第25章 010 デビルカード
「さらに俺は武装カードボーンソードを2枚ニューセイントドッグマンに装備させる。ボーンソードの発動コストは1だが、このカードは装備したカードのコストを3上げることができる。それが2枚だから合計6コストが上がることとなる」
ニューセイントドッグマンのコストは10のため16にまで上がることになる。
※現在のデッキ枚数。キクボウのデッキ枚数28。大和のデッキ枚数2。
「バトルだ! ニューセイントドッグマンで生贄の羊に攻撃! ニューセイントフラッシュ!」
両手のボーンソードに光が集中して光輝く剣となると、生贄の羊にまで突撃していき切りかかった。生贄の羊は戦闘では破壊されない能力を持つため場に残る。
生贄の羊のコストは3、ニューセイントドッグマンのコストは16。よって差分の13枚がダメージとなりキクボウのデッキから休憩エリアへと運ばれる。
※現在のデッキ枚数。キクボウのデッキ枚数15。大和のデッキ枚数2。
「まだ攻撃は続く! ニューセイントドッグマンは二回攻撃ができる。いけ、セイントドッグマンで直接攻撃! セイントフラッシュ!」
ニューセイントドッグマンの持つボーンソードに光が収束し光線となって放たれ二回目の攻撃を生贄の羊は受ける。
※現在のデッキ枚数。キクボウのデッキ枚数2。大和のデッキ枚数2。
「まだ攻撃できるカードが残っている! いけ! ジャーマンシェパード鎧ララで生贄の羊に攻撃!」
ジャーマンシェパード鎧ララが突進すると生贄の羊が後ろに倒れ込んだ。
現在のデッキ枚数。キクボウのデッキ枚数0。大和のデッキ枚数3。
この勝負、大和の勝ちとなる。
〇
キクボウは女神フリイヤによって手のひらから光を受け浄化されていた。まだこんなデュエルをいくつもしないといけないと思うと大和は億劫になってしまう。
きっと王都も放置している問題なのであろう。クライカードの時もそうであったが国家警護団が動いていただけましなのかもしれない。
黒い召喚板を装着しながら町の中で倒れている人が大勢いる。
これは早めに対処しないといけない問題だ。
大和はルシウェルに問う。
「この町、いいや王都も含め、デビルカードに関する対策は何かされているのか?」
「対策しているのは見たことがありません。たまに王都の周りでデビルカードを使っている者がいれば追い出す程度のことをしています」
大和はため息をつく。
「それはひどいな」




