「そういうわけではありません。魔術師との戦いに置いて重要なこと、それは初見殺しと対応力です。」

 この世界にも初見殺しという言葉は存在しているのか。




「魔術師と言うのは簡単に人を殺す攻撃をすることが可能であり、対魔術師戦に置いてもその火力はかなり高いです。」


「ゆえにどれだけ相手に対応できない攻撃を展開するかというのが大切であり、同時にその攻撃にどう対応するかという対応力が重要です。」


「あなたの生活魔術は火力面はあまり高くありませんが、意外性という意味ではかなり強力です」


「そうなんですか?」


「はい。手加減していたとはいえ、模擬戦の際に私の術式展開から避けるまでの時間が早くなかったですか?」

 確かに。言われてみればいくら鍛えていたとはいえいきなり出てきたはずの魔術路に対しての反応が早すぎる気がする。そこに気がつかなかったとは己の才能を過信しすぎているな。



「魔術ってのは基本的に術式展開と言われる、回路を通して魔力を増幅させる行為が基本です」

「そして術式展開はある程度魔力操作になれた人からしたら魔術を使う!って言うのがなんとなくわかるんですよね」

「魔術は使う前にある程度反応できてしまいます。ゆえに複数の魔術を同時に展開して避けられない状態を作る。騙し合いが基本となります。」


「なるほど、つまり術式を媒介としてい自分の魔術はいわば魔術師殺し的な能力になるわけですね!」

 転生したら対魔術師最強の魔術師だった件。



「いえ、割と脅威ではありますがそこまで凄いものでもありません。」

 ご期待に添えず申し訳ありません。



「確かに術式展開無しというのは脅威ですが、そもそも術式展開をしないということは火力が足りなく魔力効率が良くないわけです」

「そもそも術式展開をしていないので魔術かすら謎。単純な魔術師としての戦いに置いてはそこそこめんどくさくはありますが、あまり脅威ではありません」

「そもそも術式展開を感じさせない方法だったり、魔術に近い攻撃は存在しているために術式展開が無くても反応されることが多いです。」

 とても悲しい。



「まああくまで魔術師としてはなため、剣術と合わせた戦いとして不意に飛んでくるのは脅威ですね。」

 見るからにがっかりしているっぽい俺を女性弟子さんが慰めてくれる。

 



「次は魔術の種類について軽く触れていきましょう。」

 魔術の種類。カバラとかルーンとか風水とか神代言語とかそんな感じのあれか。と言うか俺って無駄にそういうのに詳しいな。



「魔術には多くの種類がありますが、バウンドの魔術師の殆どは魔術路による紋章術と呼ばれる魔術が基本です。」


「他の魔術は弱いとか使い勝手が悪いとかなんでしょうか?」


「そうですね。紋章術は術式を同時に展開すれば同時に魔術を使用することが可能であり、使いやすく一番術が多いために人気があります」

「また、有名な魔術師の殆どは紋章術を主に使っているため、それに憧れて魔術師になる人もそこそこいます。そう言う人達は紋章術以外はあまり学びませんね。二十年ほど前までは紋章術以外の魔術師が多かったらしいですが、現在はあまりいませんね。」


「魔術師って家に代々伝わる魔術~。みたいなものってないんですかね?紋章術以外の魔術師の子供とかもいると思うんですが。」


「そうですね。確かに代々伝わる魔術というものは存在しています」

「しかしそれは上級貴族や一部の下級貴族だけなため、下級貴族の殆どは義務で親の魔術を継ぐということはありません。偶然被ったり両親に憧れて!ってのはふつうにありますね。」

 そして上級貴族なんて言うよくわからん単語が出てきた。俺の知ってる本には大雑把に貴族ぐらいでしか書かれてなかったぞ。



「上級貴族って聞いたことん無いんですが、下級貴族と何が違うんです?」


「分かりました、次は貴族という存在の作りについて説明しましょう。」


 まだまだ説明パートは続くようだ

読んでくださりありがとうございます。長々となってしまい申し訳ございません。

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