表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界狩人〜ダンジョンにて、狩猟する〜  作者:
1章 狩人、迷宮を駆る

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

26/39

二十六話 狩人、試験に挑む 其の弐

 アルマンダインがツカサ達が試験会場に戻って来ると残った30人は既に次の試験の準備を行なっていた。


「強いなアルマンダインとやら」


 ツカサは戻って来た、アルマンダインの前に立ち、目を見開きながらそう言うと彼はそれに反応を示す。


「一級【探索者】だぞ? 俺は。模範であり、強者でなければその階級を得るに相応しくない。ホシナミ・ツカサ、俺にそれを示せ。示せなければ、俺はお前を切り捨てる」


「何が何だかさっぱりわからんが、(オレ)(オレ)の【狩り】をするだけだ。どんな時でもな」


 彼もまた互いに目線で火花を散らすとアルマンダインは再び声を上げた。


「二次試験会場に移動する」


 アルマンダインが短く伝え、指を鳴らすと彼らはその場から一瞬にして姿を消した。


 そして、目を開くとそこにはとある迷宮(ダンジョン)の入り口に立っていた。


「二次試験は中型迷宮(ダンジョン)の踏破だ。配信を行いながら踏破を目指せ。パーティーを組んでも、ソロでやっても何しても構わない。踏破が出来た時点でそこで試験は終了。最初に辿り着いた者達だけが二次試験を合格とする」


 アルマンダインは何処からか袋を取り出すとそこから幾つかの瓶を取り出した。


「最近は【探索者】の死亡率が上がっている。本部や、専務庁から指示があって開発した緊急脱出道具(ベイルアウトアイテム)だ。瓶を地面に叩き付ければWDG本部に強制的に帰還することが出来る。ただし、割った場合はその時点で失格とする」


 アルマンダインは一人一人に手渡すと全員に行き渡ったことを確認し、再び彼らに視線を向け、声を上げる。


「説明は以上。試験開始!!!!」


 その言葉と共に30人の【探索者】達が一斉に動き出した。


 八階層以上十三階層未満、それが中型迷宮(ダンジョン)であり、アルマンダインの合図を聞き、一次を突破した強者達が一斉に入り口に向かい、歩き始めた。


 ツカサもまた、すぐに入り口に向かおうとした時、後ろから肩を軽く叩かれ、その方向を向いた。


 そこにはゴトーが立っており、彼らからとある提案をツカサは持ちかけられた。


「ツカサさん、俺と一緒に【狩り】に行かないか? 一ヶ月前の約束、思ったよりも早く果たせそうだし」


「そうだな。ふむ、ゴトー、それじゃあ、一緒に行くか! そうと決まれば急ぐに限る! 行くぞ! 久々の【狩り】だ!」


 ツカサの了承に連れられ、2人はパーティーを組み、迷宮(ダンジョン)へと足を踏み入れた。


***


 中型【迷宮(ダンジョン)】アストラ、それは至ってシンプルな構造をした迷宮(ダンジョン)である。階層ごとに複数の部屋に分かれてはいるが何処から通ろうが次回層に至ることが出来、トラップなども簡単に見破ることが出来た、らしかし、そのシンプルな構造とは裏腹に未だに踏破が成されないと言う歪な【迷宮(ダンジョン)】であった。


 一角兎(アルミラージ)迷宮(ダンジョン)内を駆け巡り、蛇鶏(バジリスク)が闊歩する。


(オレ)の樹海に居た、奴らばかりではないかー!!!!」


 ツカサは有無を言わずにそれらを狩り、ホクホクと嬉しそうな表情を浮かべながらゴトーと共に【迷宮(ダンジョン)】を走っていた。


(アストラ、対象の出会ったことのある魔物をランダムで配置することで有名な未踏破の中型【迷宮(ダンジョン)】。まさか、ここが試験の会場になるなんて。よっぽど、一級と言う階級の地位が大切なのか?)


 ゴトーはそんなことを言いながらも手に握る片刃の剣を振るい、ツカサに付いていく。敵対する魔物を難なく切り裂くゴトーの剣捌きは以前、ツカサと出会った時よりも落ち着いており、大蠍を【個性(スキル)】も使わずに一撃でのした。


「ゴトー! 以前と違って空気が違うな!」


「あはは、そりゃ、どうも。まぁ、あの時は剣も折れちゃったのとまだ、【遺物(アーティファクト)】の準備も出来てなかったからね。少しだけ言い訳しようかな」


「ほう! 今持ってるのが【遺物(アーティファクト)】か?」


「そうだ。まぁ、能力は秘密。多分、使う羽目にはなるから楽しみにしておいてくれよ」


 現在、ツカサとゴトーは誰よりも早く迷宮(ダンジョン)の最前線へと至っており、二階層を突破しようとした。


「レベルが上がりました。ステータスを確認してください」


 ツカサは自身のレベルが上がったことが知らされるもすぐに次の階層へと向かおうとした。しかし、頭の中に一瞬遮ったアルコーンの姿を思い出すと自身が彼に勝てなかった事実が襲い掛かった。


 あの時、死ねなかったこと、そして、何より、自身が今、生かされていることを考える。次、アルコーンと出会った時、自分が必ず狩らなければ行けない、そう思うとその足を止めた。


「ステータス」


 ツカサが呟くと目の前に、自身のステータスを確認した。


――――――――――――――――――


【名前】ホシナミ・ツカサ

【レベル】56

次のレベルまでの経験値「25000」

『HP』3250→3300

『MP』0

『腕力』790→795

『耐久』740→745

『敏捷』1178→1180

『器用』90

『知力』100

『精神』550

【PP】5

【TSP】2400

個性(スキル)】なし

固有個性(ユニークスキル)我、狩人たらん(プレデター・オリジン)武器職人(マスター・メイカー)冥処の住人フォレスト・サバイバー言語統制(バベル)


――――――――――――――――――


「うお! やっぱり、すごいなツカサさん」


 突然、ツカサが開いたステータスをゴトーは後ろから眺めており、その数値の高さに驚いていた。


「これは高いのか?」


 ツカサは尋ねるとゴトーは首を縦に振り、自身のステータスを見せるために口を開く。


「ステータス」


――――――――――――――――――


【名前】ゴトー・ミキヤ

【レベル】45

次のレベルまでの経験値「900」

『HP』2000

『MP』150

『腕力』400

『耐久』500

『敏捷』500

『器用』70

『知力』90

『精神』300

【PP】0

【TSP】100

個性(スキル)火炎(フレア)

固有個性(ユニークスキル)冷華結晶(ブリザード・ローズ)


――――――――――――――――――


 2人は互いのステータスを見せ合うとツカサの数値がレベル以上になっていることが明らかになった。


「ふむ、(オレ)とゴトーで何故こうも差が出ているんだ?」


「そうだなー。純粋にツカサさんは身体のスペックが高いんだと思うよ。ステータスが出来てから数値の可視化ってのがされて色々最初は大変だったんだよなー。まぁ、俺は今になって、その余波を感じることになるとはなー」


 ゴトーは一切の嫌味なく、感想を述べるとツカサはそれ聞き、自身のステータスを見つめていた。


((オレ)の過去、ここに来る前の70年間がこのステータスとなっている、そんなところだろうな。それであっても勝てなかったアルコーン。今までの自分では勝てない。だが、これはまだ()()()があると言うことだな! ならば、伸ばそう! (オレ)のこれからのステータスを!)


 ステータスにあるPPに手を置くと少しして、自身が上げたい能力に、割り当てる。


――――――――――――――――――


【名前】ホシナミ・ツカサ

【レベル】56次のレベルまでの経験値「25000」

『HP』3250→3300

『MP』0

『腕力』790→805

『耐久』740→760

『敏捷』1180→1200

『器用』90

『知力』100

『精神』550

【PP】0

【TSP】2400

個性(スキル)】なし

固有個性(ユニークスキル)我、狩人たらん(プレデター・オリジン)武器職人(マスター・メイカー)冥処の住人フォレスト・サバイバー言語統制(バベル)


――――――――――――――――――


 ステータスの上昇を確認するとツカサはそれを閉じた。


「うむ! これで決定! さぁ、行くか! 二階層へ!」

感想、レビューいつもありがとうございます!

嬉しくて狂喜乱舞です!

続きが気になると思っていただけましたら、ブックマークや評価をぜひお願いします!

評価はこのページの下側にある【☆☆☆☆☆】をタップすればできます!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ