第14章 004 女神のデュエルデビュー
「私はこれでターンエンド」
ホエールも自分がやってもらった接待デュエルをフリイヤを相手に返すらしい。だがフリイヤの方を見るからにあれは本気だ。
「私のターン、ドロー!」
※現在のデッキ枚数。フリイヤのデッキ枚数28。ホエールのデッキ枚数31。
「ターンを跨いだのでもう一度能力を発動するわ。一ターンに一度、場にコブハクチョウ昆陽池が存在する場合、さらにデッキからノーコストでコブハクチョウ昆陽池一羽を召喚することができる。いでよ! コブハクチョウ昆陽池!」
※現在のデッキ枚数。フリイヤのデッキ枚数27。ホエールのデッキ枚数31。
場に三体のコブハクチョウ昆陽池が揃った。
「私の場にコブハクチョウ昆陽池が三体揃いました」
すると大和が「ああ、揃った揃った」と呟く。
「私のコブハクチョウ昆陽池が三体揃った時の能力発動! 相手の場のカード一枚を手札に戻すことができる」
ホエールは「ひどいっ」と声を上げる。だが能力は止まらない。コブハクチョウ昆陽池三羽が飛び立ちミニチュワダックスフンドZに群がる。するとミニチュワダックスフンドZは粒子化して消えていった。
ホエールの召喚板に配置されていたミニチュワダックスフンドZのカードが手札に戻っていく。
がら空きになった今、フリイヤの一斉攻撃が始まる。
「いって! コブハクチョウ昆陽池三羽で攻撃! エターナルウインド!」
三和のコブハクチョウ昆陽池が次々と飛び立ちホエールに突撃していく。
「ああー!羽がっ!」
三羽の突撃を受け白鳥の羽だらけになるホエール。
※現在のデッキ枚数。フリイヤのデッキ枚数27。ホエールのデッキ枚数16。
ホエールは叫ぶ。
「せっかくの接待デュエルなのにー!」
大和は思った。……せっかくのってなんだよ。でも、なんとなくその気持ちが分かるのであった。
攻撃が終わると三羽のコブハクチョウ昆陽池がフリイヤの元へ舞い戻る。
「私はターンを終了します」
羽だらけのホエールはカードをドローし、自らのターンの始まりを告げた。
「次は私のターン!」
※現在のデッキ枚数。フリイヤのデッキ枚数27。ホエールのデッキ枚数15。




