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カードゲームが強すぎるせいで勇者になった  作者: 七舞 薫
第23章 萌えとはなんなのか
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第23章 002 萌えとはなんなのか

 大和が彼のもとへ行こうとすると、「大和さん」と声をかけられる。リーシェルの父親ラースであった。


「いやー、くじ引きの屋台のダークネスカードを自主回収をしようとしたのですが、無理だと言われてしまいまして」


「そうですか。あなたも動いていたのですね」


「そうですね。息子も頑張っていますから」


 やはりデュエルをしているのはリーシェルであった。


      〇


 リーシェルがデッキからカードを一枚引く。


「僕のターンドロー!」


 リーシェルの場にはジラフ愛モモが一体おり、ウートの場にはダークネスオーガが一体いる。どちらもコストが6のカードだ。

 それにしてもジラフ愛モモの首や足は長い。この大きなキリンの実体化を見るだけでも相手は怯えてしまうだろう。


※デッキ枚数。ウートのデッキ枚数29。リーシェルのデッキ枚数28。


「僕はこのまま変幻召喚する! 出ろ! セイントジラフガール!」


 ジラフ愛モモが光に包まれたかと思うと人型の形となり光が収まるとキリン模様のコートを羽織った美少女が露わになる。コストは9。ジラフ愛モモのコストは6のため差分の3枚のカードがデッキから休憩エリアに運ばれていく。


※デッキ枚数。ウートのデッキ枚数29。リーシェルのデッキ枚数25。


 そしてリーシェルはお決まりの言葉を述べる。


「萌えー」


 ホエールが大和の片手を両手で握って引っ張る。


「ねえモエーって何い?」


「……癒されるって意味かな。この場合、目の保養っていうことだと思う」


 さらに質問は続く。


「なんで目の保養になるの?」


「それは彼にとって好ましいからとしか言いようがないな」

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