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エバー・ア・ソード・フォー・ローゼズ  作者: deki
本編2

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第96話

 ジークフリートは、上空に転移していた。


 眼下には、神聖マクシミリアン教皇国の大聖堂があった。


 そこで、黄金に輝く宝剣を高々と掲げる。


 頭上の空間には、大聖堂全体を覆い隠すほどの無数の短剣が現れた。


 そして、宝剣を振り下ろすと、その無数の短剣が大聖堂に向けて放たれた。


 その後、さらに遥《はる》か上空に、巨大な円形の方陣が明るく浮かび上がり、眼下の大聖堂に向かって、一気に降下してゆく。


 方陣が落下して、地表に達して消えた瞬間、大聖堂も、そのまま消失した。


 しかし、すべてが無くなった、その中心部に、一人の男が立っていた。


 なにがあったのかと、せわしなく、辺りを伺う様子が認められた。


 その男のすぐ傍の地表に、屈強な戦士、バーデン辺境伯が現れた。


 その横からは、光り輝く剣をもった騎士も。


 あれは、先の世で、聖剣卿と呼ばれていた達人。


 ジークフリートも、近くに転移し、挙動不審な男、

豪奢な法衣を着た教皇マクシミリアン67世に声をかけた。


「貴様には、きっちりと報いを受けてもらう」


「なっ!?」


 驚愕の表情の教皇。


 その瞬間、聖剣卿により、教皇は左胸を剣で指し抜かれていた。


 聖剣卿が光輝く剣を引き抜いた瞬間、教皇は全身から光を発し、程なく霧散した。



ここで、この物語は、一旦、一区切りとさせていただきます。

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。


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