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カードゲームが強すぎるせいで勇者になった  作者: 七舞 薫
第13章 コレクターのカード
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第13章 003 コレクターのカード

 病棟内のカフェに入った大和一行。それぞれ大和とフリイヤは珈琲を頼み、タートルとホエールはカフェオレを頼んだ。

 四人はテーブル席に背もたれを預けて座っている。


 ホエールは「本当にデュエルするの?」と聞く。


「どういう意味だよそれ?」


「せっかくあんなに綺麗にしまわれていたのに」


 大和は珈琲を一口飲んで答える。


「つまり好きだからじゃないとできないことをしている奴から本当に奪うのかって話か?」


 ホエールは首を縦に振るう。


「なんなら俺のやることが胸糞悪いとでも言いたそうだな」


 タートルは二人の間に割って入る。


「ホエールだって分かっているさ。君の気持もきっと分かっている」


 大和は珈琲を飲んで「あー」と声を出す。


「クライカードにこんな思いをさせられるのはごめんだな。本当に」


 フリイヤは「他の病院に入院したり通院しているであろう残りの人たちの分はあとは国家警護団に任せましょう」と言うのだった。


「そうだな。俺たちは旅を楽しみたいだけなんだから」


      〇


 午前十時の五分前になると四人は病棟の中庭へと向かった。すると中庭の中心で黒い召喚板をつけてカリムは佇んでいた。

 大和は左手に白い召喚板を装着して「お待たせ」と言って駆けていく。


「約束は覚えているね?」


「あなたが勝ったら、コレクションを渡す」


「そうだね。じゃあ、デュエルを始めようか」


 二人は距離をとって立つ。

 お互い40枚のカードを召喚板に装填すると自動でカードの束がシャッフルされた。そこから4枚のカードを初手の手札として引き抜く。


「「デュエル!!」」


※現在のデッキ枚数。カリムのデッキ枚数36。大和のデッキ枚数36。

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