第20章 005 負けられない戦い
リーシェルは「そんなことをしてもフルダークネスドラゴンには敵わない」と言って血の涙を拭う。
「確かにこのままだと敵わない。だがまだ俺にはやれることがある。俺は、手札からセイントドッグマンの上に重ねて変幻召喚。いでよ! ニューセイントドッグマン!」
ニューセイントドッグマンとなったことでセイントドッグマンの身に着けている鎧が白く変化していく。
ニューセイントドッグマンのコストは10だ。セイントドッグマンのコストは8。よって2枚のカードがデッキから休憩エリアに運ばれる。
これでもリーシェルのフルダークネスドラゴンには届かない。
※デッキ枚数。リーシェルのデッキ枚数13。大和のデッキ枚数14。
「どういうつもりだ? そんなことをしてもフルダークネスドラゴンには届かない」
大和は言った。
「コストを届かせるつもりは最初からない」
「なんだと?!」
大和は一枚のカードを掲げる。
「このカードが決めてさ! フォースカード、セイントフォースクリアを発動! このカードが発動されると相手の場のカードは全て破壊され休憩エリアに強制的に送られることになる。このカードの発動には場にニューセイントドッグガールとニューセイントドッグマンがいる必要がある。発動コストは5」
※デッキ枚数。リーシェルのデッキ枚数13。大和のデッキ枚数9。
リーシェルは「そんなことをしても意味がない」と訴える。
「フルダークネスドラゴンは相手と自分の能力を受け付けない能力がある」
「セイントフォースクリアは相手の能力を受け付けないカードの能力を無効化する力がある」
「なんだと!?」
大和は手のひらを相手の場へと向ける。
「さあ、全部なくなって真っ白になってしまえ! セイントフォースクリア!」
フルダークネスドラゴンがニューセイントドッグガールとニューセイントドッグマンの手のひらから真っ白な光が照射されフルダークネスドラゴンが破壊され真っ黒な粒子となって消えていった。
「こんな馬鹿なことがあるのか……」




