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『追放された悪役令嬢は、最凶の悪党たちと辺境で【悪の帝国】を建国する』  作者: 冷やし中華はじめました
新世界の魔王と、自立する民

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宣言が終わった後。

広場が散会し、人々が持ち場に戻っていく。いつもと同じ光景。歯車が回り始める音。

モルスがセレーナの隣に立っていた。いつの間にか。灰色のローブが風に揺れている。

「良い宣言でした」

穏やかな声だった。

「「永遠を約束しない」。ティリアの王はそれが言えなかった。あなたは言えた」

セレーナは足を止めなかった。解析室に向かって歩きながら、

「言うだけなら簡単です。実行し続けることの方が遥かに難しい」

「ええ。だからこそ、三百年分の価値があるのです」

セレーナは横目でモルスを見た。ローブの奥に表情はない。しかし、声に——以前にはなかった温度があった。

二人は並んで歩いた。言葉は続かなかった。必要なかった。


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