第12章 005 射出する亀
馬車に揺られながら大和はフリイヤと相談する。
「俺、どうすればいいんだろう。コレクターのことまで考えてなかった。どうやって見つければいいんだろう」
フリイヤは顎に手を当てて考え込む。
「悪魔に憑かれた者は体調を崩したり血の涙を流したりするから、病院に行ってその症状が出ている人を見つけるしかないかもしれない」
女神という立場で病院に行けばあちらも協力してくれるかもしれない。大和はいい案だと思った。
〇
草原で馬車が休憩の時間になるとホエールはタートルにデュエルを挑んだ。タートルは受けて立つと白い召喚板を左腕に装着した。
草原に立つタートルとホエール。
タートルはデュエルをするのが久しぶりらしく、馬車の中でデッキを眺めてはデッキに入れるカードを入れ替えて「これでいいのかな」と呟いていた。
「じゃあ、ホエールのターンからでいいよ」
「うん、私から!」
お互い白い召喚板にデッキを装填し自動でシャッフルされ白い召喚板に装着された魔法石が光る。二人は初手のカード4枚をデッキの上から引き抜く。
※現在のデッキ枚数。ホエールのデッキ枚数36。タートルのデッキ枚数36。
大和とフリイヤは馬車に腰かけて二人のデュエルを見守る。
「「デュエル!!」」
ホエールはカードを一枚引き抜いてそのカードを手札に加える。
「私のターン! ドロー!」
※現在のデッキ枚数。ホエールのデッキ枚数35。タートルのデッキ枚数36。
「私は、ミニチュワダックスフンドYを召喚!」
コストが3のミニチュワダックスフンドYが召喚された。コスト分の3枚がデッキの上から休憩エリアに送られる。ミニチュワダックスフンドYは腰にベルトが巻かれていて「Y」の刻印が施されている。
※現在のデッキ枚数。ホエールのデッキ枚数32。タートルのデッキ枚数36。




