26 異性として恋して性欲を感じるマドンナ何ですよ
四角い顔に太い眉毛をした岩田悟は、何時も通りに校門を出て帰途に着こうとして居た。
すると以前まで良く蔓んでいたブリーチ頭の梅木が、校門の柱に身を隠しながら、何やら校門の外を伺っている様だった。
「梅木、何してんだ?」
「おう、岩田か、あの小生意気な小鳥遊が、コレからオレの梅木家に逆らうとどうなるか、思い知らされ様としてんだよ」
岩田に振り返った梅木は、下卑た笑いを顔に貼り付かせながら言った。
「えっ⁉」
そう言って、岩田も梅木の横から、校門の外を伺いと。
小鳥遊真琴が大きな外車に乗り込み、何処かに走り去って行くところだった。
「ヘヘッ兄ちゃんにかかれば、どんな女だってイチコロで弄ばれて、ボロ雑巾の様に捨てられるんだよ…そうなってからオレ達もあの女を輪姦してやろうぜ」
梅木が勝ち誇った様に言った。
岩田はそれを聞いて顔面蒼白になる。
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広い車内に革張りの豪華なシート、そこに座るオレは些か居心地悪く感じて身じろぎする。
「えーと、あなたはどちら様ですか、名前を聞いても?」
車からオレに声をかけて来た男に聞くと。
「ああ、こりゃ失礼、自己紹介がまだだったなあ、私は梅木響也…頭をブリーチしている梅木弘也の兄だ」
そう聞かされてオレの中の警戒値が上がる。
「それで、オ…私に何の話があると言うのですか?」
オレが胡散臭そうに、その響也と言う男に言うと。
「いやぁ君が家の弟と揉めたんだって、弟からそう聞いて君の事を調べたんだ、その報告書をみてご覧」
そう言って響也は、プリントアウトしたらしいフアイル束を投げて寄越す。
それにはオレの戸籍、出生地、学校での成績、オレが教えを請うた武技、格闘技の老師や指導者、そして果ては病歴に至るまで、他諸々が詳細に調べられたレポートだった。
「いや実際、君の事を調べると色々チグハグな事や理解し難い情報が出てきてね…正直困惑したよ」
「……」
オレは響也と言う男の出方を探るため、沈黙する。
「そして、ある病院の医療関係者だけが閲覧出来るサイトを見つけて、そこで信じられない病理観察の記録が出て来て…更にそれを補完する様な論文が去年アメリカから発表されてね、それでようやく私も、君が男の子から女の子に性転換したんだと、信じる事が出来たんだよ。」
響也は至って穏やかにそう語った。
オレは響也と云う男を観察する様に見たが、特にオレを脅そうと言う意図は感じられ無かった。
「まぁコレから私が懇意にして居る店で、食事でもしながら話し合おうじゃないか」
彼はニコやかににそう言って車を走らせた。
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俊が美術部(マンガ部)の部室で、一人で冬コミに向けた同人誌の作画作業を、パソコンに向かってやって居ると。
バァーンと部室のドアを、蹴破らんばかりに開けられ、男が走り込んで来た。
「あっ、あんたが雨宮俊か⁉」
大柄で厳つい身体に四角い顔、そして太い眉毛と云う特徴がある男は、そう言って俊に言って来た。
俊は何事かと、戦々恐々となって男を見ると。
「あんたの彼女の小鳥遊真琴さんが、梅木の兄に拉致されたんだ!」
四角い顔の男、岩田はそう叫んで俊に詰め寄って来た。
俊は、彼の言う事に直ぐには理解出来ず、困惑の表情になりながら問うた。
「ちよ…待って、真琴が拉致って…梅木の兄…どう言う事?」
「そうだよ、早く彼女を助け出さないと…彼女は梅木の兄にレイプされるらしいんだ」
岩田は焦る様に言って、俊もまだ事態は飲み込めないが、大変な事が起こって居て、真琴が危ないらしい事は分かった。
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そこは高級中華の店の四階にあるビップ用個室で、オレは響也に案内されてそこに通されて居た。
「私は仕事柄台湾に行く事が多くてね、結果華僑の人との付き合いが多くなって、日本国内の華僑経営の本場中華料理店にも大体顔が利く様になったんだ」
響也は、中華風の豪華な部屋の真ん中にある中華の丸テーブルの席に着きながら、そう言った。
「それで…お話とは?」
オレも席に着くなり、警戒心バリバリでそう切り出すと。
「まあ…そう急がないで、ここの点心は中々のものだから、食事をしながらゆっくり話そうよ」
大人の余裕を見せる様に、メニューを見ながら響也は言う。
オレもしぶしぶメニューを取って中を見た。
響也が何でも頼んで良いと言うので、オレは遠慮せずに思いっきり高級な料理を頼んだ。
注文してから十分もしない内に、料理が運ばれて来て、その美味しそうな匂いがオレの鼻腔を擽る。
料理と一緒に来たこの店の支配人と思しき人物と、響也は中国語で何やら会話をして、それからその支配人は深く礼をして、部屋を去って行った。
「さて、君は未成年だから紹興酒で乾杯と云う訳には行かないから、烏龍茶で乾杯と行こうか」
響也は、烏龍茶が入ったコップを掲げてそう言うので、オレもコップを掲げて烏龍茶に口を付け、そして一口飲んだ。
響也はオレが烏龍茶を飲むところを、何故かほくそ笑みながら見ていた。
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俊と岩田は、学校内を走り回りながら、真琴と親しくして居る者を集めた。
「マコちゃんが誘拐されたってどう言う事⁉」
明里が俊の美術部(マンガ部)の部室にやってくるなり言う。
「わたいもそう聞かされて、急いで来た処ですぅ」
千秋が入って来た明里に向きながらそう言う。
「遊馬先輩は水泳部室に居ませんでした、部員の話ではもう帰ったそうです」
そう言って千葉美波が美術部室に入って来た。
「それでマコちゃんが誘拐されたって、どう言う事か誰か説明してよ!」
明里がやや苛立たしげにして、皆に聞いて来る。
「あ…その、俺が説明します」
岩田がそう言うと、彼が同じ部屋に居る事に、明里、森谷、千葉、は今更ながらに気付いて驚き、訝る様に彼を見る。
岩田が、女子達の視線にやや小さくなりながら、校門での事を説明すると。
「師匠が外車に乗せられて、何処かに連れ去られたのですかぁ⁉」
千葉美波が困惑の声を上げる。
「弄ばれるって…真琴ちゃんがそんなに簡単に、レイプ何てされるでしょうか?」
森谷千秋が些か疑問そうに言う。
「それは分からないわよ、マコちゃんだって何十人もの男に一斉に襲われたら…それにしても肝心の梅木を、押さえとか無かったのは痛いわね」
明里が忙しげにウロウロしながら言った。
「すみません、あの時は兎に角誰かに知らせ無きゃとしか頭に無くて…梅木を校門に置いて来てしまいました」
岩田は大柄な身体を更に小さくして、消え入る様に言う。
「兎に角今分かっている事は、真琴が梅木の兄と思われる人に車で、何処かに連れ去られてしまった…これだけでは、先生や警察に言っても、流石に直ぐには動いてくれそうにも無いよな」
俊も苛立たしげに爪を噛みながら言うと。
「あっ、そうだ…『Pメイド』のオーナーの安達原さんに、お願いしたらどうでしょうか」
森谷千秋が突然思い付いた様に言う。
「「「「はぇっ?」」」」
全員思い掛けない人物の名前が出て、困惑の声を上げて森谷千秋を見る。
「ほら、あの人、県警察の本部長さんと知り合い見たいな事言って居たでしょ」
森谷千秋がそう言い、明里がポンと手を打って納得する。
「そう言えばオーナーがそんな事言ってたよね、昔…本部長さんのDTを食った…ゲフン、ゲフン…兎に角それで行きましょうか、上手く行って県警察を動かす事が出来れば!」
明里が皆んなの顔を見ながら言う。
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上海カニやフカヒレの姿煮等の高級中華料理に、オレは舌鼓を打って上機嫌だった。
「この県内では二つ星が付いてる唯一の店の料理はどうだい?」
響也が少し探る様な感じで聞いて来る。
オレはグッとサムズアップして、満面の笑みで頷いて答えた。
「気に入ってもらえて良かったよ…コレは弟が君に迷惑をかけたお詫びなんだよ」
響也は自分の顔の前で手を組みながら、ニコニコ笑ってそう言った。
「まあ弟も不憫な奴でね、梅木の家の中では冷や飯食いな扱いを受けていて…それでここ数年荒れて居る様なんだよ」
響也は顔を傾けながら言う。
「自分の境遇がどうあれ、それで他人や女の子にちょっかいを掛けたり、暴力を振るったりするのはどうでしょうか?」
オレが些か厳しい顔でそう言うと。
「いや全くその通り、二の句が継げないね…」
そう言って響也は、苦笑じみた笑いを浮かべるが、オレには何処か他人事の様に言う彼に、違和感を感じた。
オレはフカヒレのスープを飲もうと、蓮華を持とうとした時…カラン…と手から落としてしまった。
オレは、蓮華を上手く掴め無かった事が変に思えて、手を握ったり開いたりする。
それを見ていた響也は、目を細めて話を切り出して来る。
「それで今日ココで中華料理を食べてもらっているのは、弟のした事のお詫び意外に…君に提案があるからなんだよ」
「提案?」
オレが訝る様に言うと。
「私に抱かれないかい」
ニコやかに彼は言う。
「はい?」
一瞬彼が言った事が理解出来ず、オレは聞き返す。
「私とSEXをしようと言っているんだけど」
響也は、オレを見ながら席を立って言う。
「な…なな…なに言っているんだぁ⁉」
オレは言われた事に、些か虚が立って慌てて言う。
「ここの店には奥に寝室があってね、今から君の処女を貫通してあげるよ」
響也は丸テーブルを回りながら、真っ直ぐオレを見ながら近付いて来る。
「なにを…バカな、第一オレの事調査したんだろ、オレは元男だぞ!」
オレは間近に迫った響也に、脅威を感じて言い放つ様に言った。
「なに、誰にでも欠点の一つくらいあるよ…」
響也は再びニッコリと笑い、オレの顔の間近に迫って来て言った。
「“お熱いのがお好き”の富豪のオチのセリフ見たいな言ってんじゃ無えよ‼」
オレが苦し紛れに突っ込みを入れると。
「おお~君、ビリーワイルダーのあの名作を知ってるのかい、ひょっとし古い映画に興味があるのかな?」
急に響也の態度が変わり、オレは些か戸惑いながらも必死に話題を変えようとする。
「最近の映画が面白く無くて…サブスクで古い映画を良く見てるよ」
「ああ分かるよ…今の映画は、銃を乱射して派手な爆発をさせれば、観客が喜ぶと思って居るみたいだからな、それで最近何を観たんだ」
如何にもヤレヤレと言った風に響也は言った。
「一昨日観たのは、“静かなる男”だよ」
「おお~っ、ジョン·フォードの彼の故郷アイルランドを舞台にした名作じゃ無いか、もう一作の“我が谷は緑なりき”と合わせて観ると感慨深いよな」
響也は瞳を宙に泳がせ、映画の場面を思い出している様だ。
「…ジョン·ウエインとモーリン·オハラの絡みが良いんだよな…クライマックスのジョン·ウエインとビクター·マクラグレンとの殴り合いが面白いんだ…村中で二人のケンカを見物して、臨終の床にある爺さんまでもがベッドから飛び起きて見物に駆けつける何て……」
ブツブツと映画の事を呟く響也を見て、オレは思った。
(あ…コイツ、方向性が違うだけで俊と同類だ…)
兎に角オレから注意が逸れて居る内に、ココから逃げ出そうとして、席から立とうとすると。
ガクン!と膝に力が入らず崩れ落ちる様に倒れた。
「あ~っ、ようやく薬が効いて来たか…」
先程まで熱く映画の事を話して居た時と打って変わって、冷やかな目でオレを見下ろしながら、響也は言う。
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「オーナーさん!真琴ちゃんがドコかに連れて行かれたの、警察の人に探してもらえる様にして」
森谷が、『Pメイド純喫茶』の事務室に飛び込んで来て、そこに居た安達原清さんに、出し抜けに言った。
「何だい藪から棒に…?」
奪衣婆の様なオーナーが怪訝な顔をして聞く。
遅れて俊や明里、千葉、岩田、が事務室に入って来る。
明里が安達原オーナーに事の次第を説明すると。
「はあ…梅木の総領息子は、まだそんな事やってるのかい」
安達原オーナーは呆れた様に言う。
「それでオーナーは県警察の本部長さんと親しいとか言ってらしたから、警察に働きかけてマ…真琴さんの捜索をしてもらえないかと…」
明里が安達原オーナーに焦りつつ言うと。
「あ~それは辞めた方がいいよ、今なら総領息子一人のヤンチャで済むけど…警察沙汰になると梅木家のメンツを潰す事になる、この辺の土地で梅木家に目を付けられると、色々と厄介な事になるから」
安達原オーナーは渋い顔になりながら言った。
「それじゃどうすれば良いと言うのですか!こうしてる間にも真琴は酷い目に遭ってるかも知れないのに」
俊が半ば食って掛かる様に言って、安達原オーナーに詰め寄ると。
安達原オーナーは溜息を吐きつつ、事務机から立ち上がり、電話の受話器を取ってドコかに電話を仕出した。
しばらく電話でドコかと話した後、安達原オーナーは皆に向いて言った。
「しょうが無い…うちの従業員でもあるからな小鳥遊は、ちょっくら皆んなも付いておいで」
そう言って安達原オーナーはスタスタと歩いて事務室を出てゆく。
俊や明里達は慌ててオーナーの後を追った。
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オレは響也にお姫様抱っこで、中華料理店の奥にに連れて行かれようとして居た。
オレは何とか四肢に力を入れようとするが、殆んど弱々しくしか動か無い。
「あ~心配しなくてもいいよ、漢方の筋弛緩薬だから副作用も後遺症も無いから、ただちょっと効果を出て来るのに時間が掛かるので、食事で時間を稼いで居たんだよ」
オレが思う様になら無い手足を、弱々しく藻掻いて居るのを見て、響也は言った。
「こんな事をして…どうしてオレ何かをレイプしょうとするんだ、弟の仕返しか⁉」
オレが響也を睨見つけながら言うと。
「弟の弘也に君の事を聞いて、興味を持った事は否定しないよ…しかし君の調書を見て別の思いが湧いたんだ」
「別の思い?」
オレが訝る様に聞き返すと。
「私はコレでも中学の頃から女の子に持ててね…関係を持った女性はそろそろ三桁になるんだ…処女だった娘も経験豊富な女性も、歳下も年上も、実際小学校を卒業したばかりの娘から更年期障害に苦しむ女の人まで色んな女とSEXをした。」
オレは響也の女遍歴の自慢話にちょっと“うげぇ”となる。
「それで私は、未だ元男の性転換した娘とはしてないなぁと思ってね…」
「はぁ~っ、オレをお前のヤッた女の遍歴の一人に何か成りたく無いわ!性転換した奴としたければ、手術で女になった奴とすれば良いだろう‼」
オレが苛立たしげにそう言うと。
「いや人工的に女になったのより、君は肉体的には完全に女だからね、病院のレポートによるとちゃんと妊娠出産も可能だそうだしね」
そう言ってオレを抱きかかえて居た響也は、奥の部屋に入るなり、ベッドにオレを寝かせた。
オレは手足に力が入らず、弛どけ無く横たわる。
「例の筋弛緩薬は効果時間も短くてね、小一時間ほどしか効かないので、サッサと始めるとしょうか…なにそれだけの時間があれば、充分に君を少女から女にして、女の快感を味あわせてあげるよ」
そう言いながら響也はスーツを脱ぎ、ネクタイを緩めてベッドに上がって来た。
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「あたしの知り合いからの情報じゃ、梅木の総領息子が女を連れ込む時に良く使う店が、県内に三軒有るんだと」
安達原オーナーのバンタイプの車に乗りながら、俊達はオーナーの話を聞く。
「三軒…それじゃ皆んなで手分けして探せば…」
明里がそう言いかけるが、直ぐにオーナーに遮られる。
「ダメだね…あたしが直接行かないと、門前払いを食らうだけだよ」
「え~っそれじゃ時間が掛かってしまいますよ」
千葉美波が焦る様に言う。
「仕方無いよ…近い所から順番に回るしか無いよ」
安達原オーナーは憮然とした表情で言った。
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響也はオレの制服のジャンパースカートを脱がすために、背中のホックを外し一気に腰まで下ろす。
そして衣替えをして長袖になったカッターシャツのボタンを外し始めた。
オレはその間、手足に力が入らずグッタリ状態だったので、響也の成すがままだった。
シャツのボタンを外し終わって、前が開かれると…今日着ていたキャミソールが露わになる。
響也は、先ずキャミの上から、オレの胸を触り出した。
優しく大きく円を描く様に、オレの乳房を捏ねる。
「ふん…ん」
思わずオレは声を漏らした。
「どうだい、ちゃんと気持ち良いだろう、薬で眠らせて意識が無かったり、痺れて触っても反応が鈍いのでは面白く無いからな…だから手足の力を奪っても、意識があり感覚も鈍らない漢方薬をわざわざ使って居るのだから」
響也は勝ち誇った様に言う。
次に響也はキャミをたくし上げ、ブラジャーを露わにする。
それは最近オレのお気に入りのブラで、ハーフカップでオレンジのチェック柄のブラだ。
響也はそのブラも上にズラして、オレの生乳を出させる。
響也はオレの生乳を手で包む様に揉みし抱き、時にはゆっくりマッサージする様に、またある時は摘む様な刺激を加えて来て、オレは確実に乳房からの快感で感じ始めた。
それでやや埋没気味だったオレの乳首が、立ち上がって来る。
その乳首を響也は優しく咥える。
響也は乳首をちゅうちゅうと吸ったり、時にはコリッと噛んで来たり、その度そこから感じる刺激と快感に我知らずに声を漏らして行く。
「はうっ…あぁ…うんん」
そして、気が付くと響也の手が、オレの太腿を這い上がり…パンティの下に行き当たる。
ココから先の描写は…R15では書けない様な事になった。
「そろそろ良いかな…」
そう言うと、いつの間にか裸になって居た響也が、オレの足からパンティを抜き去り、太腿の間に割込んで来た。
そしてオレの“ピーッ”の“ピーッ”に“ピーッ”が当たる感触がして“ピーッ”が“ピーッ”した。
(あぁ…コレがオレの初体験か…ゴメン、俊…遊馬…オレの初めてはお前等にあげられそうに無いや)
オレは半ば諦めてそう思った。
いよいよオレの“ピーッ”が徐々に“ピーッ”して“ピーッ”となり“ピーッ”しょうとした時。
バカアァーーン!と寝室の扉が吹き飛び、男が一人転げ込んで来た。
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転げ込んで来た厳つい身体と四角い顔に太い眉毛をした男岩田は、今まさに真琴の純潔が奪われそうな場面を見る。
「ウオオォオォーーッ」
獣の様な雄叫びを上げ、岩田は突進して、真琴に覆い被さる響也に体当りをかまして、壁まで吹き飛ばした。
吹き飛ばされた響也は、壁に激突しマンガ見たいに大の字に張り付いた後、ズルズルと落ちて動か無くなった。
それからすぐに明里が部屋に入って来て、中の様子をケータイで撮影し始める。
その後次々と俊や森谷に千葉美波が入って来て、裸同然の真琴にシーツやバスタオルを巻かせて身体を隠した。
「ううん…」
壁際で気絶して居たが響也が目を覚ますと、最後に入って来た安達原オーナーが、彼の前に立った。
「梅木の坊っちゃん、まだこんなヤンチャして居るのでかい?」
まさに三途の河原で、亡者の衣を奪う奪衣婆の如き笑い顔で、響也を見ながら言う。
「な…安達原の…あんたが出て来るとは…」
響也は意外だと言う顔で言った。
「なに言ってんだい、うちの従業員に手を出されたら、あたしだって出張って来るさ」
安達原オーナーは不機嫌そうに言う。
「従業員ってバイトだろ…しかもあんなふざけた店の…」
「ふざけ店だろうと、あたしの店はあたしの店だよ、それにバイトだって立派な従業員さ」
安達原オーナーと響也はしばらく睨み合って居たが…。
「分かった、オレの負けだ…親父には黙って置いてくれよ」
そう言って響也は、全面降伏と言わんばかりに、両手を上げた。
「それは、お前さんのこれからの、心掛け次第だね」
そう言って安達原オーナーはニヤリと笑う。
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オレはまだ身体の力が戻って来て無くて、俊と明里に両側から支えられて、安達原オーナーの車に乗った。
「マコちゃん大丈夫?あの野郎の“ピーッ”を入れられたりして無い」
明里の身も蓋も無い問い掛けに、オレはただ首を振って答えた。
「それにしてもオーナーは梅木の家の事も詳しいんですね」
森谷千秋が安達原オーナーに向いて言う。
「なに…今の総領はあたしの大学時代の後輩でね、大学時代にイロイロ世話をした事が有るんだよ…」
安達原オーナーが、やや懐かしげに言った。
その世話をした事が有るんと云う処で、オレと明里と森谷千秋は、あるビジョンが脳裏に浮んだ。
若い大学生時代の安達原オーナーが、ベッドに寝ながらタバコを吹かし、隣には梅木響也とよく似た青年が背を向けてシクシクと泣いて居る図だ。
オレは車の中に居る一同を見廻して言った。
「今日はありがとう…危ない所を本当に助かったよ」
「なに水臭い事言ってんの、マコちゃんがヤバイ時は、何時でも私は駆け付けるわよ、それにマコちゃんのレイプ未遂の証拠に、動画を撮ったから、まだ揉める様ならコレを持って、警察に言えば良いのよ」
明里が鼻息荒く胸を張って言った。
「わたいもですぅ、小鳥遊さんは友達だから」
森谷千秋も同調する様に言う。
「師匠のピンチに駆け付け無い弟子は居ませんよ」
千葉美波は両手を握り締めて言って来た。
「ボクも当然…何事があろうと絶対に、真琴はボクの掛け替えの無い幼なじみだし、それに…ボクは……」
俊も最初は勢い良く言って居たが、最後の方は尻切れトンボの様に声が小さくなって行った。
そしてオレはこの中で一人、意外な人物に目を向けた。
「あ…あの…俺は…」
岩田が小さくなって口籠って居ると。
「今日の一番の功労者は彼だよ、彼が真琴が梅木の兄に連れ去られたと、知らせてくれたんだよ」
俊が岩田を讃える様に肩を叩いて言った。
「そうか、ありがとう…でも君って梅木とつるんで居たよね」
オレがそう言うと。
「ごめんなさい!俺は色んな事が上手く行かなくて、それで自暴自棄になって梅木なんかとつるんで居たんです、今は反省してます‼」
岩田は涙を流して、車の床に頭を擦り付けそうな勢いで、謝罪をして来た。
「もう良いから、謝ら無くて良いから、今日の事でもう水に流そうよ」
オレがそう言って頭を下げる岩田を止める。
涙と鼻水でぐちゃぐちゃの岩田が、オレの言葉で少し落ち着いた。
「でもさぁ、何だってマコちゃんの味方になったの?」
明里の空気を読まない問いに、一瞬車内は凍り付く。
明里の問いに岩田は表情を揺らしたが、何かを決めた様に話をし出した。
「じ…実は俺…ゲイ何です」
岩田のカミングアウトに、車内はますますシンとなる。
「俺は物心付いた頃から男の子が好きで、初恋も男の子でした…俺は女の子には興味が持て無くて、他の男友達達が女の子の話題で盛り上がって居ても、俺はふ~んて感じでした」
オレ達は岩田の告白に耳を傾けるしか無かった。
「当然年頃になると男友達達は皆んな、何処のグラビアの女の子で勃起しただの、あのAV女優は凄くて何回抜いただのと言い合うのですが…俺は女の子で勃起した事もましてや抜く何て事も出来ませんでした、俺は女の子相手に性欲は感じ無いのです」
「「「「…………」」」」
「俺の恋愛対象…性欲対象は男です、そのため俺の恋愛は今まで成就した事が有りません、そして未来も無いだろうと俺は思って居ました…だって俺がゲイだと分かると皆んな俺から離れて行くんだから…」
何とも言え無い皆んなの同情心で、車内が満たされて行く様だった。
「そんな訳で俺は半ば自暴自棄になって梅木とつるんで色々と悪い事をしてしまいました…そんな折、貴女が現れたのですよ」
岩田は顔を上げ、真っ直ぐにオレを見て来た。
「俺は貴女を初めて見た時、何かが違う他の女の子とは何んだか違うと思いました…そして梅木と一緒に貴女を襲い、俺は貴女の両足で頭を挟まれ…貴女の…パンツに顔を突っ込んで締め上げられて意識が飛んで仕舞いましたが、その意識が飛ぶ少し前に貴女のパンツから漂って来た香りは、何とも言え無い天国で嗅ぐ芳香の様で…何と俺は勃起したんですよ」
その余りの告白に一同はドン引きして、オレは羞恥で気絶しそうになった。
「そして保健室で目を覚ました俺は夢精までしていたんです…だから貴女は俺が唯一…異性として恋して性欲を感じるマドンナ何ですよ!」
「あ…かっ…その…」
オレが何と言って良いか解らず、言い淀んで居ると。
「あ…何も言わなくて良いです、もちろん俺何かが貴女の恋愛対象には、なりえ無いでしょう…俺は貴女に何も求めませんし、貴女も俺に何もしなくて良いです、そして俺に対して何も負担や気負いに思う事もしなくて良いです…ただ…出来るなら…俺の心の中に貴女の面影を置く事を見逃して下さい」
岩田は憧憬に満ちた目でオレを見て言った。
オレはただ口をパクパクとさせて、辛うじて頷いた。
明里は、興味深そうにオレと岩田を見比べて居て、森谷千秋も何だかワクワクして居る様な顔をしてオレの背中を叩いた。
千葉美波は何だか良く分からないと云う風情でキョトンとして居る。
そして俊は、何とも複雑な表情で、オレの肩を抱いてくれた。
三途の川の河原で亡者の衣を奪う、奪衣婆の様なオーナーの走らせる車は、闇夜の田舎道をひたすらに走って行った。




