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カードゲームが強すぎるせいで勇者になった  作者: 七舞 薫
第26章 魔王ライオウ 前編
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第26章 005 魔王ライオウ 前編

「これは酔狂なことよのう。強者がいれば弱者がいるのは当然の摂理。それを止めてほしいというのだからいやはや、笑いすぎて腹筋が辛くなってしまう。貴様はすべての者のお母さんにでもなるつもりかねえ。これは大したビッグマザーよ」


 大和は挑発にのらずにただ耐えた。


「いいだろう。デュエルをして貴様が勝ったら考えてやってもよい」


「本当だな? 本当に俺が勝ったら流通を止めてくれるんだな?」


 すると魔王は立ち上がって左手に白い召喚板を装着した。


「たわけ。考えると言ったはずだ。勝手に話を盛るな」


 ホエールは小さな声でタートルに問う。


「ねえ、あの魔王様の召喚板黒くないよ? デビルカードを使わないのかなあ」


 タートルは口の前に人差し指を立てて、首を縦に振るった。


 大和も左手に白い召喚板を装着して40枚のデッキを装填する。

 魔王は大和に名を名乗った。


「我の名はライオウ。この国の魔王の名だ。覚えておくがいい」


      〇


 ライオウは40枚のデッキを白い召喚板に装填するとライオンのような咆哮を上げた。


 ――ッ!


 大和はそんなライオウを見つめていた。

 ライオウは「ビビらないのは褒めてやる」と言い、自動シャッフルが終わると同時に初手の手札となるカードをデッキから4枚引いた。

 大和もカードを4枚デッキの上から引き抜く。


 二人の声が重なりデュエルの始まりが宣言される。


「「デュエル!!」」


※現在のデッキ枚数。ライオウのデッキ枚数36。大和のデッキ枚数36。

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