↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
246/284

第31章 007 希望ある敗北

 タートルからの猛攻撃を受けきったアサシは立ち上がる。

 だがまだタートルのターンは続いている。


「射出巨大タートルの攻撃が残っている。いけ! 射出巨大タートルで生贄の羊に攻撃!」


 巨大な亀が突進して生贄の羊に体当たりする。

 射出巨大タートルのコストは5。生贄の羊はコストは3。よって差分の2枚がアサシのダメージとなりデッキから休憩エリアに運ばれる。

 生贄の羊は能力によって戦闘では破壊されない。


※現在のデッキ枚数。アサシのデッキ枚数6。タートルのデッキ枚数29。


「僕のターンはこれで終了。さあ、君のターンだ」


 アサシはデッキから一枚のカードを引き抜いてターンの始まりを告げる。


「俺のターン、ドロー!」


 引いたカードを手札に加えるアサシ。カードを引きながらもアサシは自分は何をしているのだろうと自身暗記になっているのであった。

 タートルはそんな彼に声をかける。


「どうしたんだい? 君のターンだ」


「それは、分かっている」


 手札にあるベルフアルゴールのカードがアサシに語り掛ける。


 ――どうした? 勝ちたいのだろう? ならば私を出せばいい。簡単なことだ。生贄の羊に私のカードを重ねればよいだけ。コストもかからない。誰にでもできることさ。


「……あの人がデュエルを挑んだのって、勝ったらデッキをもらうって言ったのだって、お前が理由なんじゃないのか?」


 ――何を言っているんだ。私は君の力になりたくて君のカードとして戦っているんじゃないか。


「俺の友人のあいつが不正を行ったのだって、不正をしてでもお前を使うことを止めさせようとしたんじゃないのか?」


 ――君は人を信じすぎだよ? 他人を信じると痛い目みるよ?


「逆を言うと、もし、俺を信じている者がだぞ? お前を使っていることを誰かが止めようとしているのだとしたら、それは、俺のせいになる。俺が人を信じると馬鹿を見る理由になってしまうだろ?」


 ――何が言いたいんだ?


「俺は、他人を信じてお前を使う。正しい道に導かれているのを信じて。いくぞ悪魔」


 するとベルフアルゴールのカードはケラケラ笑い始める。


 ――はっはっはっは。その意気だ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。