第12章 001 射出する亀
魔王城の一件は終息した。だがどうやら魔王のいない魔王城をダンジョン目的で侵入する冒険者がいるらしく、その対応を魔王代理のリーリと倉庫の管理を頼んだメイド長のリリア、そして四天王たちに頼むことにした。
魔王城は現在暇らしく冒険者が侵入してきたらそれはそれは歓迎されるに違いない。
〇
クライカードを使うレストランの店主に勝負を挑む大和。
レストランの店主は黒い召喚板にコスト4のクライ二ホンザルを召喚しターンの終了を宣言。大和のターンとなり彼がどう出るか探っている。
大和は自分のターンの始まりを宣言する。
「俺のターンドロー!」
カードを一枚引くと魔法石が光りエンジンのような音が鳴り回転する。
5枚の手札を見て大和はにやりと笑みを浮かべる。
「この勝負、俺の勝ちだ!」
※現在のデッキ枚数。店主のデッキ枚数31。大和のデッキ枚数35。
「俺は手札から柴犬鎧まるいちを召喚。コストは3。3枚のカードがデッキから休憩エリアへと運ばれる」
白い召喚板に柴犬鎧まるいちのカードが配置され、デッキから休憩エリアに3枚のカードが自動で送られる。
※現在のデッキ枚数。店主のデッキ枚数31。大和のデッキ枚数32。
「さらに柴犬鎧まるいちの能力発動! デッキから犬カードもしくはドッグカードを手札に加えるか召喚できる。俺はデッキからセイントドッグガールを選択。このまま変幻召喚する。さらに柴犬鎧まるいちの能力によりこのカードの上にカードを配置する方法で変幻召喚する場合、召喚コストはかからない」
※現在のデッキ枚数。店主のデッキ枚数31。大和のデッキ枚数31。
柴犬鎧まるいちのカードの上にセイントドッグガールのカードを重ねて配置する。
「変幻召喚! いでよ! セイントドッグガール!」
柴犬鎧まるいちはワンワン鳴きながら走り回り、体は光の粒子に囲まれる。光の粒子は人型の形となり、光の中から犬の耳と尻尾が生えた鎧をつけた美少女が降臨した。




