第30章 005 悪魔祓い
ホエールはピンチに立たされていた。コスト10のミニチュワダックスフンドXYZケルベロスは変幻召喚できたのであるが、相手の悪魔のカードの方がコストが上で15もある。
そんな時ホエールの様子が気になった大和はホエールの隣に立つ。
「どうした? 負けそうか?」
ホエールは口をつぐむ。
「いいか、こういう時はどんな手を使ってもコストだけ上回ればいい。だから……」
大和のアドバイスを受けホエールは「その手があった」と言う。
デビルカード使う相手は「まだかよ」と急かしてくる。
ホエールは三枚のカードを白い召喚板に配置する。
「私は犬カードを強化する武装カードボーンソードを三枚、ミニチュワダックスフンドXYZケルベロスに装備する!」
「何?! 三枚だと!」
ミニチュワダックスフンドXYZケルベロスのコストは10。ボーンソードの発動コストは1。それが3枚分なのでコストは3しかかからない。さらにこのボーンソードは一枚につきコストを3上げることができる。つまりミニチュワダックスフンドXYZケルベロスのコストは現在19となる。
3つある頭にそれぞれ1本ずつの骨の剣が咥えられる。
コスト19の三回攻撃が可能な強力なカードと化した。
「いけ! ミニチュワダックスフンドXYZケルベロス! XYZインフェルノ!」
悪魔のカードベルゼルブウにミニチュワダックスフンドXYZケルべロスが突っ込んでいく。突進を受けたベルゼルブウは粒子となって消えていく。
「さらにミニチュワダックスフンドXYZケルベロスで相手に直接攻撃、二回分!」
ミニチュワダックスフンドXYZケルベロスの直接攻撃を受けた相手は倒れ込み敗北した。
ホエールは嬉しそうに腰に手を当てる。
「私のわんちゃんたちは強いのだ!」
〇
大和もデビルカードを扱う相手とデュエルをしていた。
相手の場にはコスト15の悪魔のカードアスモゼリウスがおり、大和の場にはコスト10のニューセイントドッグマンがいる。このままだとアスモゼリウスに勝つことはできない。
相手はサルビエという名の男のカードプレイヤー。
※現在のデッキ枚数。サルビエのデッキ枚数34。大和のデッキ枚数28。




